1 日時  平成27年1月28日(水曜日) 午後2時~3時54分
 2 場所 狛江市防災センター303会議室
 3 出席者

委員長  佐藤正志(学識経験者)
副委員長 長田輝男(学識経験者)
委員   山田龍彦(市民委員)
委員   川越洋子(市民委員)

事務局

銀林 悠 (学校教育課教育庶務係長)
中川 昇永(学校教育課教育庶務係主任)
小島 希 (学校教育課教育庶務係)

4 欠席者 なし
5 議事

1.事業評価シートの確認について

2.今年度の試行(校庭芝生化)について

3.その他

 6 会議録(概要)  

(委員長)定刻になりましたので,第4回狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を始めます。

それでは「1 事業評価シートの確認」について事務局から説明をお願いします。

 

(事務局)事業評価シートについてご説明いたします。その見方として資料1をご覧ください。まず,前回までの会議でお話しいただいたことですが,1つの事業をいくつかの視点について,複数の角度から見ていくということを確認させていただいております。

評価の視点といたしましては大きく4つの視点の考え方がありまして,「�@コストの視点」「�A連携の視点」「�B地域特性活用の視点」「�C事業効果の視点」,これらの中から視点となりえるものを選びます。

次に事業評価シートの掲載事項なのですが,まず「�@事業内容」に対して対象事業の内容を記載しております。掲載項目としては,最初に事業の所管課を記載いたしまして,次に事業開始年度,事業内容を詳しく説明しております。続きまして「�A自己点検及び評価の結果」です。これは視点ごとに作成をします。評価の視点といたしまして,自己評価する視点,視点の内容についてここで説明しています。そして主管課は例えば校庭芝生化でしたら学校教育課となるのですが,関係課はそれぞれ視点によって環境教育ですと指導室になりますし,市の中の環境計画となると環境政策課ということを記載しております。そして成果・分析を行い,今後の課題について記載します。そしてそれぞれの視点ごとに今後の課題を書いたうえで,事務局で自分達がつくった点検・評価についての総括をいたします。そして最後に本審査委員会でのご意見をいただき,まとめたいと思います。

 

(委員長)前回までの会議で話し合ってきたことを整理して,このような内容で記載をされているという事務局からのご説明がありましたが,よろしいですか。具体的にこれはもう出来ていますので,今ご説明のあった項目が,どこにどう位置付けられているのかを具体的に説明していただけますか。内容は後ほど議論いたします。

 

(事務局)項目として資料2の最初に事業所管課とありますが,今回の場合,学校教育課と記載しているのが事業所管課になります。そして平成19年度に事業開始しておりますので,右にその年号を記載しております。そしてその下から大きく隣のページまでかかるのが事業内容にあたります。この中で,今回の校庭芝生化の内容を大まかに説明しております。続きまして「■自己点検及び評価の結果」は視点ごとに作成しております。今回3つの視点で書いておりますので3枚にわたっております。最初の「評価の視点�T」学校緑化の視点の「関係課」は,一番上に記載されております環境政策課です。そして左側に「成果・分析」の項目があります。そして一番下に「今後の課題」として,この評価の視点での今後の課題を書いております。視点は3つございまして,同様にあと2つの視点があります。その次に「自己点検及び評価の総括」として,主管課で作成した総括となります。�Tから�Vまである3つの視点を踏まえたうえで,全体としての総括はどうであったかということをこちらに記載しております。そして次の「■審査委員会の意見」です。これが最後になりますが,ここでご意見をいただき,その下に「■教育委員会の見解」をまとめます。

 

(委員長)具体物を使って掲載事項がどのように具体化されていくかをご説明いただきましたが,ご理解いただけますでしょうか。何か形式等で課題,問題点,お気付きの点はございますか。視点1つに対して1枚で整理しているということですね。3枚目ですが,視点�Vは総括の前で完結しているのですね。総括で項目が変わっているのですが,視点�Vから続いているような感じがします。形式の問題ですが,誤解を生まないように別の場所にタイトルとして移す必要があるかと思います。内容,形式についての説明はよろしいですか。

では,本日は議題2について論議をさせていただきますので,その時点でまた形式,内容についてあればご意見をいただくということで,先へ進めさせていただきます。それでは「2.今年度の試行(校庭芝生化)について」内容を確認させていただきます。

