1 日時 平成27年8月12日(水曜日) 午後2時~3時44分
 2 場所 防災センター302会議室
 3 出席者

委員長  押尾 賢一(学識経験者)
副委員長 長田 輝男(学識経験者)
委員   永田 従雄(市民委員)
事務局

宗像 秀樹(学校教育課長)
銀林 悠 (学校教育課教育庶務係長)
山田 秋   (学校教育課教育庶務係)
小島 希 (学校教育課教育庶務係)

事業所管部署

西田 久美子(社会教育課長)
篠�ア 篤子 (社会教育課社会教育係長)

4 欠席者 委員   氏家 嘉代(市民委員)
5 議事

1.今年度選定事業のヒアリング及び評価
事業:総合型地域スポーツクラブ(狛○(わ)くらぶ)への支援
(1)ヒアリングシートについて
(2)評価の視点�T:スポーツ振興について
(3)評価の視点�U:団体への支援体制について
(4)評価の視点�V:他団体・事業との関わりについて
(5)総括について
2.その他

 6 会議録(概要)  

委員長   
 定刻となりましたので,第3回狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を開会します。
 なお,今回,氏家委員はご都合により欠席です。氏家委員からは事前に,資料を読んだ上での質問や意見を預かっていますので,視点ごとに事務局から代読してもらいます。
 それでは議事に入ります。
 「総合型地域スポーツクラブ(狛○くらぶ(こまわくらぶ))への支援」についてですが,まず,今回のヒアリングシートについて,事務局から説明をお願いします。

事務局   
 説明いたします。今回のヒアリングシートにつきましては,基本的には先日行いました「小学校におけるタブレットの活用」事業とほぼ同じ構成となっています。
 同じ点として,ヒアリングシートの構成は,事業概要シート,視点シートからなり,1枚目事業概要シートには,当該事業の経緯,事業のねらい,事業の経過における経費を記載しています。
 1枚めくりましてA3の用紙は視点のシートとなり,事業について所管部署が自己点検と評価を行った結果を記載しています。
 異なる点といたしましては,今回の事業は,第1回目の委員会で,団体や事業の内容をできるだけ計量的に,審査ができる情報を準備するようご意見を頂戴していたため,必要となる基礎情報が前回の事業と比較し多くなっているので,視点�T・�Uについては,A3用紙2枚ずつでまとめています。
 また,項目ごとの視点は,第1回目のご意見を基に1視点1つずつ設定し,項目ごとに「事業実施状況」,「所管課の評価」,「今後の課題と対策」を記載する形としています。
 評価の視点については,3点とし,1~2枚目は「評価の視点�T:スポーツ振興」についてとし,「狛江市のスポーツ振興への関わり・貢献具合はどうか」を確認しています。
 3~4枚目は「評価の視点�U:団体への支援体制」とし,「総合型地域スポーツクラブ(狛○くらぶ)への支援体制はどうか」を確認しています。
 5枚目は「評価の視点�V:他団体・事業との関わり」についてとし,「総合型地域スポーツクラブ(狛○くらぶ)と他団体・事業との関わりはどうか」を確認しています。
 最後に,6枚目に「事業所管部署による自己点検及び評価の総括」として,成果と課題について記載していただいています。
 なお,本事業は用語説明や調査資料等もヒアリングシート内に記載していただいたため,別添資料はございませんが,参考として,カラー写真資料を机上配付しています。
 説明は以上になります。

委員長   
 前回同様,このシートに沿って審議・ヒアリングをしていきます。今日の委員会の中で,説明について修正や加筆等が必要であるという意見が出た箇所については,担当部署において確認・修正・加筆等対応をしていただき,9月2日水曜日に行う第4回の審査委員会にて再度ヒアリングを行います。
 それでは,視点の審議に入る前に,「総合型地域スポーツクラブ(狛○くらぶ)への支援」事業の概要について,担当部署から説明をお願いします。

