校長室だよりNo.227「終業式」 ~令和7年7月18日校長先生のお話~
今日で一学期も終わりです。明日からは44日間の長い夏休みになります。みなさんはこの長い夏休み、どんなことをしようと考えていますか?
この写真を見てください。これは産まれた直後の校長先生です。今から何十年も前のことです。みなさんは病院で生まれたと思いますが、校長先生はお産婆さんの家で生まれました。だからこのような「たらい」で生まれたばかりの沐浴「産湯」につかっているのです。校長先生は体重が2600gと、少し小さく生まれました。だから先生のお母さんは丈夫に育つだろうかと心配したそうです。でも、母乳やミルクをたくさん飲んですくすくと育ちました。そして、元気過ぎて落ち着きがなく、あちこち動き回るのでたくさんけがをしました。夜中にお医者さんに行って傷口を縫うなんていうこともありました。両親には、本当にたくさんの心配をかけました。でも、一生懸命、私を育ててくれました。この写真を見てください。ちょっとかわいくないでしょう。こんな時期もあり、親戚の人にジャガイモみたいと言われたそうです。今思えばひどいことを言うなと思いますが、それでも先生のお母さんは「可愛くて仕方がなかったのよ」と今でも笑っています。そして、今でも先生のことを自分のことよりも心配してくれています。「大丈夫だよ」って思いながらも、「ありがたいな」と感じています。校長先生にも子供がいますが、親ってそういうものなのだと深く思います。校長先生のお母さんは今89歳、年をとってきてだんだん自分のことが自分でできなくなっています。だから校長先生のこの長い夏休み、なるべく家族の時間を大切にしようと思っています。
みなさんも、ご両親や家族にとって何よりも大切な存在、命のバトンを受け継いだ人なのです。きっと長い夏休みは、普段より家族と過ごす時間も長くなりますね。ですから、夏休みはいつもよりお家の人とお話する時間をとって、たくさんお話をしてくほしいと思います。
今日は「あゆみ」「せいかつのあゆみ」をいただきましたね。みなさんが、1学期頑張ったことや、もっと頑張ると良いことが書かれています。家に帰ったら、もう一度お家の人と一緒に、しっかりと見て1学期に頑張ったことはどんなことだったかよく思い出してください。そしてお家の人と相談しながら、もっと頑張ると良いことはどんなことなのかも考えてください。では、9月1日に元気に登校してください。