令和8年度 第1回コミュニティ・スクール・地域学校協働本部連絡会議会議録(6月11日開催)
日時
令和8年6月11日(木曜日) 午後3時~4時45分
会場
防災センター302・303会議室
出席者
北村 真(狛江第一小学校 副校長)、淋 慎一郎(狛江第三小学校 校長)、小宮山 詠美(狛江第五小学校 校長)
浜崎 宣夫(狛江第六小学校 副校長)、鷲見 真太郎(和泉小学校 校長)、宮島 誠(緑野小学校 副校長)
岸田 和之(狛江第一中学校 校長)、平井 政知(狛江第二中学校 副校長)
岩瀬 敏郎(狛江第三中学校 校長)、上原 孝枝(狛江第四中学校 副校長)
内海 貴美(一中ゾーン学校運営協議会 会長)、鈴木 智善(二中ゾーン学校運営協議会 会長)(三小地域コーディネーター)
白井 誠(三中ゾーン学校運営協議会 会長)、千葉 桂樹(四中ゾーン学校運営協議会 会長)
吉田 和夫(統括コーディネーター)、住友 和子(統括コーディネーター)
角田 博俊(六小地域コーディネーター)、山口 あずさ(和泉小地域コーディネーター)、篠宮 悠子(緑野小地域コーディネーター)
愛甲 悦子(一中地域コーディネーター)、前田 正人(二中地域コーディネーター)、梅本 ろり絵(四中地域コーディネーター)
欠席者
増川 邦弘(一小地域コーディネーター)、鹿野 朋子(五小地域コーディネーター)、高田 由紀子(五小地域コーディネーター)
秋元 慈一(六小地域コーディネーター)、森 勇貴(三中地域コーディネーター)
事務局
鈴庄 美苗(教育部 教育政策監)、森 旦憲(教育部 学校教育課長補佐 兼 教育政策係長)
掛川 智史(教育部 学校教育課 教育政策係主査)、亀澤 信一(教育部 学校教育課教育政策係地域 学校連携支援専門員)
付議案件
- 各ゾーンより
学校運営協議会の予定・コミュニティ・スクールの工夫 - 各小・中学校より
地域住民が参画して実施する教育活動の予定 - 統括コーディネーターより
東京都統括コーディネーター会議の報告 - 地域学校協働本部より
出前授業(市提携企業提供分)実施予定、中学校合同地域未来塾「こまえみらい学習室」、polyfitの登録状況、CS・地学協を一体的に推進するためのヒント - 意見交換
「コミュニティ・スクールの取組で今後してみたい工夫」、「コミュニティ・スクールの活性化のために地域はどのように関わるか」 - その他
議事
1.各ゾーンより
今年度の「学校運営協議会の予定・コミュニティ・スクールの工夫」について報告
一中ゾーン:
学校運営協議会は年4回で、1回目に今年度の方向性を示し、4回目に振り返りを行う。2回目と3回目は授業参観をした上で、6つの分科会で教員と委員が一緒に協議を深めていく。工夫としては、ゾーンで作成した学校運営協議会シートを軸に、ゾーン内で義務教育を修了した時の子どもの姿をゴール像として、話し合いを深めている。また、WEB上で意見を集約し、それを次回の会議で紹介していく。さらに、各学校の主幹教諭も会議に参加させることで、コミュニティ・スクールの方向性を現場に浸透させるようにしている。
二中ゾーン:
学校運営協議会を4月・9月・3月の年3回実施予定。4月の会議では、オンラインで3校の児童会と生徒会の代表を繋いで、児童・生徒の声を学校運営協議会に活かすという取組を行った。第2回では、授業参観を通して子どもたちの姿を見てもらい、学校経営に活かしていく。さらに第3回では児童会と生徒会の代表児童・生徒の声を聞き、次年度に活かしていくことを予定している。
三中ゾーン:
学校運営協議会は年4回実施予定で、第1回はすでに終了し、第2回は三中、第3回は和泉小の様子を見てもらうとともに、教職員との顔合わせも予定している。授業参観も実施したいが、委員の時間が合わないので、動画や写真を見ながら協議会を行う予定。第4回は学校評価や次年度の教育課程等について協議する。
四中ゾーン:
学校運営協議会は年5回で、奇数回は四中で、偶数回は五小で実施する。第1回と第5回は午前中に実施し、会議終了後に授業参観の時間を設ける。そして第3回は、四中生徒会の生徒たちが、学校運営協議会委員のアンケートの結果を踏まえて考えたことを発表する場を設定する。さらに第4回では、会議終了後に委員と主任教諭等との懇談会を行う予定である。工夫としては、学校教育目標との整合性を図りつつ、四中の地域防災訓練や四中スペシャル、五小の夏祭り等において地域人材の活用を図り、学校と地域が協働した教育活動を推進している。さらに学校運営協議会委員へのアンケート調査を実施し、取組の評価と改善に活用している。
質疑応答
なし
2.各小・中学校より
今年度の「地域住民が参画して実施する教育活動」の予定について報告
一小:
これまで継続している活動を、お手伝いの方々とさらにブラッシュアップしながら進めている。特別支援学級の児童たちが地域の皆さんと一緒に行った花の苗植え運動が昨年度表彰されたことで、今年度の機運が盛り上がっている。
三小:
これまでも水辺の楽校や昔遊び等の活動があるが、これからも地域の皆様に協力を依頼したい教育活動がさらに出てくると思うので、地域コーディネーターに相談しながら進めていきたい。
五小:
多くの方々が、polyfitの情報を見て協力してくれている。英語授業サポートを、5・6年の英語の授業に今年度初めて取り入れた。水泳見守りサポートはプールサイドで児童の安全見守りの補助、防災体験活動は各学年の実態に応じた活動に協力を得ている。夏祭りは多くの方々と連携し、四中の生徒たちにもボランティアで参加してもらっている。米作りや野菜作り、芝生の整備等でも地域の方々の協力を得ており、大変助かっている。
六小:
それぞれの学年で、自然と触れ合ったり野菜やお米を育てたりする上で多くの地域の方々のご協力を得ている。さらに、JAのご協力で枝豆の収穫等を行っている。地域コーディネーターが2人体制になり、他のゾーンの事例を参考にしながら活動の幅を広げていきたい。例えば、英語の活動や6年生総合のキャリア教育で、大学生に話を聞く会の実施を考えている。
和泉小:
特徴的な取組は落語体験や起業家教育で、起業家教育は昨年度は東京都のプログラムで5年生がドリップパックコーヒーを作成して販売した。今年度は狛江市内の企業等の協力を得ながら狛江の魅力を発信していく予定である。大人との対話は、6年生が地域コーディネーターが集めた15名の大人と対話する中で、自分の将来に希望をもってもらうことを目的としている。また、商工会の青年部の協力を得て、地元の起業家と6年生が話をする中で課題を共に解決するプログラムも実施している。さらに、本校には80平方メートルの広い畑があり、野菜を栽培して給食で提供する取組も行っている。畑の維持等で地域の皆様の協力を得ている。
緑野小:
学校安全ボランティアでは、幅広い年代の皆様に子どもたちを見守ってもらっている。放課後学習室と英語授業は、地域コーディネーターのご協力のもと実施している。また、あいさつ運動は民生委員の皆さん、町探検は保護者の協力を得ている。さらに、地域防災体験授業は第四育成委員会、畑の野菜づくりは地元の農家の方の協力を得ている。
一中:
職業講話は2年生の総合的な学習の時間に実施しており、地域コーディネーターの協力のもと、今年は25名以上の方に講話をお願いする。特別支援学級の進路学習は、卒業生に来てもらって話を聞く中で、多岐にわたる卒業後の進路について考える機会としている。陶芸教室は元保護者である陶芸の専門家、あいさつ運動は育成会、定期考査前の自習室は地域住民、学校行事は準備等で保護者の協力を得て実施している。
二中:
職業人の話を聞く会と卒業生の話を聞く会では、様々な方が二中に来て、進路や職業等の話をフィードバックしてもらっており、今後さらに充実させていきたい。体育祭は今年度から午前開催とした関係で、リハーサルの日も保護者公開することで観てもらう機会を増やし、PTAやおやじの会の方々に準備や受付等の協力をしてもらった。
