1 日時

令和5年2月2日木曜日 午後6時00分から午後7時00分

2 場所

狛江市役所 特別会議室

3 出席者

委員   小刀稱進、小林年春、ガリドディアス智恵子、中川信子

     河北美智子、佐藤江美、佐藤幸代、川口るり子、伊藤栄司

     (オンライン参加) 田揚江里

事務局  細川館長、山村副主幹、相川主任、平澤主事

4 欠席

なし

5 議題

   (1) 諮問について

   第四次狛江市子ども読書活動推進計画の進捗管理と成果検証について

   (2) その他

6 提出資料

(1) 答申(案)(資料1)

その他 とうきょうの地域教育 №147

    令和4年度子供の読書活動の推進に関する有識者会議「論点のまとめ」の概要

7 会議内容

(事務局)

 ただいまより、令和4年度第5回狛江市立図書館協議会を開催する。なお、本日は田揚副委員長はオンライン参加、佐藤幸代委員は欠席となっている、ご承知おきいただきたい。まず初めに、皆様の机上にお配りしている資料等の確認を行う。

○ 本日の次第

1 第四次狛江市子ども読書活動推進計画 取組状況シート(総括)(資料1)

その他 とうきょうの地域教育 №147

     令和4年度子供の読書活動の推進に関する有識者会議「論点のまとめ」の概要

 資料に過不足等なければお手元にお配りした次第に沿って進行していくが、議事進行については、狛江市立図書館協議会規則第4条第4項の規程に基づき、小刀稱委員長にお願いいたしたい。

(委員長)

 それでは、議題の1、諮問について、事務局より説明をお願いする。

(事務局)

 議題の1、諮問についてご説明する。資料1をご覧いただきたい。資料別紙の総括部分を概要的にまとめたものが資料1の表書きとなっている。こちらは、これまでの協議会の中で委員の皆様より出されたご意見等をもとに事務局で作成した答申のたたき台になる。本日はこちらをご確認いただきご意見等があれば承りたいと考えている。説明は以上である。

(委員長)

 議題の1について、事務局からの説明を受け、何か意見や質問はあるか。

(事務局)

 すぐに出なければ事務局より、前回の協議会の中で預かり事項となっていた件、2点について先に回答させていただく。まず、私立の保育園に関して図書関係での助成金などの制度があるのかという点についてであるが、所管部署に確認をしたところ図書に限定してのものは無いとの回答であった。次に、学校図書館活用委員会の捉え方についてであるが、指導室と連携して個別に確認のうえ整理をしていきたいと考えている。

 次に、本日欠席の佐藤幸代委員から予めご意見をいただいているので、ご紹介させていただく。答申1ページ目、『乳幼児期の読書活動推進について』1行目、「予算の状況から蔵書の充実に苦慮している状況の施設に対しては」は、「状況」という文言が重複しているため、「予算の状況から蔵書の充実に苦慮している施設に対しては」に。同じく、『乳幼児期の読書活動推進について』の下から3行目、「地域のおはなしグループとの連携が一層推進するための取組を」を、「地域のおはなしグループとの連携をより一層推進するための取組を」に。続いて2ページ目、『普及・啓発について』2行目、「配布タイトルの検討やイベント時に」を「配布タイトルの検討やイベント時における」に。これら3箇所について文言の修正をしてはいかがか、とのご提案をいただいている。事務局としては、修正をする方向で考えているが委員の皆様はいかがか。

(委員長、各委員)

 異議なし。

(事務局)

 承認をいただいたので、修正を加えたい。その他に何かご意見等はあるか。

(委員)

 答申2ページ目、『小中学生の読書活動推進について』に児童・生徒用の蔵書検索機が必要というような文言を追加していただくことは可能か。

(事務局)

 この件については事務局としても所管の指導室とも確認をしてきたところである。蔵書検索機を導入するという文言を入れると専用の機械を導入するということになる。その他にも、例えば児童生徒に配布されたタブレットを活用して検索をできるようにするといった方法も考えられる。現時点では児童生徒自らが蔵書を検索できる環境の整備を検討するという文言を追記することでいかがであろうか。

(委員)

 手持ちのタブレットに検索機能を追加するということは技術的に可能なことであるのか。

(事務局)

 費用面や技術的な部分など様々な側面が絡んでくることであり、この場では断言できないが、まずは子どもたちが自ら検索を行えるような環境整備の取組を行うという表現が妥当であると考える。

