4年 オンライン授業による哲学対話

 

学級閉鎖中のクラスでは、オンラインでの対応をしています。

そこで、Teamsを使って、哲学対話に挑戦してみました。

哲学対話とは、様々な事象や事柄について、対話を通して本質的な意味について掘り下げて考えていくこと。

特に、何かの結論を出すことを目的とせず、対話の過程を大事にした取組です。

 

さて、本日のお題は、「おうちで勉強できるなら、どうして学校に行く必要があるのだろう。」です。

まさに、今置かれている状況を考えてみよう、ということで設定しました。

 

まずは、哲学対話のやり方や、注意する点などを確認し、

タブレットを通して、対話の開始です。

子供たちから集まった意見は、板書していき、その内容は子供たちとも共有して進めます。

 

様々な考えが出て、対話が進む中で、子供たちからは多くの本音が出てきます。

「教室での学習だけではつまらない。」

「時間割を自分たちで決められたらいいのに。」

意見が積み重なり、対話が盛り上がります。

一方で、「好きなことばかりしていては、成長しない。」

「自分の将来やりたいことが実現できない。」

といった意見も出され、「なるほど」という声も上がります。

 

結論は出しませんが、対話を通して、今の自分の考え・意見を確認し合います。

「学校に来たほうが、友達とのかかわりがあっていい。」

「学校に来たほうが、学ぶことが多い。」

など、学校に来ることに意味を見出した、といった意見が多く見られました。

 

本日最終的な板書です。

 

子供たちからは、楽しかった、という感想が聞かれ、明日またやるそうです。

次はどのようなお題でしょうか。

 

聞いている私も、とても楽しい時間でした。