校長室だよりNo.119 「立冬 学習の紹介」 ~令和4年11月7日校長先生のお話~
今朝は、とても冷え込んで寒かったですね。今日は立冬です。「冬が立つ」と書いてありますね。実は、暦の上で「今日から冬ですよ」という日なのです。これからどんどん寒くなると思いますので、体調に十分気を付けてください。
今日は、みなさんの学習の様子を見ながら、とても良い学習をしているなと感じた内容について紹介します。先週のふたば教室での学習の様子です。それは「友達の話を聞いて考えを想像しよう」という学習でした。想像するって難しい言葉ですね。では、簡単にできることを少しやってみましょう。
「白くてフワフワしものってなんだ?」では、みなさんも考えてみてください。(カメラマンをしている)〇〇先生、何を考えましたか?「タンポポの綿毛です。」なるほど、校長先生は○○先生とは違って「雲」を考えていました。みなさんは、何を考えましか?これが想像するということです。こうやって、他の人はどんなことを考えているのか想像しながら学習を進めていると、いろいろな考えがあることに気付きますね。
そして学習の中で「自分と違う意見や考えを否定しない」というルールも身に付けていました。否定というのは、例えば、先ほど〇〇先生の「タンポポの綿毛」という考えに対して、「違うよ、そんなのだめだよ。」と決めつけてしまうことです。否定をすると、学習が広がっていきません。友達の意見や考えを聞くときは、「自分と同じところはないかな?」「違うところはどこかな?」「もっと良い意見にするにはどうしたらよいかな」と考えながら聞くと良いですね。そうすると、物の見方や考え方が広がったり、深くなったりします。
今日は、素晴らしいと感じた学習の様子を紹介しました。この「友達の話を聞いて考えを想像する」「自分と違う意見や考えを否定しない」という学習は、授業の時だけでなく、普段の生活の中でも必要な力になります。ぜひ、みなさんもこの力を活用することを意識して学校生活を送ってください。