社会教育課長
 「狛○くらぶに対しての支援」事業について説明いたします。
 総合型地域スポーツクラブは,地域住民が主体的に運営するスポーツクラブの形態で,国のスポーツ振興基本計画により,誰もがスポーツに親しむことのできる生涯スポーツ社会を実現するために,平成22年までに全国の市町村に少なくとも一つは育成することとされました。
 それを受け,狛江市では平成20年に設立準備委員会を設置し,様々な検討を行ったうえで,趣旨に賛同する市民により狛江市総合型スポーツ・文化クラブ,愛称,「狛○くらぶ」が設立されました。そのクラブに対し,市は補助金の交付,施設使用料の免除,優先使用の支援等を実施しています。
 この事業については,スポーツ基本法など様々な計画,法律によって年齢や性別,障がい等を問わず,広く人々が関心,適性等に応じてスポーツに参画することができる環境を整備するとされています。総合型地域スポーツクラブ「狛○くらぶ」への支援は,その環境整備の一環として行うものであり,狛江市後期基本計画で掲げている指標「週に1回以上の頻度でスポーツ活動をする市民の割合」を,平成26年度の36.9%から最終目標値50%にするためにも重要な役割を担っていると考えています。
 この事業の経費につきましては,平成23年度に設立されていますので,それ以降,平成23~24年度は補助金50万円,以降は団体への事業委託費も含め,平成25年度は60万6千円,平成26年度は71万8千円,平成27年度は82万7千円を支出し,事業を行う状況です。
 以上です。

委員長   
 ありがとうございました。
 では次の,「視点�T:スポーツ振興について」の説明をお願いします。

社会教育課長
 スポーツ振興ということで,「狛○くらぶ」開始からの推移につきまして,事業内容となる平成23年度以降の会員数や教室実施の実績を視点シートで説明しています。 
 会員数は毎年少しずつ増えています。また,教室の参加数も増加している状況です。教室の種目につきましても,常に同じものではなく,毎年実績により見直しを行っています。
 まずは単発事業,一回の教室開催状況を見ながら,それを通年化するなど工夫して運営を行っています。
 教室は会員に限らず,参加費を払えば誰でも参加することができまして,それをきっかけに入会する方もいらっしゃる状況です。また入会金は1千円,年会費も同じく1千円,その他教室参加費として,教室によって値段は違いますが,100円から1千円程度の参加費を徴収しています。また,この参加費は会員と会員以外で金額を変えることもしています。
 収入の内訳につきましては,年会費,参加費の他に,市からの事業受託料や補助金となっています。
 教室実施状況につきましては,平成23年度以降,通年事業や単発事業等を見直ししていきながら進めている状況です。通年事業は,一年を通して週1回,又は月何回という形で,バドミントン教室や健康体操などが通年で行われている事業です。
 単発事業は,1回行う,又は市からの委託を受けて年間に何回か事業を行うという形で実施されています。
 狛江の総合型地域スポーツクラブに関しましては,「文化」部分も含まれていますので,スポーツ以外の教室も通年で行っていまして,平成26年度は書道教室を開催している状況です。
 右側の2ページに,平成26年度の教室の開催状況が表にまとめてあります。通年事業につきましては,バドミントン教室,健康体操教室などがあり,そのほかに,バレーボール教室,テニス,ノルディックウォーキング教室などがあります。
 単発事業では,スポーツけん玉教室,卓球を楽しむ会,市から「狛○くらぶ」に委託しているビーチボール教室,バスケットボール教室などがあります。全体としましては参加者4,114人で,前年度比5.1%増となっています。
 事業見直しを行っている点について,ノルディックウォーキングは,以前は単発として行っていた事業ですが,参加者のニーズが高かったことから平成25年度から通年化し,平成26年度も継続して行っている状況です。また,平成25年度からは市がスポーツ推進委員によって直営で行っていました,青少年スポーツ教室を委託して,ビーチボール教室に次いでバスケットボール教室の運営を行っています。
 文化事業では,組木細工教室などを行っていましたが,参加者が少ないために廃止しまして,現在は創立時から継続している書道教室のみとなっています。
 ほかにも認知度を高めるためにパンフレットを配架したり,ホームページや市民まつりでパンフレットを配布する活動を行ったりしています。
 利用者の反応としましては,「なかなか運動するきっかけがなかったけれども,教室に参加することで一緒に運動することができ,またそれが継続して行えるようになった」という体験や,「団体競技を行いたかったけれど,既存の団体にはなかなか新たに入ることが難しく,教室に参加することでそういった競技が行うことができるようになった」などで,利用者の声は概ね良好な状況です。
 所管課の評価としては,会員数が微増ですが増えているという状況,教室参加者も増えているという状況があり,誰もが気軽にスポーツに親しめる場を提供することができていると思っています。
 評価分析の区分につきましては,当初は体育協会関係者等が多かったのですが,教室を開くことによって幅広い層の方に気軽にスポーツを楽しめる場としての参加を頂いて,定着しつつあると感じています。
 また,ホームページによる広報活動の他に,市民まつりでパンフレットを配布するなど,認知度を高めようとする活動は評価できます。
 文化事業については,参加者数が少なく,組木細工教室の廃止など,工夫しながら撤退などもありますが,逆に「狛○くらぶ」に入会した会員が新たに文化活動を行う事からスポーツの活動を始めることも期待できることから,文化事業の充実を今後期待したいと思っています。今年度,来年度には,新たな事業を立ち上げていきたいという事も聞いています。
 今後の課題と対策としては,会員数・参加者数とも増加はしていますが,市の指標にあります「週1回以上の頻度でスポーツ活動している市民の割合」がなかなか増えないという状況があります。その為にも,地域で気軽にスポーツに参加できる環境を整備することで,他の事業の実施と共にこの割合をさらに引き上げていく必要があると思います。多種目の教室を運営する「狛○くらぶ」は気軽に地域スポーツを楽しめる環境を整備するうえではその役割は大きいのですが,まだその認知度が高いとは言えない状況がありますので,その部分を課題とし,さらに広報活動・認知度を高める活動をしていかなければいけないと感じています。なお,国の調査でも全国的にクラブの認知度は低いという結果も出ていますので,狛江市だけではなく全国的に認知度を高めていくことが今後の課題になると思います。
 そのための対策としては,設立の目的である,「地域で気軽にスポーツに参加できる環境の整備」というものが「狛○くらぶ」の目的ですので,まずは「狛○くらぶ」の認知度を上げること,教室参加者,市のスポーツ教室やイベントなどの参加者に対して「狛○くらぶ」を知っていただく活動をしながら認知度を高め,また,「狛○くらぶ」だけではなく,他の団体とも連携しながら積極的な広報を行う必要があると考えています。
 以上です。

