校長室だよりNo.164 「始業式」 ~令和6年1月9日 校長先生のお話~
明けましておめでとうございます。令和6年3学期がスタートしました。緑野小のみなさんが元気よく登校してくる姿を見て、先生方もとっても嬉しく思っています。
今年は「たつどし」です。今日は、「たつ」のお話をします。「たつ」を漢字で書くと「辰」と書きます。その他にも「竜」「龍」の字がありますが、「竜」や「龍」は「りゅう」とも読みます。ちなみに、「辰」は昔、方角や時刻を表す漢字として用いられました。「竜」は「龍」を簡単にした漢字ですが、このような姿(絵)をした生き物です。でも「りゅう」は実際にはいない想像の生き物です。
さて「登竜門」という言葉があります。これは難しい試験のような人生の大きな成功への門という意味で使われます。この言葉の由来をお話しします。昔、中国に竜門という流れの早い滝がありました。ここには多くの鯉が集まって竜門を登ろうとしますが、まず登り切れる鯉はいません。竜門を登り切った鯉だけが、天に駆け上がり龍となることができるのです。つまり、困難なことに諦めず挑戦し、成功することができたからこそ鯉は龍になれたのです。
緑野小のみなさんも「たつどし」の今年は、一人一人が龍になった鯉のように自分の目標や夢に向かって努力を重ね、目標や夢を達成できるようにしてほしいと思います。
登録日: 2024年1月9日 /
更新日: 2024年1月9日