校長室だよりNo.171 「人を大切に 物を大切に」 ~令和6年2月26日 校長先生のお話~
先週、緑野小学校のみなさんの学習や生活の様子を見せてほしいと広島県の先生方がいらっしゃいました。先生方はみなさんの様子を見て、「どの学年・学級も大変落ち着いていて、とても意欲的に学習に取り組んでいますね。授業の中でも、お互いの意見をしっかり聞いてハンドサインを出したり、うなずいたりしています。また、言葉も丁寧ですね。気持ちの良いあいさつもしていて、相手を大切に思う気持ちが育っていることが良く分かりました。」と感心しておられました。校長先生も、広島県の先生方が緑野小学校の子供たちの素晴らしさに気付いてくださったことに、本当に嬉しく思いました。そして「緑野小学校では人が人として大切にされる人権尊重の教育を何より大事にしていること、また子供も大人も、人権を大切する気持ちや態度を第一に考え、学校生活を送っているのです。そうするとみんなとても気持ちが良くなって、人を大切にする気持ちが広がっていくのです。」とお話をしました。
さて、みなさんここで考えてもらいたいことがあります。緑野小学校のみなさんは、お友達にはとてもやさしく大切に思って接することができます。では、物に対してはどうでしょうか。物に対してやさしく大切に扱っているでしょうか。もちろん物に対しても大切に扱うことができる人もたくさんいますが、残念ながら緑野小の全員が、物に対してやさしく大切に扱っているとは言えないと感じています。落とし物の置き場には、名前が書いていないために持ち主に返せない物がいっぱいです。また、学校にはみんなが学習に使うものがたくさんありますが、使ったあとにきちんと片付けていない人はいませんか。さらに学習にする時に必要な消しゴム等を細かく切って遊んでいる人はいませんか。自分やお友達のノート、教科書などに落書きをしてしまうようなことはありませんか。人を大切にすることはもちろんですが、物を大切にすることもとても大事なことなのです。今日はもう一度、自分の生活を振り返ってみてください。そして、人も物も大切にできる緑野小の子供になってほしいと思います。