委員長   
 ありがとうございました。
 ではまず,この視点に関して,委員の皆さまからご意見をいただきます。
 はじめに氏家委員の質問や意見を聞いてから入ろうと思います。

事務局   
 今回は事務局より氏家委員からのご意見・ご質問を代読させていただきます。
 まず概要シートについて,代読いたします。
 はじめに事業面についてご意見を寄せて頂いています。「狛○くらぶ」というお名前につきまして,以前チラシを見た時になんと読むのかが分からなかったということでした。色々なことを考えてのことだとは思いますが,どの年代にも分かりやすい名前が良いのではないかと思う,というご意見を頂いています。
 また事業の内容につきましてご質問とご意見を頂いています。基本理念に「子どもから高齢者までが」とありますが,この「子ども」はどのぐらいの年齢からを考えていらっしゃるのでしょうか,ということです。評価の視点�Tの教室の種目を見ても,小さな子ども,または親子が参加出来るようなプログラムがないように感じます。事業評価で「幅広い層が行うことができる種目」とあるのですが,対象年齢が高齢のような気がします,とのことでした。なお,決してそれが良くないということではありません,とのことです。
 そのため,子どもはどれくらいの年齢からを考えていらっしゃるのかというあたりをお教えいただければと思います。

社会教育課長
 特に年齢制限は考えていませんが,狛江市内は施設が少ないので,休日夜間は他の団体と競合してしまうため,主に平日日中に活動しているという状況があります。そのため,主に大人を対象とした内容となってしまっています。
 しかし,単発事業として子どもにも親しみやすいスポーツけん玉やスポーツ吹き矢等の教室を企画していますので,多くの子どもたちに参加して頂けたらと考えています。
 また,当初作ったパンフレット等の中には,今は継続されていないのですが,ジュニアテニス教室や親子けん玉教室などもありまして,小学校低学年くらいの子どもが参加しているというような写真も残っています。年齢制限は特にしておりませんが,やはりスポーツをするとか何かルールにのっとって行うということになるので,小学校低学年くらいからの参加が多かったのかなと考えています。

