土屋塚古墳公園の概要

土屋塚古墳は、直径約33m、高さ4.5mを測る円墳です。昭和61年(1986)に市史跡に指定され、平成16年(2004)には、墳丘を取り巻く周溝の発掘調査が行われました。その結果、墳丘の東側に小さな造出部があること、墳丘の周りには幅1.5mのテスラが取り巻き、その外側に幅10mの周溝が掘られていることが明らかになりました。また、5世紀第3四半期に築造された古墳であること、墳丘上に並べられた円筒埴輪は、北関東の古墳にみられる埴輪と共通した技法で製作されていることなどが明らかになっており、5世紀代の多摩川流域の古墳文化の動向、当時の地域間関係を考える上で、貴重な古墳といえます。

本古墳は、車両等の通行のある道路に面しており、見学時の安全性を高める必要等から、古墳北西端のテラス部分を舗装するなど、公園として整備しました。舗装部は限られた空間ですが、説明板を設置し、古墳を見学できるようになっています。 なお、古墳の保護のため、墳丘上に立ち入ることはできません。

所在地

狛江市岩戸南一丁目4番2号

開園時間・閉園日

常時開放しています。(ただし、墳丘上に立ち入ることはできません。)

交通案内

小田急線狛江駅より徒歩約15分

見学にあたってのお願い

・駐車場はありません。自動車での来園はご遠慮ください。
・住宅地に囲まれた小さな公園です。見学の際には、大声で話すなどの、近隣の迷惑になる行為はご遠慮ください。

問い合わせ

社会教育課文化財担当
電話03-3430-1111(内線2371)