各論は,個別に論議をしていきますが,全体的なことで何かご意見,ご感想いただけますでしょうか。この資料を作成するにあたって,非常にご苦労なさったことと思いますが,芝生化に関しては非常にわかりやすくなったように思いますが,山田委員いかがでしょうか。

 

(山田委員)総括的にどこが最終的にそれを見ていくか,要は芝刈りをして,状況が行う前と行った後の記録をとっているとか,行政の役目というものもあると思います。全部投げてしまうのではなく,その辺りをもう少し明確にして,どこが関わって行っているのかということが資料には出てきませんので,最初の「学校緑化の視点」は環境政策課が関係課であり,「学校教育の視点」は指導室が関係課ということなのですが,では,芝刈りの担当や肥料を担当するのは,部署としてどこが関わって,どこが主導しているのかというのが明確ではないというのが第一印象です。細かいところが色々あるのですが,ざっと今見たところでは,少しぼやけていますので,はっきりどこが主導しているというところが書かれてあるべきだと思います。

 

(事務局)環境政策課が市全体の緑化計画を立てているので,こちらを関係課としてのせていますが,実際に行うのは学校教育課が計画を立てて行っております。

 

(山田委員)ですから,その辺りがぼやけているのではないかと思います。本当に学校教育のひとつとして必要性が高いから学校教育で把握して記録をとって,子ども達がこんなことをしてこのように変化したのだという点について,見せられるような成果があるなら良いのですが,これをずっと読んでいても「効果があったようだ。」というだけで,学校の先生が良いと言っているなら,何が良かったのか,どのようなことに子ども達が興味を示したのかという具体性が出てきていないということがひとつあります。その最初の緑化の目的としては確かに緑になりますから,緑化としては新しい方向性なのかとは思いますが,言わせていただければ実績が2校しかないという現状ですよね。残りの学校はそのようなことができない状況だと思います。そのような点では,屋上緑化も2校は行っているがあとは行っていないというような現状があります。そうすると,もう少し他の視点にも考えを持っていけるようにしていかなければ,緑化の問題もうまくいかないのではないかという気がします。

 

(委員長)この「校庭芝生化」という事業自体は学校教育課の所管事業である。だから,最後のこの総括も学校教育課として総括をしたということですね。それが,はっきりしませんね。要するに,学校教育課と出てくるのは最初の部分だけですね。

この事業は,関係課として指導室や環境政策課もあるのですが,全体としては学校教育課が責任を持ってやっているのだということを,もっとはっきり明示することが,山田委員の指摘だと思います。内容に関わる質問も少しありましたので,視野を広げていく必要があるのではないかと。それは書き方の問題かもしれません。今,山田委員から出た書き方,内容に関わるのは審査委員会からの意見として書かれることになってくるのだろうと思います。副委員長,全体としていかがですか。

 

(副委員長)そうですね。山田委員がおっしゃるとおり学校教育課の校庭芝生化に向けて取り組んできた苦労があると思います。そのようなものをどこかで説明をしておいて,いくつもの困難があったが,それをこのように克服しながら行ってきましたというところも打ち出していって良いのではないかと思います。これを読んでいると,自然発生的にPTAが頑張ったり,教員が頑張りだしたり,あるいは地域の方が積極的に取組んでくるようになったような印象を受けます。しかしそうなるまでには,やはり学校教育課が側面から色んな手を打ってきたと思います。そのようなところを出していかなければ,何だか地域の力で自然発生的にこんな良い状態になりましたと,子ども達も喜んで教育的効果もこのように出ていますよというふうな流れで読み取られてしまいます。ですから,地域との連携を強く打ち出したいがために,そのような文章の流れに陥っていると思います。例えば,狛江高校の筝曲部に参加してもらうには何があってそうなったのかとか,子ども達がどように関わったとか,そのような具体的なところもここに書いておく必要があるのではないかと思います。狛江高校の高校生たちがわざわざここにやって来るという意義は非常に大きいと思います。小学生から見れば高校生は神様ですから,その方々が琴を弾いて聞かせてくれたとなれば,その印象は一生残るぐらいのものだと思います。