委員長   
 小学校低学年からの子どもを対象にしているということですね。
 「狛○くらぶ」という名前がついた由来はいかがですか。

社会教育課長
 「狛江のまちの人を輪でつなぐ」というイメージから,輪を円で表現して,今の「狛○」という表示の仕方になっています。この○の上に「わ」とふりがなをつけているのですが,手に取って近くで見ていただかないと,「こまわ」の振り仮名がなかなか読めないかなとは思います。

委員長   
 ありがとうございます。
 では評価の視点�T「スポーツ振興」について,同じく氏家委員から出ていた参加者の内訳・男女別・年齢別はございますか。

社会教育課長
 こちらは市にデータがない為に作成することができませんでした。

社会教育係長
 会員数は以前伺ったことがあります。参加者については年齢別にはとっていないと思います。

委員長   
 会員数とその年齢層はわかりますよね。ただ,参加者からは参加費・名前はいただくが年齢まではとっていないということですね。それは1回1回必ずとっているのですか。

社会教育係長
 おそらく参加者名簿から抜粋していると思います。

長田委員  
 私は「狛○くらぶ」が準備している段階から知っていますが,その当時は上手くいくのかな,と感じていましたが,資料で見ますと,よくここまで皆さん頑張って発展させてきていると思います。
 元々このような事業は難しいと思います。スポーツはそれぞれが考えを持って打ち込むものですから,それを市民の手でという国の方針でこのような物が出来上がったのだと思いますが。当初,私自身は無理があるのではないかと思っていました。限界があるとは思いますが,皆さんが熱心に取り組んでいただいて一安心しています。
 
永田委員  
 概要シートに「市町村に少なくとも1つは育成する」と記載してありますが,狛江市には「狛○くらぶ」以外のクラブの育成はあったのでしょうか。

社会教育課長
 スポーツクラブ設立までという点から見ますと,狛江市ではその当時体育指導員といわれる方達と体育協会の方,公募委員,行政の12名で検討を始めまして,その後そこからつくろうとなっていますので,その1つをつくることでそれ以上のことは当初考えていません。また現状も「狛○くらぶ」1つだけとなっています。

委員長   
 長田委員よりここまで非常に頑張ってきているとお言葉がありましたが,「週に1回以上の頻度でスポーツ活動をする市民の割合」を50%まで持っていかないといけないという課題があるのですよね。課で決めた方針は何故50%なのですか。今は36~38%あたりのようですが。どうしても半分までいかなければならないですか。

社会教育課長
 国がスポーツに関して,スポーツ振興基本計画の中で50%を目指していましたので,狛江市も同じく50%を目指しました。なお,東京都は最近つくり直してさらに高い70%近くの指標をもっています。

委員長   
 社会教育課から見て狛江市民は,スポーツで汗を流すよりも図書館で本を読むなど文化的なことの方が市民のニーズがある,など状況はいかがでしょうか。

社会教育課長
 スポーツに関しては,市内に施設が少ないということが最初に出てきてしまいます。スポーツをしている方も大勢いらっしゃいますが,「場所がない・少ない」という声が沢山あがってきています。運動している方は工夫されて色々な場所を探して見つけて運動しているようですが,場所がないことが大前提に出てきてしまいます。また設立の時にも,運動する場所が既に人がいっぱいなので,新たにクラブをつくっても活動する場所があるのか,という意見がでていました。
 環境の一部である「場所」が,いつも課題にあがっています。

社会教育係長
 平成27年度までの市民アンケートの調査結果でいいますと,関心の有無を調査する項目として,「公民館」「図書館」「身近で参加できるスポーツ活動」と項目がありますが,その3つ中では「図書館」が群を抜いて関心度が高い結果になっています。「公民館」に比較しますと「身近で参加できるスポーツ活動」の方が市民の関心度は高くなっています。

