12月に入って、さらに寒くなってきました。12月1月2月は、日本では冬の季節になりますね。校長先生も歩きながら、いろいろな場面で冬になったなあと感じています。今日は、校長先生が見つけた冬を紹介します。

 皆さんは、このような植物を目にすることがあると思います。赤い実がたくさんついて葉は青々としていて、とてもきれいなですね。この時期に、赤い実をつける植物はいくつかありますが、これは南天(なんてん)と言います。日本ではとても縁起の良い木だとされていて、お正月などに飾ります。なぜ、縁起が良いのかというと、語呂合わせで「なん」は「難」、これは難しいという漢字ですが、困難なことを意味します。そして、「てん」は「転」、転がるという漢字で、回転するという意味です。つまり「難を転じて福となす」というように「福」に繋がる植物と考えられているからなのです。

  とてもきれいなこの赤い実は、のどの薬になります。のど飴などで、南天という言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。また、葉も薬になります。葉    は、お赤飯の上にのっていたり、その他のお料理にも添えられえていたりします。これは、彩りだけでなく、菌が増えないように添えられていると言われています。でも、実も葉も生では食べることができません。人の体にはよくない毒の成分が入っているのです。ですから、絶対に食べないようにしてくださいね。校長室の前に飾っておきますので、時間がある時にゆっくり見てください。

 今日は、校長先生が見つけた冬を紹介しました。みなさんも、冬をたくさん見つけてください。そして、寒さに負けず元気に過ごしてくださいね。