1 日時

平成29年12月7日木曜日 午後6時00分から午後7時20分まで

2 場所

市役所防災センター4階 401会議室

3 出席者

委員   田揚江里、小林年春、上野友子、田淵晶子、佐藤江美、立道彩子

事務局  西田館長、小川主幹、平尾主任

4 欠席者

伊藤栄司

5 議題

(1)諮問事項 図書館事業について~今までの取り組みと今後の充実に向けて~

(2)その他

6 提出資料

(1)こまえ図書館だより第65号
(2)40周年記念しおり
(3)とうきょうの地域教育№129、№130

7 会議内容

7 会議の結果
(委員長)
  定刻になりましたので、会議を開催いたします。それでは、議題1の図書館事業について~今までの取り組みと今後の充実に向けて~について、ご意見を伺います。本日は、今までの取り組みと今後の充実に向けてご意見を伺ってきた内容について、答申策定のためにとりまとめを行います。事務局からの説明で、この10年で新たに始まった事業としてセカンドブック、サードブック、利用支援サービス、図書館ボランティアの3つが挙げられています。まず1つ目、セカンドブック、サードブック事業です。子どもが本に触れあい、読書の楽しさを知るきっかけをつくり、自発的な読書活動につなげるものとして、小学校入学時、中学校入学時に本を1冊贈呈する事業です。これについて、今までの評価と今後についてみなさんにご意見を伺っていきます。セカンドブックサードブックの対象者がどのくらい受取りに来ているか教えてください。
(事務局)
 セカンドブックは7割強で、今回始まったサードブックは6割弱です。
(委員長)
 それは、子ども達が受け取った数値ですか。
(事務局)
  申込みをした状況です。まだ取りに来ていない方には、電話連絡を入れています。
(委員長)
 それを踏まえながら、一人ひとりに贈呈するということがどうなのかということと、単なる贈呈ではなく、それだけ公費を支出するのでそこに学校教育としての関わりとして効果的なやり方が他にあるのではないかと思います。
(委員)
 贈呈式を行う図書館の作業負担はいかがでしょうか。
(事務局)
 以前、学校にお願いしていたときは、学校に「お知らせ」の配布と「申込書」の回収及び集計をしていただき、図書館が発注をしていました。納品された本は、図書館が学校ごとに振り分け、学校を通して配布していただいていました。現在は、図書館が直接保護者あてに「お知らせ」を送り、事前申込みを受付け、集計して発注します。発注された本は贈呈会で贈呈します。贈呈会に来られなかった人は、再度お知らせをしています。
(委員)
 取りに見えない方に連絡を取り続けるという手間が増えているのですね。
(事務局)
  6月末日が期限で、期限までに申込みがあった人に贈呈しています。事前申込みなので本が不足することはありませんが、図書館に来てもらうという手間があります。受け取る人にとっては図書館に来るのが負担かもしれませんが、図書館としては、本を配るだけではなく、図書館に来て利用してほしいというねらいで利用案内をしているので、効果はあるのではないかと思います。
(委員)
  サードブックは自分で申込むのでしょうか。
(事務局)
  事前の申込みは保護者あてに送っています。保護者から申込みが来る場合もありますし、本人が来る場合もあり様々です。セカンドブックの場合は、同じく保護者あてに通知を送るのですが、保護者のみか保護者と本人が一緒の場合が多い状況です。贈呈会後も同様です。サードブックはセカンドブックより本人が来る場合が多いようです。
(委員)
 以前にも申し上げたのですが、欲しい本がないという理由で申込みもしなかった知り合いがいます。事業自体は悪くないのですが、市の公費を使ってまでやる効果があるのか疑問です。ブックスタートは、赤ちゃんが本に触れ合うという機会を設けてもらうことでとてもよいと思います。サードブックに関しては、行う意味があるのでしょうか。再検討したほうがよいと思います。
(委員長)
  子ども達が本に親しむという意味はあると思います。ブックスタートと違って、学校教育の中に児童が入るので、例えば、前回の会議で、「欲しい電車の本がない」と子どもが言っていた話がありましたが、学校教育の中で「この中から選んでね」と読み聞かせをすると、すべての本の内容が分かってますから、子どもたちは楽しみながら選書することができていました。子どもは選ぶ力はあるので、学校を通したほうが、子どもに本が渡る確立はあがると思います。学校から図書館に移行した経緯の中で、4月の多忙な中で事務処理が難しい点がありました。しかし、学校を通して、用紙を配り回収し、100%申込みをさせた方がよりいいのではないかと思います。サードブックは中学生なので、中学校の学校司書の方に小学校へ本の紹介をしにきてもらって本を決めるなど、教育を通しながら読書指導の一環として位置付けた方が、私は効果があるのではないかと考えます。
