今日から5月です。先週の土曜日からはゴールデンウィークで、今日はお家の人がお休みという家庭もあるかもしれません。学校は明後日から5日間のお休みになります。5月3日は憲法記念日、4日はみどりの日、5日はこどもの日で、祝日が3日続きます。中でも、こどもの日は端午の節句とも言われ、みなさんにとっては楽しみな日なのではないかと思います。兜を飾ったり、こいのぼりを飾ったりしてみなさんの成長をお祝いしてくださるお家もあるでしょう。ここ数日、校長先生もこいのぼりをたくさん目にしました。気持ちよさそうに、空を泳ぐこいのぼりを見ながら、いつからこいのぼりが飾られるようになったのか疑問に思ったので調べてみました。

 こいのぼりの起源は中国だそうです。でも、こいのぼりは日本だけの風習になります。 江戸時代、将軍に男の子が生まれると、細長い旗の幟(のぼり)を立てて祝う風習がありました。やがてこれがお侍さんの家に広がり、男の子が生まれた印として幟を立てるようになりました。それが、だんだんと一般の人々にひろがったそうです。今では、男の子だけでなく女の子も一緒にこどもの日を祝うようになりました。また、「鯉」という魚は、強くて流れが速くて強い川でも元気に泳ぎ、滝をものぼってしまう魚です。 そんなたくましい鯉のように、子どもたちが元気に大きくなることをお願いする意味が込めて、幟が鯉の形に変わっていきました。一番上に飾られている吹流しは、こどもが無事に成長することを願って、悪いものを追い払う意味が込められているのだそうです。

 みなさんも、事故にあったり、怪我をしたりしないように、楽しいゴールデンウィークを過ごし、勢いよく泳ぐこいのぼりのように、心も体も元気にたくましく育ってほしいと思います。