 

(山田委員)今副委員長がおっしゃったように,お琴やそのようなものを聞かせるのは,芝生の上でなくてもできるのです。餅つきにしても,芝生の上で行わなくても餅つきはできるというようなことが,芝生の上で実施したから非常に良かったという答に結びつけるのは,少し強引かなという気がします。

それから,教えていただきたいのは,「評価の視点�U」の「授業における効果はあがっているか。」の「図工」のところで「はだしになって布と仲良くなろう!」というのはどのような意味でしょうか。

 

(事務局)芝生の上に寝転がって,布を色んな形にして自由な発想で子ども達が形をつくるというものです。布を題材にして,そこで色んな形をつくっていくという授業です。

 

(山田委員)芝生と「図工」が結びつかなかったのですが,そのようなことを芝生の上で行っているということですね。それからもうひとつは,「評価の視点�U」の「今後の課題」のところですが,「教員の教科の研究の中でも,こういうことを芝生を活用してやってみたいというような意見」,「やってみたいというような」という漠然とした答が2つ並んでいるのですが,具体的にそれは教員からの言葉として,「こういう」ことは何か出ているのかということと,「やってみたい」というのは,何をしてみたいのか,具体性があるのかないのか,ただ漠然と流れの中で,「私も授業でやってみたい。」と思います。私が一番感じたのは,芝生は理科の範囲だと思います。ではそこにどのような生物が住んでいるのかとか,芝生はどのくらい伸びるものなのかとか,どのような栄養素を好むのかとか,そのような授業展開をしていくことによって子ども達が色んな勉強ができるのかなと。体育や国語や図工が,芝生にしたからとても良いというのは,少し結びつきが甘いのかなという気がします。「評価の視点�U」の「今後の課題」,の一部,「教員の教科の研究の中でも,このようなことを芝生を活用してみたいというような意見」の「こういうこと」というのはどのようなことをさしているのかなと思います。

 

(事務局)具体的なところまでは聞いておりませんが,学校でヒアリングをした際に,教科の研究をしていく中で,芝生を活用したいという意見がよく出てくると聞いております。

 

(副委員長)「評価の視点�U」の「成果・分析」が全体としてこじつけみたいなところが多いです。最もそれを感じるのは「成果・分析」の写真がでている上の部分,「クラスづくりにも役立てられている」と断言しているところです。表現するなら「将来,クラスづくりの一助にも効果が生まれるものと考えている。」ぐらいなら良いが,実際に効果が出ているように書いているわけで,何を根拠に,このように言っているのかが疑問です。「評価の視点�U」の記述には,はっきりしないところが多過ぎます。

 

(委員長)あとで個別の論議になったら,私もお話しようと思っていた部分です。今は全体的な感想ということで,お話を伺いました。川越委員,いかがでしょうか。

 

(川越委員)これまでの芝生の経緯が,とても良くまとまっており,五小の学区ではない方が読んでも,概要はよくわかるようにつくられています。芝生の説明はよくしてくださっているなと思ったのですが,直近の3年間の取り組みをこの報告書にまとめていますが,平成25年度の評価ということですね。

 

(事務局)平成25年度です。

 

(川越委員)平成25年度ですね。そこに今までの話がたくさん入ってきているので,積み重ねの中で出てきたものが全部まとまっているので,平成25年度というのが少しわかりにくいかと思いました。芝生の場合は良くても他の色んな事業が出てきた時に,その年の取組みたいなものがたくさん記述に出てくる事業もあれば,長年の積み重ねの中でここまで来たような評価になる事業もあると思い,平成25年度の事業ということが,少し見えづらいと思いました。

 

(委員長)平成25年度の評価であるということが,もう少しクリアになるようにした方が良いだろうと,それを評価するにあたって,予算のところですが,平成26年度は展望ですね。それをはっきりさせなくてはいけないでしょう。そこが要工夫です。それでは,個別に細かく見ていきたいと思います。事務局は少し難しいかと思いますが,個別に見ていったことは審査委員会の意見というふうになるのか。これで修正できるものは修正していくということですか。

 

(事務局)修正できます。

 

