校長室だよりNo.232 「人権はみんなにある」 ~令和7年9月29日校長先生のお話~
1学期の校長先生からの人権講話は「人権ってなんだろう」というお話をしましたね。今日は、人権は誰にあるのかというお話をします。
みなさん自身は「自分」です。そして子どもですね。みなさんの周りにいる「友だち」もこどもです。自分の周りにには、子どもだけでなく「おとな」もいます。「女の人」もいますし、「男の人」もいます。小さい妹や弟のような「赤ちゃん」もいます。おじいちゃんやおばあちゃんのように「おとしより」の人もいます。車いすに乗って生活をしている人や目が見えづらい人のような「体の不自由な人」もいます。「外国の人」だってたくさんいます。みんな違うように感じるけれど、実はみんな「人間」で、みんな同じなのです。例えば、みなさんに学習を教える先生と教えてもらう児童のみなさんとは、立場が違います。でも「人間」という意味では、対等であり同じなのです。ですから、人権は、みんながもっているのです。人権がない人はいません。
ではここで考えてみてください。友だちにとは仲良く思いやりをもって接しているけれど、「おとな」になら何でも言っていいと思いますか?お父さんやお母さん、先生などに暴言を言ったり暴力をしたりして良いでしょうか?違いますね、大人だって心も体も傷つきます。人権があります。これは相手の人権をないがしろにする「人権侵害」になります。絶対にやってはいけないことですね。もちろん、大人が子供にやってもいけませんし、どんな人にも人権があるので誰に対してもやってはいけないのです。
そして、人間同士、相手のことを考えて分かり合うことが何より大切です。そのために校長先生はこの言葉を大切に考えて行動するようにしています。「目くばり 気くばり 思いやり」です。周りの人の様子を目で見て、気をくばって、思いやりをもった言葉かけや行動をすること、これを大事にしています。緑野小のみなさんもぜひこの言葉を頭に入れて、みんながもっている人権を大切にしながら生活をしてください。