委員長   
 本気で50%まで持っていこうとするならば,今狛江駅・喜多見駅から新宿方面に通っているようなサラリーマン達が運動したいと思うと,狛江市の中では夕方以降か朝早くか,休日しかできませんよね。そうすると当然施設はある程度満杯化していて,既存の団体が使用している訳ですよね。そうすると,もっと早い時間,例えば公立の小・中学校の朝6時から7時頃のまだ基本的には使用していないような時間帯に,例えば早起きして早朝ヨガをしてから出勤する方もいるかもしれません。または夜帰ってきてから何かをする。夜9時頃には施設が閉まるのを11時まで2時間延長する等,人件費電気代など時間を延長したことによるコストに見合う参加費を出していただいてでも運動できる場を提供していく,という覚悟があれば,50%位はできるかと思います。早朝や深夜に運動したいという人は,それだけの費用を払ってでもしたいという人が多いと思いますので。
 土曜日や日曜日は既存の団体で学校の体育館などは全て使用されていて,新しい人を入れるのは難しいのではないかと思いますので,隙間の時間帯を利用して本気で取り組めば50%に近づくと思います。
 そうでなければ,先ほど話に上がったように,30%台でも良い,と見直さなくてはいけないかと思います。
 私が葛飾区で仕事をしていたころ,平成16年に文科省の指示で総合スポーツクラブをしなくてはならないと,体育スポーツ課が必死に動いていましたが,それぞれ団体がスポーツを既にしていて,そこに何故入ってくるのかという意識が強かったことがありました。そこから,皆がまとまって,みんなスポーツができるものを作っていこうということになり,主旨賛成。だが実際に方法となると難しくて…と苦労しているのを見ました。そのため,先の話にもありましたが,狛江は38%でもいいかな,とするのか,東京オリンピックを目指して頑張っていこうとするのか。色々な場を見つけ,どのくらいのコストがかかるか計算し,コストに見合うお金は当然参加者に出してもらってまでも,是が非でも伸ばすのか。すぐには難しくても考えなくてはなりません。主管課としてはいかがでしょうか。

社会教育課長
 少し話しが変わってしまうかもしれませんが,今年度初めてチャレンジデーという事業を行いました。5月の最終水曜日に,市内で15分以上身体を動かした人に報告をいただいて,その割合を他の自治体と競う,という事業です。初めての参加でしたので時間がなく,なかなか周知活動もできなかった結果,18%とかなり低い数値でしたが,人数としては1万5千人でした。それと同じで1万5千人という数をどう考えるか。現在狛江市の人口は約7万9千人と言われていますが,何パーセントという数字と何人という数字で見たときに,1万5千人という人数ですと,担当課としては多くの方に参加していただけたという意識がありました。しかし割合にすると18%のため,たったこれだけかという意見も沢山いただきました。ここで50%という割合と,7万9千人の人口の半分の数,3万9,500人とを見たときに,数字を見た方が多く感じられる,捉え方が割合と人数では全く違ってきます。
 また,実際には半分より多くの方がスポーツをしていると思いますが,その数字をなかなか把握できない,報告がもらえない,そういったところで数字が実際とは一致していかないのかと思います。
 意見としていただいた始業前の学校施設や,今開いていない部分の体育施設は,目標となる半数の市民が何か運動をする為に活用するにはよいと思いましたが,そうなった時に,果たして普段運動していない人が利用し運動をしてくれるのかは分からない部分です。普段運動をしていて更にそこを利用し運動する人の方が多くなるのでは,とも感じられます。
 施設等の有効活用は非常に重要なこととは思いますが,いざ実施した場合継続できるのか,なかなか掴みきれない部分もあります。しかし,現在施設がいっぱいで空きがないと言われているので,開けられるところを開けることも一つの方法だと思いました。

委員長   
 ノルディックウォーキングは増えていますが,このようにあまり場所をとらないものも非常に有効だと思います。小さい子どもから年配の方まで一緒に参加することができるし,歩くなど既存の場所を使用せずにできることも大事だと感じました。
 一つ確認ですが,文化事業の充実は今後期待したいと評価分析に記載されていますが,どうなのでしょうか。

社会教育課長
 「狛○くらぶ」としては,現在1つだけになっていますので,また新たなことを実施したいという希望を持っているようですが,まだ具体的なところまでは到っていない状況です。

委員長   
 書道が残っていますが,これは会員の希望で残っているのですか。

社会教育課長
 参加される方がいる,希望があるということで残っています。

委員長   
 その方は「狛○くらぶ」ではなくても書道教室に行くのか,「狛○くらぶ」として書道教室に来ているのか,スポーツをしているのか,についてはいかがでしょう。

社会教育係長
 あえて他の教室に行くにはハードルが高いけれども,「狛○くらぶ」の一活動として市民総合体育館に書道教室があるので,「行きやすさ」は全然違うと思います。
 参加費も一般的な教室に比べると非常に安くなっています。

委員長   
 普通の書道教室に通うには少し難しい部分があるけれど,「狛○くらぶ」で行う書道教室は非常に入りやすい,ということで60名位の方が参加しているのでしょうか。