(委員長)では,修正可能な範囲で修正していただくことを前提としてお話をさせていただくということでよろしいですか。それでは1枚目,「�@事業内容」に説明した部分で,今,川越委員から平成25年のものであるということが,もう少しわかりやすくできないかということでしたが。

 

(川越委員)毎年ではなくなりますね。何年かに一度の評価ということになりますので,そこをはっきりさせた方が良いのかなと思います。

ただ,平成25年度だけだとわかりにくいでしょうから,ここまできた経緯も当然あると思いますし,難しいと思います。

 

(委員長)状況と意義はわかるのですが,先ほど副委員長からご指摘があった主管課としての苦労等はどこに入るのですか。

 

(副委員長)これは,事業内容に入る前にひとつそのような項目をたてて,その中に,ここで述べられている経過をまとめて,その後は平成25年度について記述していく方が良いのではないかと思います。

 

(委員長)経過とか経緯というような項目を設けて,そこに苦労も含めて書いていただいて,事業内容は,あくまでも平成25年度に絞る。評価するときは,当然その経緯も含めて評価をしていく。その方が,先ほどの川越委員の疑問にも答えられるようになるのかと思います。

 

(山田委員)結局五小であったことを生かして六小で行っているのが現在ですね。ですから,その辺りをきちんと明確にしていないと,また同じことを書かなければならなくなります。このような経過でこうなってきている。次はもっと進歩しなくてはならなくなってくるわけです。ただ流れだけ書いていると,また同じように流れだけ書いて結果になってしまうと良くないので,進歩していく中で,何年かに一度見ても,より良いものに変わってきているということがわかるようにした方が良いというのがご意見だと思います。

 

(委員長)それが書いてあって平成25年度の現状が書いてあって,そして3年後に再度芝生化を見直すとすると,この平成25年度の部分が上に入り込んで平成28年度の状況というのが書かれてくるという,イメージとしてはそのような感じでしょうか。

 

(山田委員)ですから,五小,六小とあって,例えばもう1校,2校増えているという現状になっていないと本来いけないわけですから,その次には,極端にいえば東京都の補助がなくても,それは非常に良いことだからということで緑化を進めているというところに結びつくようになってほしいわけです。ただ芝生化を行ったというだけの現実ではなく進歩しているというところがほしいです。賛成ばかりではなく反対意見もあったと思います。そのようなことも踏まえて進んでいかなくてはならないと思います。

 

(委員長)どうでしょうか。よろしいですか。

 

(事務局)はい。

 

(委員長)他に,資料2ではいかがでしょうか。

 

(山田委員)かかった費用が平成24年度から平成26年度まで記載されているのですが,五小の場合,平成18年から始まったわけですが,今までにそれぞれの年度にどれくらい経費がかかってきたのか,そして今維持するためにどれぐらいの経費が必要なのか,それは今後も継続していくわけですが,そのようなものも出していかなければ,これだけ見たのではコスト云々といっても理解ができないと思います。ですから,読む人たちが,「こんなに費用がかかっているのか。」「人の苦労もあるが,費用もこんなにかかるものなのだ。それでも教育委員会はこれをすすめてきたのですね。」というような,納得させるひとつの材料としてかかった経費は出していく方が良いのではないでしょうか。これまでかかった経費は一般の方にはわかりません。

これは,校庭芝生化だけでその他を点検評価する際は,今の3年間だけで良いと思いますが。

 

(委員長)例えば,タブレット端末の導入については,最初導入する年はコストがたくさんかかるわけですね。そうすると2年目は台数を増やさない限り維持管理費だけになってくるから,過去に遡って費用を出せる部分は出しておくというのは大事なことなのかもしれません。

 

(山田委員)機器については消耗期間はだいたいわかるわけですね。芝生化に関しても,どれだけの維持費がかかって,次に新しいものに全部はりかえたら,こんなに費用がかかってしまうのだというものは,ある程度把握していなければならない部分だと思います。私は補助金がなければ実施しない事業というのは,あまり意味のない事業と考えています。  

