「大雨や台風に備える」

~7月13日(月)放送での校長先生のお話~

 

緑野小学校のみなさん、おはようございます。

先週は、九州地方全域や中部地方の長野県・岐阜県で大雨が降りましたね。

今日も大雨が降るという予報が出ていて、とでも心配です。

ニュースで見た人も多いと思いますが、川の水が増え、水があふれてしまった地域もありました。

これを洪水といいます。

この洪水がおきたため、周りの住宅や道路などが水につかり、多くの人が家に住めなくなったり、車が流されたりしました。

また、山の近くでは、土砂崩れが起きて住宅を押しつぶし、中にいた人が命を失うという悲しく辛い事故もおきました。

亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りします。

では、みなさんが住んでいる狛江市は大丈夫なのでしょうか。

実は去年、狛江市でも台風19号の大雨の影響で、洪水が起こりました。

狛江市には北側に野川、南側に多摩川が流れています。

特に多摩川は大きな川ですからたくさんの水が流れています。

去年は、その多摩川の水の量も増えて、多摩川に流れこむ小さな川があふれてしまったのです。

そのため狛江市でも洪水が起きてしまいました。

そして、この緑野小学校も避難所になりました。

ですから、狛江市に住んでいる私たちも台風や大雨の時には、十分注意が必要なのです。

狛江市には「多摩川や野川の水が氾濫したり、大雨が降ったりした時は、この場所が危ないですよ」と予想されている地図があります。

狛江市防災ガイドという冊子の中にのっている「ハザードマップ」というものです。

みなさんのお家にもあると思います。

また、狛江市のホームページにもアップしているので、見ることができます。

九州地地方や中部地方は遠い場所のことと考えず、もし自分の住んでいるこの狛江市で大雨や台風が来た時にはどうしたらよいのかを真剣に考えてほしいのです。

そして、万が一の場合に自分と家族がどう行動したらよいのかも分かっておいてほしいのです。

みなさんが住んでいる家の場所はそれぞれ違いますし、家族も違います。

避難の仕方は、人によって変わるのです。

もちろん、みなさんが学校にいるときに大雨や台風がきたら、先生方がみなさんの命を守ります。

でも、いつも学校にいるとは限りませんね。

そのためにも、ぜひこの雨の多い時期に、去年ことを思い出したり、ハザードマップを活用してどこに避難したらよいのかを考えたりしながら、お家の人とじっくり話し合ってください。

そして「自分の命は自分で守れる緑野小の子ども」になってください。よろしくお願いします。