(委員)
 中学校に理解していただけるのでしょうか。
(委員長)
 行政から教育委員会へ要望していただいてはいかがでしょうか。保護者の立場からいかがですか。
(委員)
 気に入った本を読むのは大切なので、サードブックはいいと思います。家庭任せですと、教育熱心な家庭や子どもはよく読むと思いますが、そうではない家庭は本を読まない状況があります。授業に使うことも視野に、学校の先生が読ませたい課題図書のような本を何冊か決めて、その中から選べば、みんな読むかと思うのですがいかがですか。
(委員長)
 セカンドブックの選書は、小学校の司書が協議して決めたのですが、サードブックの選書はどなたが行ったのですか。
(事務局)
 学校で作っているブックリストを参考に、手に入る本という条件も考えて図書館の司書が行いました。
(委員長)
 今年度からスタートしたのですよね。
(事務局)
 そうです。
(委員長)
 直接ご家庭に申込書が郵送されて、直接図書館に申込みをするのであれば、中学校の先生の中にはサードブックの存在をご存じない方もいらっしゃるかもしれませんね。
(委員)
 教科に使える本を生徒に配れるとなれば、中学校の先生は喜ばれるかもしれませんね。
(委員)
 国語の先生だけでなく、理科の伝記などもご希望があるかもしれません。
(委員)
 図書館の意図として、もっと自由な読書活動という面から、教科に関する本というのはいかがでしょうか。また、公立の中学校に行かない子どもはどういう対応をしているのでしょうか。
(事務局)
 今も変わらず狛江市立以外の学校に通っている生徒には、図書館から直接連絡を入れて希望を取って直接渡しています。
(委員長)
 私学も公立も同じですね。
(委員)
 転入してきた子どもはどうなりますか。
(事務局)
 3月までに転入してきた子どもは対象者となります。
(委員長)
 目標を達成させると考えるならば、手渡す方法、選ばせる方法をもう一度再考されたほうがよいのではないかと思います。セカンドブックは3割、サードブックについては4割の子ども達に本が行き渡っていないのでは、ねらいが達成できていないですよね。学校に協力を求めるのはかなりハードルが高いのでしょうか。
(事務局)
 最初にかなり負担をかけてしまいましたので、課題があるかもしれません。ただ、時間がたっていますので、学校側も、協力できるところはしますと言われています。少し方向性を変えればできると思います。しかし、一度方向性を変えて贈呈会を実施した目的のひとつに、入学を祝うという目的がありました。学校を通すと、渡すのが夏休み前になるため、時期が遅くなってしまうので、3月末に贈呈会を実施しました。どちらもプラスマイナスがあります。それをいかにいい方法にするか考えなくてはならないというところです。
(委員長)
 サードブックは小学校で選んで中学入学と同時に渡せます。セカンドブックは、小学校入学前が保育園や幼稚園と様々で、入学してきたときには一人読書が成立しない児童が多いと考えます。夏休み前という時期は、一人読書ができるタイミングとしてはいいと思います。入学式のときに、お道具箱のお祝いといっしょに紹介してもらえればいいのではないかと思います。
(委員)
 セカンドブックは、図書館が担当するようになってからは、先生の読み聞かせはなくなっているのですか。
(委員長)
 家庭が選んでいる状況です。
(委員)
 申込まれなかった理由は2つあるのではないかと思います。1つは読みたい本がなかったためで、2つ目は売れ筋の本がないので魅力のある本がなかったため。読み聞かせをしていて、なんとなく読んでいた本を、ちゃんと読んでみようというモチベーションの違いを感じました。小学校の場合は、読み聞かせが重要だと思います。
(委員)
  読み聞かせのワンクッションは大きいと思います。ただもらってきたのではなくて、より楽しく本を読むことにつながるので、いいことだと思います。
(委員)
 その中から選ぶというのが原因なのだと思います。
(事務局)
 選書には、価格のばらつきがなく、必ず手に入るという条件がありました。
(委員長)
 では次に、2つめの利用支援サービスについてです。もう一度説明をお願いします。
(事務局)
 体が不自由で図書館に来るのが困難な方と、文字を読むことが困難な方に対してサービスを行っています。具体的には、図書館に来るのが困難な方には、個人に対する宅配サービスと、高齢者施設等に図書館で選択した本をセットにして団体貸出しする宅配サービスがあります。また、文字を読むことが困難な方に対しては対面朗読や、録音図書を作ったりして本を読むことを手助けするサービスです。
