校長通信 12月21日①
4年 オンライン授業による哲学対話
学級閉鎖中のクラスでは、オンラインでの対応をしています。
そこで、Teamsを使って、哲学対話に挑戦してみました。
哲学対話とは、様々な事象や事柄について、対話を通して本質的な意味について掘り下げて考えていくこと。
特に、何かの結論を出すことを目的とせず、対話の過程を大事にした取組です。
さて、本日のお題は、「おうちで勉強できるなら、どうして学校に行く必要があるのだろう。」です。
まさに、今置かれている状況を考えてみよう、ということで設定しました。
まずは、哲学対話のやり方や、注意する点などを確認し、
タブレットを通して、対話の開始です。
子供たちから集まった意見は、板書していき、その内容は子供たちとも共有して進めます。
様々な考えが出て、対話が進む中で、子供たちからは多くの本音が出てきます。
「教室での学習だけではつまらない。」
「時間割を自分たちで決められたらいいのに。」
意見が積み重なり、対話が盛り上がります。
一方で、「好きなことばかりしていては、成長しない。」
「自分の将来やりたいことが実現できない。」
といった意見も出され、「なるほど」という声も上がります。
結論は出しませんが、対話を通して、今の自分の考え・意見を確認し合います。
「学校に来たほうが、友達とのかかわりがあっていい。」
「学校に来たほうが、学ぶことが多い。」
など、学校に来ることに意味を見出した、といった意見が多く見られました。
本日最終的な板書です。
子供たちからは、楽しかった、という感想が聞かれ、明日またやるそうです。
次はどのようなお題でしょうか。
聞いている私も、とても楽しい時間でした。
登録日: 2022年12月21日 /
更新日: 2022年12月21日