1.日時

令和5年10月5日木曜日午後6時30分から8時15分まで

2.場所

狛江市防災センター4階401会議室

3.出席者

議長:稲葉和也

副議長:長沢利明

委員:坪西由美子、堀井美智子

事務局:鎌谷京子(社会教育課)、宇佐美哲也(社会教育課)、松下祐三(社会教育課)

4.議題

  1. 議長・副議長の選出について
  2. 令和5年度上半期の運営状況について
  3. 令和5年度下半期の事業について
  4. 令和6年度の事業について
  • その他

5.配布資料

  1. 狛江市立古民家園年度別入園者数(平成30年度~令和5年度)
  2. 令和5年度狛江市立古民家園事業実施実績
  3. 令和5年度古民家園事業スケジュール(案)
  4. みんなのむいから夕涼み実施報告
  • (参考)古民家園20周年記念「みんなのむいから民家園まつり」実施報告

6.会議の結果

会議に先立ち、社会教育課長の挨拶、坪西委員(新任)の自己紹介がありました。

事務局から、本会議は原則公開とすること、会議録は要点筆記とし、議長が確認した後、市教育委員会ホームページで公表することを説明し、各委員から了承を得ました。

議題1.議長・副議長の選出について

委員の互選により、議長に稲葉委員、副議長に長沢委員が選出されました。

令和5年度上半期の運営状況について

令和5年度上半期の運営状況について、事務局から、以下のとおり上半期の入園者数及び事業の実施結果を報告しました。

  • 入園者数について、過去5年度の入園者数を提示して比較し、本年度上半期の入園者数は、前年度に比べるとやや減少しているが、新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ令和2・3年度の状況からは回復してきており、平成30年度と同水準で推移していることを報告しました。
  • 上半期の事業の実施回数は、定例事業である「古民家園で遊ぼう」と「昔あそび体験」が18回、年中行事展示が4回、体験教室や講座等の新規及び継続事業が18回の計40回で、おおよそ昨年度末の本会議で提示した「令和5年度古民家園事業スケジュール(案)」に沿って実施していることを報告しました。
  • 体験教室や講座等の新規及び継続事業のうち、5月5日の「こどもの日はむいからで楽しくすごそう!」では、かまどで蒸かしたヨモギ蒸しパンの配布を行い、例年の子どもの日の事業に比べ参加者が多かったこと、年6回を予定しているむいから民俗学講座「昔ばなし探求」は、徐々に参加者数が増えてきていること、夏期の子ども向け体験教室「むいから寺子屋」は、好評であるが、熱中症対策から事業の日程を変更したものもあり、次年度以降は事業の日程や実施時間等に工夫が必要になること、9月29日の「むいからお月見音楽会」は、十五夜に合わせた都立狛江高等学校箏曲部の演奏会で、2年振りの開催であったが、今回も好評であったことを報告しました。
  • 8月26日の「みんなのむいから夕涼み」は、古民家園のさらなる活用に向けて、地域と古民家園の連携を深めることを目的に、古民家園開園20周年記念事業を実施した古民家園20周年記念事業実行委員会を母体とする「みんなのむいから民家園」事業実行委員会が企画・運営したもので、開園時間を延長し、主屋をステージにした音楽会などで夕涼みを楽しむ企画で、飲食の提供もあり、賑わいが見られたことを報告しました。
  • このほか、サッカークラブのFC東京と連携して実施している畑での枝豆栽培ついて、本年度も実施したものの、事業実施のスケジュールと枝豆の成長具合がうまくかみ合わず、予定を2週間前倒し、急遽7月25日に「石川さんの枝豆、今年はみんなでいただきます!」と題して、かまどで茹でた枝豆を配布することとしたため、事業の周知期間を得られず、結果として参加者数が芳しくなかったこと、栽培した枝豆は、市の子ども政策課の事業である「子ども議会」にて、子どもたちが狛江の魅力を学ぶ過程において、畑で枝豆を収穫し、かまどで茹でいただくといった形でも活用したことを報告しました。
議題3.令和5年度下半期の事業について

令和5年度下半期の事業について、令和5年度古民家園事業スケジュール案をもとに、事務局から、下半期の事業も事業スケジュール案に沿って展開していき、気候も寒冷となっていくので、かまどや囲炉裏を積極的に活用していくこと、コロナ禍では見合わせていた飲食を伴う事業についても、参加者等の抵抗感が和らいできているので、安全対策を施し、今後も実施していくことを報告しました。

議題4.令和6年度の事業について

現在、令和6年度の予算編成を進めているが、次年度の事業については、本年度の事業をベースに計画していくことを報告しました。

各委員からの意見

以上の報告に対し、各委員から次のような意見が示されました。

  • 上半期は、かまどや囲炉裏を活用する事業が少なかったようなので、下半期は積極的に活用していって欲しい。
  • 古民家園は、古民家を展示している施設なので、建物内の調度品等の手入れにも気を配って欲しい。また、年中行事の展示では、例えば節分のヤッカガシなど、ちょっとしたものでも再現して欲しい。
  • 正月の事業について、市の初春まつりとうまくリンクできないか。例えば、どんど焼きの会場では、古民家園周辺の文化財等を紹介するスタンプラリーの地図を配り古民家園へ誘導する、古民家園では、どんど焼の歴史を紹介するパネルを展示したり、繭玉飾りの団子を配ってどんど焼きの会場へ誘導する、このような仕掛けで多摩川沿いを周遊する事業を実施できないか。
  • 多摩地域には、いくつか古民家があるが、23区の古民家のように連携を築くことはできていない。古民家園も準会員として参加している三多摩博物館協議会などを伝にして、東京都が実施している文化財ウィークの期間に、連携した取組みを企画するなど、多摩地域の古民家の連携を深めていって欲しい。
その他

前年度、3月26日に実施した古民家園20周年記念「みんなのむいから民家園まつり」について、実施結果を報告しました。

次回の会議は、例年どおり3月下旬の開催とし、具体的な日程等については事務局で調整することになりました。

議長、閉会を宣言。

古民家園運営評議会委員名簿

議長
稲葉和也(学識経験者)

副議長
長沢利明(学識経験者)

委員
坪西由美子(社会教育関係者)、堀井美智子(公募市民委員)