社会教育係長
 個人の方のご自宅で行っている教室はなかなか入りづらいと思う方もいると思いますが,市民総合体育館の会議室という,ある程度開かれた場所,行きなれた場所で行っている教室に参加するので,違うのかなと思います。

委員長   
 総合型地域スポーツクラブと言いながら,文化面も今後期待したいとありますが,体育協会など色々なスポーツ関係者と協力している中で文化面が増えることについて,状況いかがでしょうか。

社会教育課長
 文化事業につきましては文部科学省が,総合型地域スポーツクラブがコミュニティーの核となれるように,またより多くの地域住民のニーズに答える為に実施することが望ましく,それが会員の増加にも繋がるように,としています。現在文化事業を目的として入会した方はいませんが,スポーツ目的で入会した方が文化活動を行うきっかけとなっています。
 総合型地域スポーツクラブと言われていますが,文化事業についても国は進めているという状況です。

社会教育係長
 文部科学省がこのようにしてと言っていることもあり,実際にほかの地域でも文化活動もしているところが多くあるようです。

委員長   
 文科省が言っているとはいえ,文化事業の考え方に少し違和感があります。文化的事業とはスポーツの様々な歴史的な面をアスリートから話を聞くなどという文化と思っていました。まったく違う筆の文化とかだと異なるのかなと。
 スポーツを取り巻く,スポーツそのものの周りにある文化を一緒に学んでいくと思っていました。スポーツをしている本人が実際にどういう意味があるのか学べます。ただ走っているだけではなく走ることは元々どのような事からはじまったのか様々な歴史や,走ることがどの筋肉を使っているかを運動生理学の先生に話を聞くだけでも勉強になります。
 このようなスポーツに付随する文化は普段学ぶ機会があまりありませんので,学んでいくことが良いと思います。

永田委員  
 私もその通りだと思います。
 社会教育となると学校で行っている教育と離れてしまって,考え方も離れてしまっているのではないでしょうか。社会人だからといって飛び抜けた条件がある訳ではありません。例えば学校では総合的な学習の時間が非常に多く設けられています。一つの教科の中で関連するジャンルの学習をする事が,かつて戦後アメリカの教育が入ってきた時,実用的な教育を行う時にひとつの事だけでなく実際人間が活動していく,そのものを総合的に取り入れる事がはやったことがありましたが,最近は進化して総合学習という形でまとまるようになってきました。社会的活動あるいは文化的な活動も含め,単なる「体育」ではない学習も体育のきっかけとして進めていく事が,人間として子ども達を育てていく上で非常に重要だと思います。社会教育部門における人間としての子ども,人間としての大人を考えていく傾向が少ないと思います。学校での様々な教育も発展させる形で社会教育の中に取り入れたらいかがかと感じました。

長田委員  
 書道教室のお話がありましたが,私も教えています。教えている相手は割と高齢者が多く,足腰が良くない状態だけれど書道を習いたいという方もいます。見方ですが,書道はスポーツではないけれど,スポーツをしている方の中にそのような人が集まって,自分もできたらと思う,それがスポーツに触れていくひとつのきっかけになるという考え方はわかります。ですから私はあまり違和感がありません。
 この取り組みでは今後,小・中学生をしっかりと取り込むような企画を入れて頂きたいと思います。中学生の居場所について色々な取り組みをしてきましたが,中学生は休みの日にもっと運動できる場所がほしい,と。例えば総合体育館をチケット制にして好きなときに使用したいとか,市民グランドを開放してほしいとか,そのような要望が中学生にかなり多くありました。これから「狛○くらぶ」を発展させていく中では,小・中学生にねらいを絞った取り組みを行うことにより,その世代が大人になっていくわけですから,大人対象事業もにぎわうのではと思います。特に小・中学生を集める企画をしたらよいと考えます。

委員長   
 委員の方より様々な意見がでましたので担当課で是非考えていただきたいと思います。

事務局   
 氏家委員からの質問です。文化事業での組木細工,書道はどうしてそのプログラムになったのでしょうか。「入会した会員が新たにスポーツ活動をはじめることが期待できる」とありますが,実際文化プログラムからスポーツに入会した方はいらっしゃいますか。文化事業は必要なのでしょうか。今後の課題のところにあるように,認知度はとても低いと思います。とてもよい事業なのにもったいないことです。子どもを持つ親としては,たとえば夏休みの体験プログラムのようなもの,親子で参加できるものなどあると参加しやすいのではないかと考えます。体験プログラムに行った親子が,親だけが,子だけが継続するということもあるのではないでしょうか。という意見と質問が混ざったものになります。

