先週から三学期が始まり、みなさんも学校で書き初めを行いましたね。16日からは、一階の廊下に全学年の人達の書き初めが展示されます。そこで、今日は書き初めについてお話をします。

 書き初めは、1年生2年生は鉛筆で、3年生以上のみなさんは毛筆でひらがなや漢字を書きますね。漢字は今から約3500年前に中国で作られました。今は中国という名前の国ですが、当時は漢という国だったので、漢の国の字というわけです。この漢字が日本に伝わったのが今からおよそ1600年前で、高学年の人は知っていると思いますが、弥生時代と言って日本では米作りを集団で行うようになった時代です。さらに書き初めのルーツは、平安時代に貴族の中で新年に行われていた「吉書の奏」という行事だそうです。一般の人々に広まったのは江戸時代で、おめでたい新年に書道をして今年の目標や抱負を書いていました。また書き初めをするのは1月2日で、これは江戸時代の仕事始めだからだそうです。

 みなさんも江戸時代の人々のように、新年を迎えて今年一年頑張ろうという気持ちを込めて、のびのびと書き初めを書いたと思います。校長先生もみなさんの書き初めを観るのが本当に楽しみです。みなさんもお友達の素晴らしい書き初めをしっかりと鑑賞して良いところをたくさん見つけてください。