(委員)

 乳幼児期の読書活動のさらに一歩手前の、妊婦の方々へのアプローチとして、母親学級の場などで栄養指導と一緒に保護者向けのおはなし会などを行い、出産前の段階で保護者に絵本を好きになってもらうような取組も併せて行っていただけたら良いのではないかと考える。

(事務局)

 ただいまいただいた内容は、別紙「乳幼児期の読書活動推進」の、2 計画に係る取組内容、№1(1)①これから親になる方への読み聞かせ案内の中で、(ア)妊娠中の方などに、図書館利用案内や推薦図書リストを配布、といったような形で第四次狛江市子ども読書活動推進計画の中でも記載している。

(委員長)

 事務局からの回答でよろしいか。他に何かご意見等はないか。

(事務局)

 他にご意見が無いようであれば、本日オンライン参加の田揚副委員長から予めいただいているご意見をお伝えする。答申2ページ目、『小・中学生の読書活動推進について』、2行目「紙媒体の二次資料を活用するための力」や、また4行目「共有ガイドライン」、「学校図書館活用ノート」、下から2行目に「積み上げてきた財産」と表現されているが、これらの箇所はそれぞれ具体的な内容が示された方が答申の趣旨が伝わり易いのではないかとご指摘があった。また、『普及・啓発について』において、取組状況の具体的事例をあげて配布をすることで、より伝わり易い発信となると考えられるとのご意見をいただいている。このご意見に関しては、答申はそのまま第四次狛江市子ども読書活動推進計画のように市民向けに配布するものではなく、あくまで図書館協議会から図書館長宛てに諮問に対する答申としていただくものである。答申を受けた図書館は、その内容を噛み砕き、様々な部署や施設等に対して働きかけを行っていくということになるが、以上を鑑みると、答申書に具体例を多く書き込むのではなく、事務局としてこの場で委員の皆様と意識のすり合わせをさせていただき、それに基づいて図書館から各部署へ働きかけるということを想定しているがいかがか。

(副委員長)

 その考え方で良い。

(事務局)

 実際の現場で児童・生徒に指導を行っている学校司書の方のご意見を伺いたい。「紙媒体の二次資料を活用するための力」について、図鑑や辞書・事典などが該当すると思われるが、児童・生徒に直接指導している中で、紙媒体の二次資料の活用方法について具体的事例があればご紹介いただきたい。

(委員)

 和泉小では、1・2年生に主に図鑑の使い方の利用指導を行っている。昆虫図鑑の索引を使って、昆虫の幼虫の食べるものや体の大きさを調べたり、植物図鑑では同じく索引を使用して草花の高さを調べたりしている。4年生で年鑑、5年生で百科事典といったように、段階に応じて利用指導を行うようにしている。案に示されているような、紙媒体の二次資料という表現は分かり難いと感じた。

(委員)

 一小では、4年生で百科事典の使い方を指導している。和泉小と同様に、低学年では図鑑の索引や目次の使い方を勉強し、5年生では年鑑を使っている。

(委員)

 答申の提出先は図書館長であり、一般の方向けということでないのであれば、答申における文言は無理に噛み砕く必要はなく、そのまま専門的用語が使用されていても問題はないと考える。

(委員長)

 この文言も含め、おそらくGIGAスクール構想の中での学校教育の話で、二次媒体とかPCやインターネットを通して学ぶといった事を意識した表現で良いのではないかと考える。

(事務局)

 今の子どもたちは、タブレットと紙媒体とではどちらを主として用いているものなのか。

(委員)

 調べるものにもよる。半々くらいか。

(事務局)

 調べものをする際のデジタルとアナログの使いわけ、どういったものが適しているとか言う区分はあるものなのか。内容で使い分けているのか。

(委員)

 特に内容では分けていない。例えば江戸の文化を調べるといった学習においては、デジタルを使う子もいれば事典類を使って調べる子もいる。

(委員)

 デジタルの優れた部分としては、Sagasokkaで3年生が昔の道具を調べたときに、画像がすぐに出てくるところが便利であった点が挙げられる。同じくSagasokkaで6年生が伝記の人名を調べたところ、大人のように予備知識を持って調べるわけではないので、例えば高杉晋作を調べる際に、松下村塾から塾のキーワードで検索をしてしまうといったような事例があった。情報が多すぎて、選り分けられる能力が備わっていないと誤った方向に進んでしまう可能性があると感じた。

