平成30年度第1回狛江市立古民家園運営評議会会議録

1.日時

平成30年10月25日木曜日午後1時30分から2時30分まで

2.場所

市防災センター302会議室

3.出席者

議長:稲葉和也
委員:鶴壽子、長沢利明、堀井美智子
事務局:加藤達朗、宇佐美哲也、松下祐三(社会教育課)

4.議題

1.議長・副議長の選出について
2.平成30年度上半期の事業について
報告.今後の修繕計画(予定)について
3.その他

5.配布資料

・古民家園運営評議会委員名簿(平成30年度)
・古民家園条例施行規則・対照表
・平成30年度古民家園入園者数
・平成30年度古民家園事業参加者数
・むいから寺子屋資料
(チラシ、実施結果報告、申込み者数・参加者数集計、アンケート結果)
・旧荒井家住宅主屋立面図・配置図

6.会議の結果

・事務局で開会を宣言。
・社会教育課長から挨拶。

議題1.議長・副議長の選出について

・事務局から、これまで本運営評議会の議長は、狛江市立古民家園条例施行規則により教育長が務めてきましたが、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律に基づき平成30年4月から新教育長体制へと移行したことに伴い、同規則の改正を行い、今後は、教育長が構成委員から外れ、議長・副議長は委員の互選により定めることになった旨を説明しました。
・議長については稲葉委員が、副議長は長沢委員が、全会一致で選出されました。
・進行を稲葉議長に交代し、議題2へ。

議題2.平成30年度上半期の事業について

・事務局から、配布資料をもとに平成30年度上半期の入園者数の推移及び事業とその参加者数について説明しました。入園者数については、夏場の猛暑等の天候によるところを差し引いても、前年度に比べて大きく落ち込んでいます。事業については、基本的には前年度の事業を踏襲し、定例の古民家園で遊ぼうと昔あそび体験のほか、染め物の体験教室、季節ごとの生け花体験教室、年中行事に関する教室等を実施しています。また、夏休みの期間には、むいから寺子屋と称して、子どもを対象とした体験教室を実施しました。事業の参加者数については、大きな落ち込みはなく、むしろ良好でした。
・事務局から、むいから寺子屋に関して、各教室の内容、申込み者数・参加者数の集計結果及び参加者アンケートの結果について説明しました。申込み者数・参加者数の集計は、どの学校(地域)のどの学年(年齢)の子どもが古民家園の事業に参加しているのかを確認するためのもので、学校は狛江第一小学校と和泉小学校、学年は小学校3年生から5年生までの子どもが多く参加していました。参加者アンケートは、子ども向けの事業の効果的な周知方法と子ども向けの事業は誰が申し込んでいるのかを確認するためのもので、教室を知ったきっかけは学校配布のチラシが圧倒的に多く、申し込んでいるのは保護者だということがはっきりしました。
・事務局から、申込み者数・参加者数の集計と参加者アンケートの結果を受けて、今後はターゲットを明確にして教室の内容や周知方法を決めていくのか、参加者の少ない地域や年齢層を呼び込むための工夫に重点を置いていくのか、子ども向けの事業の取組み方を検討していく必要があります。ただし、参加者数にばかり固執することなく、事業内容の充実を図りながら進めていく必要があることを説明しました。
・委員から、むいから寺子屋の内容等について事実確認の質問がありました。
・委員から、上半期の事業とむいから寺子屋の内容を見る限り、古民家園が子ども向けの施設のように思えてしまう。子どもばかりでなく、大人を呼び込むための取組みも必要ではないかとの意見がありました。
・委員から、古民家園の運営をサポートしてもらうボランティアの導入を検討しても良いのではないかと考えているが、事業については、公民館等の社会教育関係の施設で活動している方々に協力してもらうことも考えられるのではないかとの意見がありました。
・事務局から、市の社会教育行政全体のあり方を見直していくことは課題の一つであり、その中で公民館等との連携についても検討していくことが必要になると考えます。また、ボランティアについては、市民活動支援センターのこまえくぼ1234と協力関係を築いていくことなどを検討していく必要があると考えます。ただし、まず、古民家園をどのような施設として運営し、事業を展開していくのか、他の施設とは異なる古民家園の特性を踏まえた上で、その方向性を定めていかなければならないことを説明しました。
・委員から、これまで市教育委員会が収集してきた民具等の資料を積極的に活用し、古民家園が博物館のような機能を果たしていく必要があるのではないかとの意見がありました。また、今後の博物館建設の可能性について質問がありました。
・事務局から、民具については、定期的に展示を行ったり、小学校の体験学習で活用するなど、積極的に活用していきたいと考えています。古民家園が博物館の機能を果たしていくことについては、設備の整った展示室やバックヤード等を持たない施設の性格上なかなか難しいところがあります。また、博物館の建設については、今後、学校をはじめとして教育施設の建替えが進められ、その有効的な活用方法を考えていくことになると想定されますが、その中で、教育施設に博物館の機能を盛り込むことができないかなど、公共施設再編の進捗を見据えながら、検討していく必要があることを説明しました。

報告.今後の修繕計画(予定)について

・事務局から、旧荒井家住宅主屋の北側、勝手口上部の土壁について、雨水等による傷みが見られており、次年度に修繕を計画していることを説明しました。また、主屋内のかまどについても傷みが見られ、こちらも修繕を計画していることを説明しました。

議題3.その他

・情報交換

・議長、閉会を宣言。

古民家園運営評議会委員名簿

議長
稲葉和也(学識経験者)

委員
鶴壽子(社会教育関係者)、長沢利明(学識経験者)、堀井美智子(公募市民委員)