文化財の概要

井伊直弼公敬慕碑は、明治34年(1901)に建てられました。井伊直弼を顕彰する記念碑として最初に建てられたもので、高さは約4メートルになります。
この石碑は、開国を成し遂げた井伊直弼の功績と井伊家に儒学者として仕えた小町雄八の遺徳を伝えるものです。伊豆美神社と和泉地域の人々が中心となり、狛江村を挙げての運動によって建てられたと考えられます。石碑が建てられた背景には、江戸時代に和泉村の一部が井伊家世田谷領だったこと、井伊家に儒学者として仕えた小町雄八が和泉村の出身だったことなどがあります。
井伊直弼公敬慕碑は、狛江村の村人たちが、自らの村の歴史を顧みつつ、村の誇りとして井伊直弼と小町雄八の功績を広く伝えていくために建てられたものであり、狛江の歴史にとって重要な文化財になります。

【指定年月日】平成27年3月17日

【種別】市重宝(歴史資料)

【所在地】狛江市中和泉三丁目21番8号

【所有者】宗教法人伊豆美神社

【構成】記念碑(竿石、台石)

【年代】明治時代

井伊直弼公敬慕碑

問い合わせ

教育部社会教育課文化財担当

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