もし全面枯れてしまい,全部はりかえるのを自費で行わなければならないといった時には予算を組まなくてはなりません。そうなると,今委員長がおっしゃったように,維持管理費がこのぐらいかかるということ,新規に行ったらどのぐらいかかるということがわかっていなければなりません。だから,枯らさないように大事にうまく育てよういうことが,また教育になるのではないかと思います。もし,皆が雑に扱って枯らしてしまった時に一から行うとこんなに費用がかかってしまうということを教えていかなくてはならないことです。ひどい子どもは「お金を払えばいいのだろう。」という考えを持つかもしれませんので,そうではないのだというところで,こうやって育てればもっと増えるのだということを教えなければならないと思います。そのようなところに使っていくというので,わかる範囲で結構なのでコストを算出しておくと良いと思います。

 

(委員長)他にこのページでいかがでしょうか。では,その次に進みます。「学校緑化の視点」でこのようにまとめてありますが,これについてご意見いただければと思います。

 

(川越委員)「市の緑化計画」のところで,五小と六小が芝生化したことで緑被率0.5パーセントというのは,現況の22.8パーセントの中に入っているのですか。

 

(事務局)正確に申しますと,22.8パーセントに五小は入っていますが,六小は入っていません。緑被率全体の中で,この2つで0.5パーセントという割合になっております。

 

(川越委員)現況というのは,平成25年度時点でということですか。

 

(事務局)緑被率を測ったのは平成23年3月に策定したものでして,航空写真から割り出したそうですので,毎年測れるものではありません。

 

(委員長)つまり平成25年度のデータはないということですね。

 

(川越委員)五小が入って22.8パーセントということですね。

 

(山田委員)これは,どうなのでしょう。校庭の芝生化というのが,ひとつの大きなテーマですね。ここで緑化ということで,あまりにも他のことが大きすぎて,ここでは芝生化についての報告が少ししかないのです。他の緑化のことばかりが書いてあるだけであって,芝生化についてはこのパーセンテージしかないのです。0.5パーセントを占めているということだけが,唯一芝生化によって影響しているということだけですね。緑化のひとつとして芝生化があるだけであって,芝生化の中に緑化が入ってこないのではないかという気がしますがいかがでしょうか。

 

(委員長)今,山田委員のご指摘は本質をついていると思います。特に「今後の課題」を見ていただきたいのですが,緑のカーテンと書いてあります。芝生化を検討しているわけですから,今後の課題は芝生化に関する課題を書かなければならないでしょう。

 

(山田委員)ここでは「校庭芝生化については各学校ごとの諸条件を慎重に検討し,段階的にすすめていくものとしている。」と書いてあるのに,課題の中にはその展望が全然書いていないのです。分析はして,すすめたいという気持を表しているにもかかわらず,課題の中にはひとことも出て来ないというのは,この大きなテーマから外れている気がします。

 

(委員長)他にいかがでしょうか。

 

(山田委員)最後に出ている表ですが,ここに出ている緑被の割合22.8%というのは面積に対する割合を足すと22.8%になるのですね。その中で校庭芝生化が占めているのは0.5%しかないです。平成25年度は六小を入れるから0.25%ほど増えているだけで約23%ぐらいですね。そのような中での小さな割合についてここで語っているものが,この緑化の大きいテーマの中にこれしか入ってきていないですから,これを出すのは少々問題があるのかなと思います。それは,他の部分でこれを述べるべきではないでしょうか。芝生と同時に緑化を進めるという大前提がある。現在ではこういう形で,緑のカーテンはほぼ100%終了している。次の目標として校庭の芝生化,今後芝生化できる学校としては,あと2つあげられるというぐらいな「今後の課題」であれば納得するのですが。

 

(委員長)「今後の課題」に教育委員会としての姿勢を反映させてほしいと思います。

 

(山田委員)この「狛江市緑の基本計画」というのは,教育基本法に基づくものなのですか。

 

(事務局)いいえ,別の環境に関する国の法律に基づいて,各自治体ごとに作成しています。

 

(山田委員)やはりそれは,別の項目で謳うべき内容かと思います。芝生化のところにこれを入れるのは,そぐわない気がします。

 

(委員長)これは市民にも読んでもらうとすると,例えば「アドプト制度」等,難しい言葉をどうするかという問題があります。これは,第2期狛江市教育振興基本計画の際も問題になりましたが,欄外に注釈を入れる等考えてください。可能であれば,緑被率を学校ごとに出してみて,芝生化している五小,六小は他の学校よりこんなに緑化率が上っているというようなデータはありませんか。

