今から100年前の9月1日に関東地方で、大きな地震がありました。関東大震災は、マグニチュード7.9と推定され、埼玉県・千葉県、東京都、神奈川県、山梨県で震度6を観測しました。発生した時刻がお昼時だったことから大きな火事がいたる所で発生し、東京は焼け野原になってしまいました。亡くなった方や行方不明になった方は約10万5千人にも及びました。当時、狛江市は狛江村と呼ばれていて、村の中では大きな被害はなかったそうですが、村の外にいた人で2名の方が亡くなり、1名の方が行方不明になったそうです。今年は関東大震災から100年が経っているので、そろそろ100年に1度起きるような大地震は今年かもしれないと言われています。9月1日は「防災の日」とされたのは、日本の人々が、地震に対する知識をもち、備えや心構えをしっかりとするために定められたのです。

 大地震がくると、電気や水道、ガスが止まり、生活に必要なライフラインといわれる仕組みが使えなくなることが考えられます。そうなった時のために、あらかじめ必要な物を蓄えておくこと、つまり備蓄がとても大事です。緑野小学校のみなさんが、学校で大地震にあい、家に帰れなくなった時には、一人一人に500㎖2本分の水と白がゆが用意されています。これはPTAの方々が用意してくださった物です。また、狛江市でも「給急カレー」と言ってそのまま食べることのできるレトルトのカレーが用意されています。

では、みなさんのお家ではどのような備蓄が必要だとされているでしょうか。狛江市が出している安心安全通信には、最低1人分として

水1日3L×7日分=21L

食べ物3食×7日分=21食

トイレ(簡易トイレ)5~7回×7日分=35回~49回分 

が必要であると書いてあります。他にも必要な物はたくさんありますが、みなさんの家では準備されているでしょうか。 

また、もし家族がバラバラになっている時に大地震にあったら、どのように行動する約束になっていますか?

 大地震はいつ起きるか分かりません。ぜひ、今日家に帰ってみなさんの家庭の防災対策を話し合ってほしいと思います。