(委員)

 新しい情報は紙媒体では追い付けていない部分もあるので、結果的にデジタルの方が使いやすい。ただしそれを使いこなすにはある程度の能力が備わっていることが必要。一方で、確定しているような情報は紙媒体の方が解りやすく記載されている傾向がある。

(副委員長)

 デジタルで調べるときはそれなりの教育が必要であると考える。何がキーワードになるのかをきちんと踏まえないと全く違う調べ物をすることになってしまう。一例であるが、伝説に登場する河童のことを調べるさせるために「カッパ」をキーワードとしてで調べさせたら、回転寿司チェーン店の情報が大量に検索結果に並んでしまった。「伝説」・「カッパ」をキーワードに設定して検索を行わないと、本当に探している情報に辿り着くことができないという事例である。

(委員長)

 子どもがしっかりと理解できるようなインターネット上の情報は意外と多くない。学校としては紙媒体をベースにしてキーワードをしっかり押さえながらネット検索をさせ、画像などで分かり易く書いてある部分を視覚的に捉えられれば、あとは紙媒体などで調べていくような、デジタルと紙媒体の併用が良いのではないかと考える。他に質問や意見はあるか。

 何もなければ私から。今、社会の在り方としては、Society5.0が叫ばれているが、今後メタバース空間などの話もあって、そうしたものと読書や、本の関係を意識したような目標の立て方、これからの社会に対する読書活動の取組を意識した方が良いと考えている。情報化社会が進んでいく中で、子どもたちのICT教育を含めて、もう少し段階をあげて仮想空間的な話が出ている。そうなると、子どもの読書の在り方自体がどうなっていくのかという問題も含めて、どのように触れていくべきかといったことも考えられる。

(事務局)

 このあとで説明の予定であったが、資料『令和4年度子供の読書活動の推進に関する有識者会議「論点のまとめ」の概要』の3ページ目をご覧いただきたい。この資料は、文部科学省で子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画の第5次基本計画を策定するための有識者会議が行われ、その論点を文部科学省がまとめたものがホームページに公開されたものである。まさに委員長が述べられたような内容が記載されている。例えば、「第4 子供の読書活動の推進方策」のⅠ.共通事項、2.人材育成において、デジタル社会における多様な子供の読書環境整備に向けて講座等の見直しとある。また、5.子供の読書への関心を高める取組として、ICTの活用による既存の取組の更なる参加促進、オンライン読み聞かせ、読書記録アプリ等と記載されている。これに関しては、具体的に今後どのようなものが示されるのか図書館としても注視しているところである。また、Ⅲ.地域(図書館)、デジタル社会に対応した読書環境の整備として、電子書籍貸出サービス、デジタルアーカイブの充実と記載がある。おそらく有識者会議でも、こういうところを中心に論点が出てきているので、委員長の仰られたとおり、色々なデジタル社会の中で、新しい取組が今後出てくると思われる。子どもたちに関してどのような推進方策で働きかけていくのか、国の第5次基本計画も参考にしながら取組を進めていきたいと考える。

(事務局)

 図書館としては、デジタルとアナログの双方をバランスよく進めていきたいと思っている。時代の趨勢としてデジタルへの移行が進んできているが、図書館としては双方のメリットを活かしていきたいと考える。

(委員)

 子どもたちが一人一台のタブレットを持つようになって、本に登場するキャラクターの画像を無意識に転載使用しているとか、友達同士で借りた本の情報交換のため画像を撮るなど著作権の問題に抵触しかねないというケースが見受けられる。著作権について学ぶような機会を作っていただけたら良いのではないかと考える。

(事務局)

 現状だと、著作権等のマナーについて子どもたちに指導するような場面が無いということか。

(委員)

 一応、呼びかけたりはしているが、担任の先生の中でも、著作権に関しては知識と認識の差が結構あるようなので、共有の見解で現場は統一した方が良いと思う。

(委員)

 著作権に関しては文化庁から分かり易いものが出ているので、それをベースにインターネットで検索していただけば良いかと思う。今は過渡期ということもあり、子供たちの方が早いスピードで色々なことをしているので、モラル的な情報を教えるのが後追いになっている現状がある。

(委員長)

