4年生 人権について考える

 

一般財団法人 TOKYO PLAYの神林俊一さんをお招きし、子供の権利条約について考える授業を行いました。

冒頭「子どもの権利条約を知っている人」という質問に、意外と多くの子供たちの手が挙がっていました。

 

「今日の授業では考えたことを何でも口に出してよい」という約束のもと、自分たちがしたいこと、してほしいこと、権利について、グループ内で自由に意見を交わしました。

皆、たいへん活発に意見を出し合い、各グループに配られたホワイトボードが、みんなの意見であっという間に一杯になってしまいました。

 

そして、発表タイム。

ユニークな意見には、笑いも起きましたが、

「どんな意見も、皆の思いとして、大切な意見です」と神林さんに価値づけていただきました。

また、「学校のルールを自分たちで決めたい」や「時間割を自分たちで考えたい」など、学校としても今後、活かせそうなアイデアも出てきて、頼もしさも感じました。

 

5分休憩をはさんで、4時間目は、様々な権利について考える授業。

・「遊ぶ権利」を食べ物に例えるとしたら

・子どもの権利条約にある権利の中で、重要だと思うものを3つ挙げるとしたら

・それをグループ内で3つに絞るとしたら

など、子供たち全員が、自分のこととして真剣に考えて、意見を交わし合いました。

互いの権利がぶつかり合ったらどうすればよいか?

それぞれが主張したい権利について、互いの意見を尊重しながらも、グループとしてどれを取り上げるべきか考える作業では、学校生活や社会生活を送る上での、とても大切なスキルを学ぶことができました。

 

今回の授業では、自分たちに認められている権利について考え、知ることができました。

それは、いずれ、大人になり、社会に出たときに、互いに大切にすべき権利を主張することや、尊重し合うことに繋がっていきます。

小学校段階での大事な市民教育として、今後も繋げていきたいです。