校長室だよりNO.135 「教育目標について」 ~令和5年4月10日校長先生のお話~
今日は、新学期最初の全校朝会ですので、教育目標についてお話をします。教育目標というのは、緑野小学校にいるみなさんが、小学校生活を送る上でどんな子供になったらよいのか、また、こんな子供になってほしいという目標のことです。教室の中の見える所にも掲示されていますね。2年生から6年生の人たちは、「あれ、去年と少し違うな。」と気が付いた人もいるかもしれません。実は、今年度から4つの目標の順番を変えています。なぜ変わったかというと、どれも大切な目標なのですが、中でも緑野小のみなさんに頑張ってもらいたいことを最初にしたのです。では、見てみましょう。
最初は「共に生きる子」です。
緑野小学校には、男の子や女の子、運動が得意な子や苦手な子、お話が上手な子や苦手な子、子どもや大人、人によってみんな違いますね。みんながそれぞれ違っているけれど、違っていてよいのです。それぞれの違いを認めながら、思いやりの気持ちをもって一緒に仲良く学校生活を送ってほしいと思います。
次は「美しさを感じる子」です。
緑野小学校では、6年生のブラスバンドや5年生のミュージック・ベルがあります。音楽を聴くと、音の美しさに感動することがありますね。また、図工などで作品を作ったり、鑑賞したりしますね。図工の作品から美しいと感じることもあります。さらに、心の美しさを感じることも大切です。みなさんは、道徳の時間に自分の心を向き合っています。善い行いをする人の心に素敵だなとか、素晴らしいなと思ったことと思います。このような心の美しさにも気づけるようになってください。
そして「よく考える子」です。
みなさんは、毎日授業を受けています。国語や算数等たくさんの学習をしています。その時に、先生のお話をただ聞いているのではなく、先生が何を伝えたいのか、自分が何を学習したらよいのかをしっかり考えるようにしてほしいのです。よく考えると、分かったことと分からないことがはっきりしてきます。分からないことが分かると次に何を学習すればよいのかに気づきます。これは、授業だけではありません。ふだんの生活でも必要な力です。それを続けることが、自分の力を伸ばすことになるのです。ぜひ、しっかり考えて学習したり生活したりしてください。
最後に「健康で頑張る子」です。
怪我や病気になっていたら、勉強も遊びもしっかりできません。まずは健康が大切です。そのためには「栄養・睡眠・運動」が必要です。バランスの良い食事を摂り、しっかりと寝て、体を元気に動かすことを心がけ、元気に学校にきてください。そして、楽しい学校生活を送りましょう。