「修了式」 ~令和5年3月24日 校長先生のお話~
朝、昇降口にきれいなお花が飾ってありましたね。あのお花は昨日の卒業式に壇上に飾っていたものです。在校生のみなさんにも、見てもらいたいと思い昇降口に飾りました。昨日は75名の6年生が小学校の全ての教育課程を修了し、小学校を卒業していきました。校長先生が一人一人に卒業証書を手渡しましたが、みんなしっかりと前を見て、自分の進むべき道を真っすぐに進もうと意欲にあふれていました。本当に立派な姿でした。そして、今日は1年生から5年生のみなさんが、それぞれの学年を修了する日です。1年間を振り返って、今一番自分が頑張ったことは何でしょうか。みどりンピックや秋の発表会、遠足や宿泊学習等、行事で力を発揮した人もたくさんいますね。国語や算数などの日々の学習でコツコツと努力を重ね成果を出した人もたくさんいます。学校生活以外の場面で頑張った人もいるでしょう。例えば、習い事や家でのお手伝い、友達にやさしく接したりイライラしそうになっても我慢することができるようになったり等、考えてみれば頑張ったことはたくさんあったと思います。頑張ったことがいつもできるようになれば、それは自分にとって「当たり前」になります。当たり前になるということは、その力がいつでも発揮できる状態になるということです。つまり、それこそが「自分の力になった」ということなのです。今の学年で頑張ったことが、4月からの学年では当たり前のことになり、それがドンドン積み上がって「成長」になるのです。「成長」とは、単に背が伸びるとか、顔が大人びてくるということではありません。学校生活やその他の生活で学ぶことを、理解し、考え、行動できてこそ本当の「成長」なのです。
明日から春休みになりますが、今回のお休み期間中は新しい学年に向けて「成長」するために、自分の目標を考える時間をもってください。そして新学期その目標を頭にしっかりと入れて、新しい生活にチャレンジしてください。進級したら、クラスの友達も先生も変わります。4月6日の始業式、きらきら輝く顔をした緑野小学校のみなさんに会えることを楽しみにしています。