校長室だよりNo.165 「声のものさし」 ~令和6年1月15日 校長先生のお話~
校長先生は、みなさんが授業をしている様子を毎日見に行っています。その時に、みんな元気よく手を挙げて、自分の意見を発表していますね。意見を聞きながら、「素晴らしいな。よく考えているな。」と感心することがたくさんあります。しかし、声が小さくて、意見をよく聞きとれないこともありました。「せっかく良い意見なのに、しっかり聞きとれなくてもったいないな。」と感じることもありました。そこで今日は「声のものさし」についてお話をします。
この「声のものさし」はみなさんの教室の前の方にはってありますね。これは、お話をする時にどのくらいの声の大きさだと良いのかを示したものです。今日は、実際に先生と一緒にやってみながら、どのくらいの大きさが良いのかを考えてみましょう。
まずはレベル0です。担任の先生やってみてください。みなさん、先生の声は聞こえましたか?そうです、レベル0は自分の心の中でお話をするので、周りには声は聞こえません。しっかりと自分で考える時がレベル0になります。
次はレベル1です。一人で小さく話す時です。これは、他の人には聞こえないくらいの声の大きさです。やってみましょう。
次はレベル2です。ペアで話す時です。授業の中で、2人で話をする時にはこの声の大きさが良いですね。やってみましょう。
次はレベル3です。グループで話す時です。グループは4~6人くらいで話すことが多いと思います。ですから、ペアの時よりちょっと大きめにしないと声がきこえませんね。やってみましょう。
次はレベル4ですクラスのみんなに話す時です。しっかりと声を出さないと、みんなに聞こえません。この時、話す人はクラスのみんなの方を向いて話すと、より聞こえやすくなりますね。やってみましょう。
最後にレベル5です。学年全体に話す時です。さらに大きな声でないと聞こえません。やってみましょう。
今日は「声のものさし」を使って、相手に自分意見が伝わる声の大きさを考えてみました。ぜひこの後の授業で試しながら、しっかりと学習に役立ててください。