校長室だよりNo.187 「梅雨の言葉」 ~令和6年6月24日~
先週から梅雨にはいりました。これから、雨が降ったり曇ったりする日が多くなります。今日は、梅雨にちなんだ言葉を紹介します。
梅雨は「梅」の「雨」と書きますが、これはちょうど梅の実が熟すころに長雨が続くので、「梅雨」と書くようになりました。「つゆ」の読み方の他も「ばいう」とも読みます。実はこの時を「黴雨(ばいう)」とも呼ぶそうです。この「黴」の字は、カビと読みます。長く雨がふると、湿気が多くなりカビが生えやすくなりますね。カビが生えやすい時期なので、「黴雨」とも書くそうです。
さらにこの時期を「栗花落(つゆり)」という言い方もします。「栗」の「花」が「落ちる」時期に降る長雨の意味です。皆さんが好きなアニメのキャラクターの名字にもなっているので、知っている人もいるかもしれませんね。
そしてこんな言葉もあります。「男梅雨(おとこづゆ)」「女梅雨(おんなづゆ)」です。「男梅雨」とは、雨がザーザーと激しく降った後に、パッと止んでカラッと上がる、そんな雨のことを言います。また、「女梅雨」とは、しとしととおしとやかに降る雨のことです。面白いですね。
皆さんも梅雨の長雨で、休み時間に外で遊べなくなる日も多くなりますね。今日紹介したように、室内で興味のある言葉を調べるということにもぜひ挑戦してみてください。
登録日: 2024年6月27日 /
更新日: 2024年6月27日