校長室だよりNo.238 「税の書道展 税について考える」 ~令和7年11月10日校長先生のお話~
昨日の日曜日、税の書道展の表彰式が行われました。緑野小学校では、毎年この書道展に4~6年生が出品しています。今年は、市長賞1名、教育長賞1名、金賞1名、銀賞2名、銅賞2名、佳作5名、努力賞30名のたくさんの人たちが受賞しました。素晴らしいですね。昨日は銅賞以上の人が集まり表彰されましたが、皆、立派に賞状を受け取っていました。
さて、「税」というのは、みなさんの暮らしがより豊かに便利になるように、みんなが出し合うお金のことです。おそらく、みなさんにとって一番身近なのは消費税だと思います。消費税は、みなさんが物を買うときに払う税金です。例えば100円の物を買うときには、消費税を含めると110円を払うことになります。この差額の10円が税金になるわけです。その他にも、車を持っている人は自動車税を、車を動かすガソリンにもガソリン税を、みなさんのお家の人のように働いている人のお給料の中からも税金を払っているのです。その他にもたくさんの税の種類があります。そして、集められた税金はみなさんのために使われています。
みなさんは、朝起きて顔を洗いますね。水道の蛇口をひねれば、当たり前のように水が出てきますが、これも税金で整備されています。トイレに行って、汚物を水で流しますが、この汚物の処理も税金で行われています。事故や事件が起きて110番をかけたら警察がかけつけてくれますし、急病の時には救急車、火事が起きたら消防車が来て助けてくれます。これもすべて税金で運営されています。学校も税金で建てられていますし、今は教科書も給食も無料ですが、これも税金から支払われているのです。他にも税にはたくさんの使い道があります。こうやって見てみると、税金はいろいろな場面で私たちの暮らしが豊かに便利になるように使われていることがよくわかりますね。税金はとても大切なものです。みなさんもいつか働いて、税金を払うようになるでしょう。今日はぜひお家の人とも税について話してみてください。

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