 

(事務局)探したのですが,難しいです。

また,全体が大きいので0.5%というと小さく見えるのですが,目標の25%と現況の緑被率22.8%の差2.2%をいかに作っていくかという計画です。その中で0.5%ですから決して小さくはありません。

 

(山田委員)それは,伺うとわかるのですが,緑化のことをあまりにも謳いすぎて,やはりテーマには合わない気がします。

 

(委員長)では,このページに関する意見は,基本的には芝生を中心にまとめていきましょうと,そして今後芝生化を可能なかぎり進めていくという視点で今後も整備してもらうということでよろしいですか。

では次に,「学校教育の視点」ということで,先ほど副委員長から厳しいご指摘があったところです。このページでいかがですか。

私からよろしいでしょうか。「視点内容」として左側は「学校における活用状況はどうか。」ということですね。どんなふうに,どの程度使われているかということですね。右側は「授業における効果は上っているか。」とあります。「効果」には,もっともっと具体的なものが出てきてほしい。できれば数値が良いのですが,例えば子どもの休み時間のけがの発生率とか,芝生ができたことにより,これだけ擦り傷や擦過傷が減っているというようなデータがでてくるとなるほど効果があるのだということになる。これは何となくの印象になっていますね。「環境教育への児童の理解や意識づけに役立っている。」と書いてありますが,ではどのように役立っているのかということです。

 

(山田委員)体育についての記述を読むと,芝生化していない学校は組体操は怖がって行っていないのかというと,そのようなことではなく,他の学校も行っているのですから,やはり具体性がないのではないかと思います。芝生化していない学校の方が多いのですから,そこと比べた時に,何がどれだけ違うのかということです。他の学校でも組体操を行っていて,他の学校の子ども達が組体操を怖がって行わないと言っているわけではないのだから,もっと違う表現にするほうが良いと思います。委員長がおっしゃったように,効果というものは,比較しなければ効果とは言わないので,比較できるものを何か出す必要があります。

 

(委員長)厳しいのですが,他の学校と比べてとか,芝生がない学校と比べてとかそのようなデータがあると良いですね。

おそらく,ここまで具体的になり,わかりやすくなっただけに,そのようなところに目がいってします。来年,何の事業を選択するかを決めるのはこれからですが,それについて各主管課に評価を書いてほしいと依頼すると,皆さん多忙なので,抽象的な表現で書いてくるところが多くなってしまいます。そうするとやはり,今年度のこの事例はサンプルとなるわけですから,可能な限り具体的にしておく方が良いと思います。

 

(事務局)どのように数値化とするのかという問題があります。例えば組体操に関して言えばタワーが一段高くなったから優れているというものではありませんし,けがについてはわかるかもしれませんが,授業での効果で数値となるとどうでしょうか。

 

(山田委員)表現を変えればどうですか。「効果」という表現を使うから悩むわけで,写真の下に「体育での活用状況」とありますが,「視点内容」を「効果」ではなく「授業での活用状況」という書き方なら「状況」だから比較しなくても良いですね。

 

(委員長)「効果」という言葉を使わないということですね。視点内容の左右を入れ替えて,「授業における活用状況」「授業以外での活用状況」としてはいかがですか。教育課程内,教育課程外でも結構ですが。

 

(山田委員)そうすれば,まつり等が入ってきてもおかしくありません。そうすると,実施したことだけを書けば済みます。そうでないと,他の学校と比較しなくてはならなくなります。

 

(委員長)「学校教育の視点」のページは他にいかがでしょうか。

 

(副委員長)五小以外の学校の先生が読んだらどう感じるかと思いますが,そんなことがあるのだろうかと思うのではないでしょうか。効果のところもそうですが,例えば体育で「…組体操に取り組むようになった。」と断言しています。国語は「活用して行っている。」だから良いのですが,総合学習で「…意識づけに役立っている。」とありますが,何を根拠にというところが抜けています。図工が一番わかりづらく,「…芝生の上に寝転がりながら考える授業を展開している。」とあり,芝生の上で寝転がりながら考えることによって,何が生まれているのかとか,授業内容も「はだしになって布と仲良くなろう!」という活動がどのような活動なのかもわかりません。先ほど話があったように,「…効果は上っているか。」というタイトルはつけない方が良いと思います。これは,始まったばかりなのですから,そんなに慌てて,効果を記載しなくても,こういう効果が期待できるのではないかと予想しているぐらいのもので良いと思います。

