今週の月曜日もまた雨のスタートとなりました。でも雨が上がると、ムシムシして暑くなります。こうやって季節はだんだんと夏に向かっていくのです。今年の夏もかなり暑くなるという予報が出ていますが、暑くなると心配になるのが熱中症です。熱中症になると、体の中に熱がこもって、頭が痛くなったり、気持ち悪くなったり、ひどくなると命にかかわる危険な状態になったりします。

 では、熱中症にならないためにはどうしたら良いのでしょうか。暑熱順化という言葉があります。これは暑さに対して体を慣らしていくという意味があります。実は少しずつ体を暑さに慣らしていくことで、体の熱を外に出して、熱がこもらないようにすることができるのです。

 みなさんは汗をかいたことがありますか。そう、みんな汗をかきますね。実は汗を出すことが、体の中の熱を外に出すことにつながるのです。ですから、たっぷり汗をかくことのできる体になれば、熱中症になりにくいというわけです。では、汗をかくことのできる体をつくるにはどうすれば良いのでしょう。そこで、みなさんにできることを2つ教えます。

 一点目は、「運動」です。運動をすると、体が温まり汗をたっぷり出すことができます。体育や休み時間等、体を動かして汗をかくようにしてください。

 二点目は「おふろ」です。おふろに入ると、汗をかくのかなと疑問に思う人もいるでしょう。実は温かいお湯につかることで、体中になる汗の穴が広がって汗が出るのです。みなさんはお湯の中にいるので汗が出ていることには気づかないかもしれませんね。

 最後に、汗をかいたら、ハンカチやタオルでしっかりとふいて、水分補給も忘れずにしてください。今日紹介した2つの方法をぜひやってみてください。そして、みんなで暑さに負けない体をつくりましょう。