校長室だよりNo.188 「ふれあい月間を振り返ろう」 ~令和6年7月1日校長先生のお話~
今日から7月、後3週間で1学期も終わります。さて、6月はふれあい月間でしたので、今日は緑野小学校のみなさんと一緒に振り返ってみたいと思います。6月は開校20周年記念集会がありましたね。みなさんで、楽しい時間を過ごすことができました。読書旬間もあって、校長先生が、ふれあい月間に合わせて「火の鳥~いのちの物語~」を体育館で読み聞かせをしたことも覚えていますか。命の大切さをみなさんで考え、学びましたね。
では、今日の振り返りの場面はこんな場面です。今日もAさん役とBさん役を、先生方にお願いしました。さっそく、みなさんで考えてみましょう。
AさんBさんは仲良しです。ある日の放課後ことです。
A:今日はBさんと遊ぶ約束しているのに、まだ来ないや。遅いなあ。(時計を見ながら)
もう待てないから、メールを送ろう。
「Bさん、なんで来ないの?早くこないと、もう友達やめるよ!仲間外れにするよ!早くこい!」
さて、こちらはBさんです。メールを見て
B:あー、Aさんとの約束にちょっと遅れちゃったな。 えー、こんなメールが来るなんて・・・。
さて、ここで考えてみましょう。Bさんはどう思ったのか聞いてみます。
B「友達やめるとか、仲間外れにするとかメールで送られてきて、悲しかったです。それに、こんなことをメールで送って来るなんてAさんのことがこわくなりました。とても嫌な気持ちです。」
ではAさんにも聞いてみます。どうして、このようなメールを送ったのですか。
A「ちょっとふざけて、つい良くない言葉でメールを送ってしまいました。」
次の場面を見てみましょう。
B:Aさん、今日遊ぼう。
A:今日は遊べないんだよね。
B:えー!ひどい!
A:そんな言い方しなくてもいいのに・・・
さて、ここで考えてみましょう。Aさんはどう思ったのか聞いてみます。
A「にらまれるような感じで、嫌な言い方をされたので傷つきました。辛い気持ちです。」
ではBさんにも聞いてみます。どうして、にらんで嫌な言い方をしたのですか。
B「ノリでやってしまいました。Aさんが傷つくとは思っていませんでした。」
今日は2つの場面をみなさんにも考えてもらいました。お友達と仲良くするために大切なこととは何でしょうか。この後、学級や学年に実態に合わせて、先生と一緒に話し合ってください。
(話し合いの中では、「相手の気持ちを考えて行動することが大事」「自分が言われていやなことは友達にも言わない」「ふざけやノリで発言しない」「思いやりの気持ちで友達と接する」等の意見がでました。自分を振り返る良い機会にし、友達と仲良く過ごすことができる緑野小の子どもであってほしいと思います。)