そうしないと,特に学校の先生は,「本当にそんなことがあったのか。」という疑問から不信感になってくるかもしれませんので,表現,文章の組立ては大幅に変えた方が良いのではないかと思います。

 

(委員長)他にいかがでしょうか。

 

(山田委員)そうすると,今の意見のように「今後の課題」のところも,「…その中で授業を発展させる意味でも,マンネリ化を防ぐ意味でも,新しい取組を考えていくことが重要である。」という文章もうまくあてはまっていないような気がします。では,他の学校の先生達が考えているのはどうなのかなというふうに聞こえるので,授業における効果が上っているというのは,芝生をはらないと効果が期待できないような言い方なので,これは変えた方が良いような気がします。では,芝生をはっていない学校はマンネリ化しているのかなともとれますので。

 

(委員長)「今後の課題」は要するに,さまざまな活動が行われているが,さらに工夫を重ねていくとか,その効果については具体的な効果について検討していく必要があるとか,そのようなことが課題なのではないでしょうか。印象で語っているように思います。

 

(山田委員)効果が上っていると言い切っていますから,これは違う表現で書かなければなりません。そうすると,何が,どのようなふうにとなってきます。

 

(委員長)では,ここはよろしいですか。では次に「地域との連携の視点」で「地域との連携は図られているか。」「地域の活性化に寄与できているか。」ということで説明をいただいたのですが,いかがでしょうか。〈校庭利用団体の関わり〉のところの書き方は,なるほどと説得力があるように思います。芝生を通して団体として学校施設のメンテナンスに関わっているという,このような事例がたくさん出て来ると良いと思います。

 

(山田委員)〈維持管理の関わり〉の4行目,「また,芝生化の企画段階から近隣の地域の方々も参加しており,一緒に芝生像を考えている。」,これは漠然としていて,どのような思いを込めてここに入れているのかがよく理解できないのですが,芝生をはってからは地域の住民の方々にお声をかけて一緒にやっていただけないかということで,地域の方々と一緒に行っていると私は聞いたのです。ですから,ここに入れた理由として,どのような意図があってこういう文章を入れたのか,よくわからないので説明をしていただきたいのですが。

 

(事務局)地域の連携ということで,芝生に絡んで連携している中で,芝生化すること自体も地域の方々に検討委員会等に入っていただいておりますので,そこで考えてきたということを書きたく思いました。

 

(山田委員)それは,あくまでも市の方針が先にある訳で,要するに地域の住民の方々が「芝生にしましょう。」と言って行っているわけではないですね。ですから,そのへんが,市がある程度先導して行ってきたことなのです。それに市民が協力してくれるようになったということですね。

 

(委員長)この企画段階の読み方なのでしょうが,要するに具体化するにあたっては地域の方の参加をいただいたということですね。「具体化」という言葉の方が良いでしょうね。

 

(山田委員)たまたま,私が社会教育委員をしていた時の話だったので,校長先生と何度かお話をしている中で「大変だ」とおっしゃっていました。ですから,その書き方は変えた方が良いと思います。読んだ方の中には「話が違う。」と思う方もいらっしゃるのではないかと思います。

 

(委員長)左側の「地域との連携は図られているか。」ということについて論議していますが,よろしいですか。右側は所管課として芝生化について整理をしている総括の部分です。

 

(副委員長)何箇所か表現で気になるところがあります。まず,「自己点検及び評価の総括」の6行目の「他校では芝生が半年で無くなってしまうような例もある中で,…」と書いてありますが,これを書く必要はないように思います。ではその他校とはどこなのかということになります。それから,次の行「芝生が保たれ取組のベースとできている。」とありますが,「ベースとなっている。」ではないでしょうか。それから,11行目の「一部のボランティアの方々だけで細々と活動している状況が見受けられた。また,学校や校庭利用団体もは」となっています。「初めは」という言葉を入れたわけですが,「恐る恐る芝生を利用している状況だった。」という「恐る恐る」という表現が少し考え直した方が良いと思います。