(委員長)
 発行されている、知的にハンディを持っている方たちが読みやすいよう、写真や絵、短い言葉で内容をわかりやすく工夫された本をLLブックというのですが、それはありますか。
(事務局)
 ありません。
(委員長)
 将来の計画はありますか。
(事務局)
 いずれは検討しなければならない課題だと思っています。
(委員長)
 施設に団体貸出ししたときの反応はいかがですか。
(事務局)
 大変喜ばれています。歴史や時代小説の他、最近はお料理の本や写真の多い本もリクエストされています。お話をうかがって、必要とされている本をセットに組み入れてお届けしています。
(委員長)
 要望に応じて、選書も変わってきているのですね。ご自宅に届けるというのは、事前にリストがあるのですか。
(事務局)
 まず申請をもとに面談をして、その方が対象になるか判断し登録します。その後配達します。ご自宅だけでなく、入院先の病院に担当が配達することもあります。
(委員長)
 登録制ということは、資格を失うこともあるのですか。
(事務局)
 配達先が変わるだけです。
(委員長)
 たくさんいらっしゃるのですか。
(事務局)
 人数的には、それほど多くありません。登録は二桁ですが、実際利用されているのは限られた方です。
(委員)
 字を読むことが困難なお子さんが使う、パソコンの画面の文字を見ながら声も聞けるマルチメディアデイジーはありますか。
(事務局)
 まずはテキストデイジーからですが、まだ研修中です。利用支援サービスの登録をしている方は、ほとんどが大人の方です。以前、字を読むことが困難な小学生のお子さんを持つ保護者から相談を受けたのですが、登録だけで利用はありません。教科書はデイジーの教科書が順次入っていると聞いていますが、活用状況は確認していません。
(委員)
 障がいのある方用の薄い教科書をデイジーにしようと、先生と調布のボランティアが動いているようです。デイジーを必要としているお子さんがどれくらいいるのかわかりますか。
(事務局)
 図書館ではわかりません。
(委員)
 先ほどまずデイジーとのことでしたが、世の中は、デイジーからマルチメディアデイジーに変わっていますので、マルチメディアデイジーもお願いします。
(事務局)
 はい。
(委員)
 職員の方が本を届けるのは、どれくらいあるのですか。
(事務局)
 1ヶ月に1回か2回程です。
(委員)
 調布市はボランティアが届ける制度があるようです。それくらいの数でしたらまだボランティアの必要はないようですね。
(委員)
 大型絵本の種類が少ないようですが、値段が高いからですか。「もちもちの木」の大型絵本を先日使ったら、子ども達が大喜びで、先生も驚かれてました。
(委員)
 私の周りの先生は、そんなに珍しがっていないです。
(委員)
 種類がもっとあるとうれしいです。
(事務局)
  絵本に比べて、大型絵本はもともと出版されている種類が少ないようです。
(委員長)
 出版されている大型絵本は網羅されているのですか。
(事務局)
 最近は買っていないので、網羅していないと思います。
(委員)
 最近新しく出版されているのでしょうか。
(事務局)
 多少はあると思いますが、費用の面で検討にあがりません。
(委員)
 小学校高学年から高齢者まで楽しめるような大型絵本をぜひ買ってください。
(委員長)
 では、利用支援サービスは、継続して充実させてください。次に、3つ目の図書館ボランティアについてです。図書館活動に市民の方も参加していただくために、養成講座を実施して登録制になっています。どのくらいの方が登録されているのでしょうか。
(事務局)
 人数的に50人程度登録されていますが、館内整理の活動をされているのは10人程度です。比較的決まった方々が定期的に来て下さっています。地域の関連記事のクリッピングも、毎回決まった方が10人程度です。本の修理は、高度の技術を持つ方と軽微な修理をする方がいて、10人程度の参加です。
(委員長)
 そのメンバーはそれぞれ違う方なのですか。
(事務局)
 一部重複していますが、それぞれ違います。図書の修理は、技術的に高度なことをしていただいています。読書週間のマナーアップキャンペーンで、こんなに傷んだ本が直っていますという内容なのですが、いつもなら悲惨な状況だけ紹介するのですが、今回は、修理されてきれいになって本が喜んでいますという展示の仕方をしたところ、市民の方から、救われた思いがしましたというご意見をいただきました。
(委員長)
 ボランティアの方の年齢層はどれくらいですか。
(事務局)
 平日の昼間の活動なので、現役世代の方はあまりいません。
(委員長)
 リタイアされた方が多いということですね。
(事務局)
