校長室だよりNo.173 「東日本大震災」 ~令和6年3月11日 校長先生のお話~
今朝、登校して来て3つの旗が少し下がって掲げられていることに気が付いた人はたくさんいましたね。これは「半旗」と言って、亡くなられた方々のご冥福をお祈りする気持ちを表しているのです。実は13年前の今日、3月11日14時46分に震度7の大きな地震が起きました。6年生の人達もまだ生まれていない時です。震源地は宮城県沖の海でした。震度7というと、立っていることはできない位、大きく揺れます。海の底で起きた地震なので、津波も起きました。この津波によって多くの建物が倒壊し、2万人以上という多くの方々が亡くなったり行方不明になったりしました。今でも、元の生活に戻れない方々もいます。
また、今年のお正月には能登半島でも大きな地震がありましたね。大きな被害が出ているのをニュースで見た人もいると思います。この地震を機会にそれぞれのお家で、いざ災害が起きたという時に備えているかもしれません。先日、東京消防庁音楽隊の方々がいらした時に、防災講話でこんなお話を聞きました。狛江市で災害が起きた時に一人の消防隊員が助けなければならない人の人数は、計算すると、なんと300人だそうです。校長先生はこれを聞いて本当に怖くなりましたし、自分で自分の命や生活を守ることが重要だと感じました。1人の消防士さんが300人を助け出すことは到底できないと思ったからです。災害はいつ、どこで起きるか分かりません。ですから、皆さんも自分の命は自分で守る、自分の生活は自分で守ることができるようになってほしいと思います。
登録日: 2024年3月11日 /
更新日: 2024年3月11日