三中:
あいさつ運動や地域の見守りは、民生児童委員や保護者の協力を得ている。定期考査前の自習室は、保護者の見守りのもと、毎日30~40名ほどの生徒が利用している。職業講話は地域の様々な職業の方々に来てもらってお話を聞いている。体育祭や学校行事の準備や受付等は、保護者に分担して協力してもらっている。英語検定3回のうちの1回は第三育成委員会が主催していて、上位級の検定は都立狛江高校と一緒に実施している。今年度から残り2回の英語検定も保護者に協力をもらうことにしている。
四中:
地域防災体験授業は、地域の方々と連携しながら、各学年の体験を実施している。特に3年生は、さまざまな場所での実際の場面を想定しながら、地域の方々と一緒に動き等を体験して学びを深めている。四中スペシャルは、地域で活躍されている方を招いて、専門的な知識や技能を指導してもらっている。特に祭囃子の太鼓では生徒たちが上手に演奏できるようになっている。書写の指導においては、地域の方の専門的な指導を放課後や夏休みの自習室でも地域の方のご協力を得ている。
質疑応答
【質問】和泉小の大人との対話は、どれくらいの時間、どういう内容で実施しているのか。
【回答】まず大人の方に、自分のことについて用紙に書いてもらうことから始めている。大人の人数によって子どものグループを作り、1グループ1回7~8分の対話をして、終わると違う大人と対話するローテーションを組んでいる。その中で、子どもたちから事前に準備しておいた質問を投げかけることで、グループ内の会話が弾んでいる。大人は16歳から60代まで、様々な職業の方の協力を得ている。
【質問】五小では、polyfitをどのように有効活用しているのか。
【回答】地域担当の主幹教諭が、polyfitを使って地域Cと連絡を取り合っている。
【質問】学校運営委員会の「開催頻度」・「アンケートの結果」・「主幹教諭の参加」・「子どもの意見」等について、各ゾーンから補足する点があればお願いしたい。
【回答】
四中ゾーン:
以前から5回開催することとしており、委員の皆様と頻繁に会うことができる。アンケートは、委員の皆様に子どもたちのイメージや今後どうなってほしいか等を聞き、その結果を受けて生徒会が各委員会の意見を吸い上げて、スライドを作って発表した。
三中ゾーン:
地域の方の協力に対して報酬が必要か不要か、PTAと地域への協力依頼の棲み分けをどうするか、管理職と主幹教諭以外の多くの教員を巻き込んでいくためにどうすればよいか等、考えていかなければならないことがある。
二中ゾーン:
昨年度から子どもたちをオンラインで繋いで意見を吸い上げているが、授業の関係で時間設定が難しい。管理職以外の教員を巻き込む点についても、授業等の都合で難しい面がある。協議会の回数は少ないが、毎回必ず分科会を入れて話し合いを入れるように工夫している。
一中ゾーン:
年4回実施していて5回に増やしたいという思いはあるが、中学校の授業時数の確保の問題で難しい。授業参観を一中は毎年、一小と緑野小は隔年で行っている。回数の確保が難しい中で、ソーンの連携を深めるために、WEB上で意見の集約ができるようにしている。子どもの意見については、対面での意見の収集は時間の関係で難しかったが、魅力ある学校づくりの観点で学校の良さや未来に引き継ぎたいこと等の意見を、WEBシステムを活用して聞くことができた。
3.統括コーディネーターより
5月29日(金曜日)に開催された東京都統括コーディネーター会議について、統括コーディネーター2名から報告
- 東京都の統括コーディネーター約50人が集まり、それぞれの地域の情報交換等を行った。各自治体の状況がさまざまで、統括コーディネーターから見える景色もそれぞれ違うので、他の自治体から学ぶよりも狛江は狛江らしく持っているものを有効活用しながらやっていくことが大切であると感じた。コミュニティ・スクールや地域学校協働活動を仕組みとして導入したからおしまいではなく、子どもたちのために総合的に考えてどう有効活用すれば良いかをみんなで創意工夫して考えながら進めていくことが大事だと思う。今後は、実際の話し合いの内容を工夫したり吟味することが大切で、それぞれの委員の考え方が問われているという印象を受けた。