 皆さん楽しみながら一生懸命活動してくださっています。こちらもなるべく活動の場を作たり確保したりしていかなくてはならないと思っています。ボランティアの方々のおかげで、うちの予算規模でも何とかなっているという面もあります。また、ボランティア活動の状況を紹介したいと思っています。グループとして活動されている中では、おはなし会のグループは定例的に打ち合わせの会を設けて、図書館の定例的なおはなし会そのものに参加していただいていますし、その他の行事でも参加いただいています。また資料作成では、狛江絵本点訳の会コスモスさんは、点字絵本を作ってくださっています。また、はなみずきさんは布の絵本を作ってくださっています。昨年は『エルマーのぼうけん』に出てくるりゅうを作っていただき、児童書棚の上に飾りました。また、最近カレンダーができあがりました。今、多くのみなさんに見ていただきたくために展示場所を考えています。
(委員長)
 それを見て、新たに参加したい方が出てきた場合はどうするのですか。
(事務局)
 図書館でボランティア講座を1年に1回開いています。次の年度に備えて新たなボランティアさんを増やしていくため養成講座を開いています。
(委員)
 ボランティアとして活動していますが、修理の技術もおぼえられるし、仲間もできるので、自分の生きがいになっています。
(委員長)
 3つについては、以上として、その他に図書館で行っているサービスとして成人向けサービスや学校との連携の充実を深める点ではいかがでしょうか。
(事務局)
 成人向けサービスは、以前行っていた文学散歩が外に出るのが難しくてできなくなっ
ているので、それに変わるサービスとして朗読会ができないかというご意見をいただきました。考えていかなくてはならないと思っています。学校との連携では、相互貸出しや、授業で使う複本を図書館や各学校から集めて配送していますが、情報システムがつながっていないので、お互い使えるようになるといいというご意見をいただいています。
(委員)
 先日しおりをいただいたのですが、数が中途半端なので追加でいただきました。次から配布物の数を工夫していただきたいと思います。狛江の水辺の楽校のしおりがカラーで大変すばらしいです。子どもがもらってくるのですが、図書館には届いていないということなので、団体の出した資料についても情報の共有をしていけるようになればいいと思います。
(委員)
 小さな資料でも、授業にすごく役に立つことがあります。
(委員長)
 以前の「わっこ」でかつての狛江の農業の記事が、地域学習に役立ちました。今はネットで見られるのですが、そういう情報をまとめていただけるとうれしいです。まだ高架にならない時代の小田急線の駅の様子のシリーズなどまとめていただけるとうれしいです。教育委員会で作っている資料は、漢字が多くて小学生には難しいようです。
(事務局)
 以前から、社会教育課で小学校3年生向けと6年生向けに資料を作っています。また、その資料を使って文化財担当が学校に授業に行っています。行くととても喜ばれるそうです。昔の資料は、子どもより保護者や祖父母の方が懐かしんで見ているそうです。学習の補助資料として出していたものがとても好評で、今は一般向けに販売しています。
(委員長)
 前回の、学校が仲立ちとなって図書貸出券を作れないかという話はいかがですか。
(事務局)
 3年生が図書館見学に来るとき、図書館から図書貸出券のご案内をしていますが、個人情報の取扱いに課題があるようで実現していません。
(委員長)
 教育委員会として、子どもの読書推進として、入学したら全員図書貸出券を作るとしてはいかがでしょうか。緑野小学校の1年生で調査したところ3割しか登録していませんでした。
(事務局)
 ブックスタートのときに、多くの方に貸出券を作っていただきますが、4年後に貸出券の更新があるので、そこで終わってしまいます。統計的にも4歳頃に登録率が下がっているので、そうではないかと分析しています。
(委員長)
 小学校4年生の例ですが、お金を持ってないから図書館で本を借りられないという認識の子もいるようです。
(事務局)
 和泉小学校の図書貸出券が作れなかったのは、一番近い西河原公民館での対応ができなかったようです。逆に中央図書館では案内をしていますが、学校側に課題があり実現していません。全体的な取組みとして進めたら、読書推進につながるかと思います。
(委員長)
 では、資料の説明をお願いします。
(事務局)
配布資料について説明いたします。
《資料の内容について説明》
(委員長)
  それでは、他に質問等なければ平成29年度5回図書館協議会を閉会いたします。次回の第6回図書館協議会につきましては、来年2月1日木曜日午後6時からとなります。後日事務局の方から各委員へ通知いたします。みなさん、お疲れさまでした。