それから,「PTAとの協力」の枠の中で「芝生イベントのため等の,市では支出しづらい予算をPTA予算から積み立てる」積み立てるなら今後のことになります。そして「市では支出しづらい予算」とは何なのか。それをPTA予算から積み立てるようにするのが本当に良い事なのかとか,他に手段はないのだろうかとか,これを読むと,市ではできないものはPTAにやってもらおうという意味に受け取られてしまいます。私が気が付いたのはそのような点です。

 

(委員長)いかがですか。主管課の総括としてこういう文章,書き方になっておりますが。

 

(副委員長)上から4行目「視点�T・�U・�Vともに上々の効果がでており…」という表現を使っているのですが,先ほどから言っているように,「どんな効果?」と聞かれた時に,答えにくいと思いますので,あまり「効果」という言葉をそこに入れずに,違う言葉で表現する方が良いと思いますがいかがでしょうか。上々という言葉もそうですし,「期待できる」とか「今後○○する」という表現の方が総括としての表現では良いのではないかと思います。「上々の効果がでており…」と言い切るのもどうかと思います。「上々」を省いて,「成果が出始めている」ぐらいで良いのではないでしょうか。

 

(委員長)私は結論が少し気になります。上から4行目で「…今後もこれらの取組を継続・発展…」これは�T・�U・�Vの取組ですよね。それで最後に「…そして五小だけでなく平成25年度に芝生化した六小の維持管理や活用につなげていきたい。」とあり,つまり芝生化をどう考えているのかという総括がなされていない。これは最初の「学校緑化の視点」の中の,芝生化を今後教育委員会としてどうしていくのかという,そこに見解が入ってくればここにも書けるのでしょうが…芝生化したのだから維持管理はしていくでしょうけど。この総括的な校庭芝生化という事業自体を今後どうしていくのかという視点は入れる必要がありますね。

 

(山田委員)総括をずっと読んでいくと維持管理のことばかりでてくるのです。子どもたちのことが全く出て来ないのです。やはり,維持管理で優れた事例として発表を依頼されることはあっても,子ども達がとても良くなったというようなことを発表する場ではないわけですね。維持管理がきちんとできて,芝生をきちんと管理しています。しかし,それだけが目標ではないはずです。やはり子どもの教育の中で芝生化が大変良いのだと言いたいのでしょうから,それが少しどこかで出るようにしなければ,この最初の大きな項目の総括的な評価としては物足りないと思います。最後も維持管理という言葉で締め括っているので,子ども達をどう,いかに健やかに育てるような企画ができるのか期待したいぐらいのものなら,また2,3年後はどうなっているのだろうと思うでしょうが。

 

(委員長)全体を通して何かございますか。それでは,この芝生化についての内容に関わる論議はここまでとさせていただきます。修正できる部分は修正して次回提出していたきたいと思います。来年度以降のサンプルになるので,大変ですが,より精密なものを作成しておく必要があるでしょう。よろしくお願いします。

それでは「3 その他」に入りますが次回の日時は2月17日の午後2時ですが,次回会議ではどうしますか。

 

(事務局)次回は答申をまとめる予定でしたが,できれば,今回いただいた意見を反映させて修正し,次回またご意見をいただきたいと思います。

 

(委員長)次回は本日の意見をもとに修正してください。それをもとに次回意見をいただいて,その意見をもとに資料を作成する。それを紙ベースかメールでお送りして,修正の意見等をメールでやり取りで最終意見をいただいて,その最終的なものはお任せいただくということでいかがですか。

 

(副委員長)もう,やり取りはせずに次回の審査委員会で皆さんからの意見を聞き,あとは委員長と事務局でまとめていただいて結構だと思います。

 

(山田委員)きちんと意見を出しますので,それを反映してまとめていただくということでお願いします。

 

(川越委員)そのようにすすめてください。

 

(委員長)委員の皆さんのご理解をいただいたので,そのような方法で進めます。それでは次回,2月17日,午後2時からお願いします。本日は長時間に渡りありがとうございました。第4回狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を終了いたします。