 情報のモラル遵守が色々な場面での課題となっている。

(事務局)

 学校図書館との連携も今後更に必要となってくると思われるが、現場としてどのようなことを図書館に望んでいるのかご意見を伺いたい。

(委員)

 研修として本の修理講座など行っていただけると良い。他の自治体では図書館主導で月に一度程の頻度で行っているようである。

(事務局)

 今年度は図書館からの呼びかけで、選書に関する研修を行った。佐藤委員からのご意見を基に学校図書館との連携を充実させるべく、今後の実施内容を検討していきたい。

(委員長)

 他にご意見はないか。無いようであれば、今後の流れを事務局より説明をお願いしたい。

(事務局)

 今年度の協議会の予定は今回で最終回となるため、ご意見等を元に事務局にて修正案を作成し、委員長・副委員長と協議のうえ、委員長より答申をいただく形で進めたいと考える。また、庁内の取組状況についても、今後の具体的な実施予定などを記載する形で修正を加えたい。このような流れで今年度の答申をいただきたいと思うがいかがか。

(委員長、各委員)

 異議なし。

(委員長)

 それでは、議題の2、その他について、事務局より説明をお願いする。

(事務局)

 議題の2、その他の事項について説明する。全部で2件である。

 1件目、次年度以降の図書館協議会について。本協議会委員の皆様については2年間の任期となり、今回を以て令和3年度・令和4年度に予定されている協議会は終了となる。委員の皆様には、この2年間、図書館運営に様々なご協力・ご意見等をいただき、お礼を申し上げる。令和5年度・6年度の図書館協議会の実施回数等については、現時点では予算が成立していないため未定であるが、新図書館整備をはじめ様々な対応が見込まれるため、引き続き綿密に実施する必要があると考えている。市民公募委員の募集は、1月15日号広報と図書館ホームページにて募集を行い、2件の応募をいただいた。今後、選考を実施したうえ、ご応募された方へ選考の結果を通知することになる。市民公募委員以外の委員の方々については、今後事務局よりご連絡をするのでよろしくお願いしたい。

 2件目、本日追加でお配りした資料『令和4年度子供の読書活動の推進に関する有識者会議「論点のまとめ」の概要』をご覧いただきたい。こちらは1頁目の趣旨に書いてあるとおり、国が今年度末までに策定する予定の第5次基本計画の参考とするため、様々な論点についてまとめられたものである。先日文部科学省から公開されたものを資料としてお配りさせていただいた。前回の協議会でも少し触れたが、電子図書の利用などについては子どもへの影響等も注視していかなければならないといったことが議論されている。その他特徴的なところでは、1頁目の左下に不読率のグラフがあるが、小中高とも令和3年度と比較して4年度は増加しており、特に中学校では10%から18.6%とかなりの増加を示している。全国的に不読率が増加傾向にあり、そうした事項の整理と今後の対策、推進方策といったものを注視して図書館としての取組も考えていきたい。議題2の説明は以上である。

(委員長)

議題の2について、事務局からの説明を受け、何か意見や質問はあるか。

(副委員長)

 今回の概要を見て、子供の目線に立って、という部分がようやく形になりつつあるかな、と感じている。図書館で第四次狛江市子ども読書活動推進計画の策定の際に、子供たちにアンケートを取ってくれている。このアンケートを各小・中学校がどう受け止めるのか、多くの回答を寄せてくれた学校の状況を学校図書館連絡協議会のような場でお互いに情報を共有して課題を解決するための方法を考え、それがそれぞれの現場で実践されていけば、狛江市の子ども読書活動の推進が進んでいくことになる、と考えられる。非常に貴重な資料であるので、これをぜひ活かしていただきたいという要望をお伝えしておく。

(事務局)

 今年度、学校図書館連絡協議会に参加し、第四次狛江市子ども読書活動推進計画が完成した報告とともに、特にアンケート結果を踏まえ、前回の第三次計画の時点で未達成の点については重点的に取り組んでいただきたい旨を伝えてきた。次回以降も積極的に協議会等の場に参加し、問題となっている部分について継続的に情報発信と問題意識をもって臨むようにしていきたいと考える。

(委員長)

 他に質問等がなければ、令和4年度第5回狛江市立図書館協議会を閉会とする。以上をもって、令和3年度・令和4年度の図書館協議会を終了する。2年間ご協力いただきありがとうございました。(事務局)