校長室だよりNo.223 「人権ってなんだろう?」 ~令和7年6月16日校長先生のお話~
今日は「人権」ってなんだろう?というお話をします。「人権」とは、人の権利と書きます。人が生まれてきたら、その瞬間から人として生きていく権利がうまれます。権利というのは、物ではないので目に見えません。でも、人として生きていく上で大切な物です。ではその権利とはどんなものでしょう。まず、「命が守られる」ことです。私たちは、命があるから生きることができます。ですから、命が守られることは一番大切なことです。次に「人間らしく自分らしく生きる」ことです。人として生まれてきた私たちは、ただ生きれば良いわけではありませんね。自分が思ったように学んだり考えたりしながら、自由に生きることも大切です。そして「社会のきまりの中で明るく楽しく生活する」ことです。人は一人では生きることができません。人との繋がり、社会の中で生きていくのです。ですからのその社会の決まりの中で、守られながら自分らしく生きていくことが重要です。
では私たち一人一人がもっているこの人権を守るために大切なことは何でしょう。私たちは人との繋がりの中で生きていくのですから、必ず誰かと関わりがあります。つまり相手がいるのです。そうなると、人権を守るためには相手に対する「思いやり」「やさしさ」「助け合い」「正しい知識」が必要になります。もしかしたら、もっといろいろな言葉でも表すことができるかもしれませんね。逆に、人権を大切にしていない、やってはいけないことは何でしょうか。それは「いじめ」「暴言」「暴力」「偏見」「差別」です。もっと他にもあるかもしれませんが、これは人権を大切にしていない行動です。緑野小学校のみなさんはこのような行動はしていないと思いますが、もし今までにこのようなことがあったら、絶対にしないでください。
今年度、緑野小学校は東京都教育委員会から、「人権尊重教育推進校」として指定を受けました。この後、各学級で人権目標を考えますね。しっかりと考えると共に、これまで以上にみなさんで人権を大切にして、さらに素晴らしい緑野小学校を作っていきましょう。