令和7年度第2回狛江市立古民家園運営評議会会議録【要点】(令和8年3月30日開催)
1.日時
令和8年3月30日月曜日午後6時30分から8時30分まで
2.場所
狛江市役所4階特別会議室
3.出席者
議長:稲葉和也
副議長:長沢利明
委員:米村創、遠藤美帆、堀井美智子
事務局:社会教育課課長、同課文化財担当副主幹
4.議題
- 令和7年度の運営状況及び事業実施結果について
- 令和8年度の事業計画について
- その他
5.配布資料
- 古民家園年度別入園者数(令和2年度~令和7年度)
- 令和7年度古民家園事業実績(事業実施回数・参加者数、イベント・体験教室等、年中行事展示)
- むいから枝豆収穫祭・みんなのむいから夏祭り・古民家園で餅つき体験・古民家園でも桜まつり 実施報告
- 令和8年度の古民家園事業(案)
6.会議の結果
- 会議に先立ち、社会教育課長より挨拶
議題1.令和7年度の運営状況及び事業実施結果について
令和7年度の古民家園の運営状況及び事業実施結果について、事務局から次の事項を報告しました。
- 令和3年度以降、入園者数は徐々に減少してきたが、令和7年度は前年度と比較してやや持ち直したこと、その要因はイベント型事業の参加者増によること、対して日常的な入園者数には大きな変化が見られませんでした。
- 熱中症対策と効率的な施設の維持管理の観点から、8月には開園時間の延長や臨時休園を試行しましたが、見込み通りの結果にはなりませんでした。
- 令和7年度の事業の実施回数は57回で、うち27回は「古民家園で遊ぼう」と「昔あそび体験」の定例事業であったこと、各事業とも参加者数は良好で、イベント型事業は前年度の倍近い参加者が見られた事業があったこと、「むいから民俗学講座」、「むいから文化財講座 建築の見かた、楽しみ方」などの講座も定着しており、イベント型事業以外の各事業の参加者数も増加しています。
- 秋には、都立狛江高等学校筝曲部による「お月見コンサート」、狛江能楽普及会による「むいから能楽鑑賞会」など伝統文化に親しむ機会の提供や、「かまどで朝ごはん」などの体験事業、十五夜の臨時開園など季節感を演出する事業を実施しました。
- 子ども向けの伝統文化体験については、イベント型事業や年中行事に関する事業に組み込むことで、より参加しやすいかたちとなるよう工夫しました。
- サッカークラブの東京フットボールクラブ株式会社(FC東京)と連携して取り組んでいる枝豆栽培について、今年度は種蒔きから地域の子どもたちに参加を募り、畑の手入れを経て、最後に自分たちで収穫する一連の体験型事業として実施し、好評であったことを報告しました。
- イベント型事業は、古民家園を活用した地域交流と賑わいを創出する事業として、みんなのむいから民家園事業実行委員会が「むいから枝豆収穫祭」、「みんなのむいから夏祭り」、「古民家園で餅つき体験」、「古民家園でも桜まつり」の計4回の事業を実施しました。「むいから枝豆収穫祭」は、FC東京との連携事業で栽培・収穫した枝豆をカマドで茹でて入園者に振る舞いつつ、FC東京のオリジナルクラフトビールを提供するとともに、子ども向けのお楽しみコーナー等も設け、賑わいを見せました。「みんなのむいから夏祭り」は、気軽に伝統文化に親しむ企画で、園庭にて盆踊りと和太鼓の体験、古民家内で怪談を実施し、飲食の提供や子どもが楽しめる縁日コーナーを設け、多くの参加者が見られ、両事業とも前年度に比べ倍近い入園者を数えました。「古民家園で餅つき体験」は恒例行事となりつつあり、「古民家園でも桜まつり」は、西河原公園で開催される桜まつりに合わせて、古民家を茶屋に見立てて甘味を提供するとともに、園内の畑で収穫したサトイモで作った芋煮を入園者に振る舞いました。今年は桜の開花のタイミングや天候にも恵まれ、桜まつりの会場に向かう人の流れがあり、多くの方々に入園いただき、甘味類は昼前にはすべて完売しました。
事務局からの報告に対して、各委員から次のような意見が示されました。
- イベント型事業については、地域の親子連れを中心に大勢の方々に来園いただいていると思われますが、親子連れや子どもが参加しやすい企画たけではなく、シニア層が気軽に集まれて、楽しめるような企画も欲しい。シニア層は魅力的な場所があれば遠方から知人を呼び寄せたり、また自身も遠出するので、そのあたりの層をうまく取り込む方策も考えて欲しい。
- 事業の内容、参加者数を見ると、やはり飲食の提供、とくに振る舞いがある事業の参加者が多い。振る舞いをきっかけに、古民家園に立ち寄ってもらうようなきっかけとなれば良いと考える。
- 地域の食文化は非常に大事なので、「むいから民家園」の愛称にもなっている麦、とくにうどん文化を伝えるような事業も欲しい。
- 普段、主屋の中には基本的にモノがなく、実際に人が生活していた雰囲気があまり感じられない。様々な事業で建物の中を活用しているので難しいとは思うが、期間を定めて、衣食住に使われた民具の展示なども検討して欲しい。
議題2.令和8年度の事業計画について
令和8年度の事業について、事務局から事業を計画するに当たり配慮している点とそれを踏まえた次年度の方向性を説明しました。
- 事業の目的は、地域の歴史や民俗を伝え、また、地域の歴史や民俗に触れる機会、学ぶ機会を提供することにあり、これに加えて、地域に開かれた施設として賑わいを創出するためにイベント型事業を実施していくこと、次年度も引き続き、開園日・開園時間の変更を試行していくこと、夏期と冬期は、季節に即した事業を除き、極力事業の実施を控えること、子ども向けの伝統文化体験をイベント型事業に組み込み、気軽に体験できる機会を提供していくこと、都立狛江高等学校や市と包括連携協定を締結している団体と連携した新規の事業を検討していくことを方向性として考えていることを説明しました。また、令和9年度に予定している大規模修繕を機にこれまで継続してきた事業の見直し・検討を行う予定であることを説明しました。
事務局からの説明に対し、各委員から次のような意見が示されました。
- 観光庁などが推進する「ユニークベニュー」は、文化財建造物を本来的な公開・活用方法に拘らず、幅広く文化・芸術の展示や発信場所として活用していくことを想定しているもので、地域に根差した文化財の活用とは考え方が異なるもので賛否がある。しかし、シニア層の多様な興味関心を惹きつけるきっかけとなる可能性はあるため、検討してみたらどうかとの意見が出されました。
その他
- 次回の会議は、通例どおり9月下旬頃を予定しているが、具体的な日程等については事務局で調整することになりました。
- 議長、閉会を宣言。
古民家園運営評議会委員名簿
議長
稲葉和也(学識経験者)
副議長
長沢利明(学識経験者)
委員
米村創(社会教育関係者)、遠藤美帆(公募市民委員)、堀井美智子(公募市民委員)
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