- 東京都統括コーディネーター会議で出された他地区の多種多様な取組から、狛江も取り入れられるものもあると思う。東京都のやり方を真似する中で着眼点などをうまく活かしながら、狛江独自の取組にしていけると良い。狛江市は、他の自治体に先んじてコミュニティ・スクールと地域学校協働活動を一体的に進めようとしている。狛江のリソースは人とのつながりとネットワーク、そしてそれぞれの学校の特色ある取組が相互につながっていることである。もう一つは、狛江在住で狛江のために頑張ろうと思っている方を発掘していくことが必要。東京都以外で、高校とのコミュニティ・スクールを進めようとしている地域もあるが、難しい面もある。今後、都内の様々な実践から学びながらも、狛江で何ができるかを考えていけると良い。
質疑応答
なし
4.地域学校協働本部より
- 出前授業(市提携企業提供分)の実施予定について
今年度は現段階で、5つの企業・団体の9プログラムに対して小学校3校と中学校1校の各学年から申し込みがあり、現在日程等の調整をしてもらっている。年度途中でも申し込みを受け付けるので、積極的に活用してほしい。 - 中学校合同地域未来塾「こまえみらい学習室」について
今年度、中学校合同地域未来塾「こまえみらい学習室」を、定期考査前や夏季休業中にこまえみらいテラス内で開室する。統括コーディネーターや中学校地域コーディネーターに運営の協力を、polyfitで募集した大学生・大学院生に学習支援員をしてもらう予定で準備を進めている。 - polyfitの登録状況
今年度4~5月に新規登録数が増えた。これは、4月の各小・中学校の保護者会で、コミュニティ・スクールや地域学校協働活動の紹介とpolyfitのPRをしたことが影響していると思われる。今後も、登録促進とともに積極的な活用をお願いしたい。 - CS・地学協を一体的に推進するためのヒント
昨年度、文部科学省主催「コミュニティ・スクール制度化20周年記念フォーラム」で表彰された107団体の事例および貝ノ瀬滋氏の記念講演や東京都主催「統括コーディネーター会議」での各自治体における取組事例から、コミュニティ・スクールと地域学校協働活動を一体的に推進するためのヒントを事務局でまとめたので、今後の取組の参考にしてほしい。
質疑応答
なし
5.意見交換
「コミュニティ・スクールの取組で今後してみたい工夫」、「コミュニティ・スクールの活性化のために地域はどのように関わるか」
2つのテーマについて、ゾーンごとに意見交換を行った。各ゾーンより出された主な意見は次の通り。
一中ゾーン
- 防災体験や部活動に地域の方に協力してもらう
- 子どもたちが地域の方々と一緒に協働体験をする場を設定する
- 3校が一緒に関われる行事を作る
- 小中交流の中で地域の大人も一緒に交流する
二中ゾーン
- 3校合同でできうるものに取り組む
- 児童・生徒のアイデアを大切にする
- 児童・生徒が自ら決めて取り組む経験をさせる
- 学校をオープンにして地域の方々が入りやすい雰囲気を作る
- 地域の方々が学校に積極的に足を運ぶ
- 町会の力を借りる
- 子どもと伴走する
三中ゾーン
- 校友会(三中同窓会)とpolyfitを活用するなどして連携する
- 学校運営協議会に、大学生(卒業生)に(オンライン等)でオブザーバー参加してもらう
- アンケート調査により、広く意見を集める
四中ゾーン
- 子どもが大人と一緒に活動する場を設定する
- 他の区市と交流する
- デジタルを活用する
- 教員の意見を聞く
- 教員が働きやすい環境を整える
6.その他
事務局より事務連絡。
7月9日(木曜日) 午後6時より、各ゾーン学校運営協議会の地域の委員を対象としたコミュニティ・スクール研修会を予定している。