委員長   
 まずは文化プログラムからスポーツへ変わった方はいらっしゃるのか。この点はどうでしょう。

社会教育課長
 スポーツ目的で入った方が文化へ変わった方はいますが,文化事業・文化活動からスポーツへ移った方はいません。

永田委員  
 明確に競技のイメージがありますからスポーツの方が入りやすいと思います。その人達がスポーツだけでなくもっと幅広い活動をしているケースが色々あると思うので,逆にそのような人達にだけ絞ってしまう方が心配です。
 しかし,そのような形で文化事業も進めることは良いと思います。文化事業は入りにくい,なかなか踏み出しにくい,年を重ねると初級からだと抵抗があります。導入を如何にうまくするのかが大事だと思います。スポーツだと上手い下手当たり前と皆が思いやすいと思うのですが,一方文化活動となるとある年齢に達するとある程度のレベルに達していることが暗に要求されてしまうことが足かせになっているという傾向がこれまでありました。初めは誰もが素人なのが自然な事です,という形に持っていくとよいと思います。まずは来てもらう事がポイントになると思います。

委員長   
 もうひとつの,夏休みの体験プログラムのようなものについてはどうでしょうか。提案のような形で出ています。夏休みに行っているものは今までありますか。

社会教育課長
 特に夏休みで限定しているものはありません。しかし親子体験教室などは「狛○くらぶ」に提案していくことができますので,提案をしていきたいと思います。

長田委員  
 体験教室は西河原公民館で行っていますので,無理にここでしなくてもいいとは思います。

委員長   
 夏休み限定,ではなく,通年を通して行っているものと単独で行うものについても夏休みだから特別に行うという訳ではないということですね。
 視点�Tについてはよろしいでしょうか。
 それでは,次の視点へ進みます。
 次に,評価の視点�U「団体への支援体制」についてです。所管部署より視点�Uの資料について説明をお願いします。

社会教育課長
 狛江市は「狛○くらぶ」に対してどのような支援を行っているのかという視点になります。
 狛江市総合型地域スポーツクラブ育成支援補助金を交付しています。他には施設使用料の免除,体育施設の優先使用,国・東京都等の情報提供,青少年スポーツ教室の実施委託です。平成26年度における「狛○くらぶ」への財政的支援及び事業委託につきましては,育成支援補助金が50万円,青少年スポーツ教室(ビーチボール・バスケットボールの2事業)が21万8千円で実施しています。それに対して表にあります平成26年度「狛○くらぶ」の決算額を出しています。市からの補助金につきまして,補助対象経費は,「クラブ運営及び活動に要する経費とする。ただし,構成員の人件費,交際費,食糧費並びにクラブ運営及び活動に要する経費としては不適当なものは除く」としています。
 また「狛○くらぶ」の支出の主な内訳ですが,教室実施に係る費用が全体の67%を占めていまして,そのうち講師謝礼に係る費用が72万5千円となっています。講師謝礼は種目によって異なりますが,ほとんどが1回あたり1,200円の単価設定で行っています。
 その他は通信運搬費や競技用具等の消耗品,団体傷害保険料等です。
 また,平成25年度から青少年スポーツ教室の運営を委託し,前年度のビーチボール教室に加え,平成26年度はバスケットボール教室を実施しています。
 他市の状況ですが,総合型地域スポーツクラブの設立状況について,平成26年度の調査結果を表に示しています。設置済が49区市町村119クラブ,未設置が13区市町村となっています。
 また,クラブが会費徴収を平均月額でどの位徴収しているのかを表に示しています。平均値は806円,最大値は8千円,最小値は0円となっています。
 行政からの支援策の内容は,情報提供が1番多いですが,2番目はスポーツ施設の優先使用,3番目に物品・備品の貸出,以下補助金・助成金の交付,小学校の優先使用となっています。
 活動場所における支援については平成25年度の結果ですが,学校施設の優先使用が1番多く,次がその他の公共施設使用料の減免措置,公共施設の優先使用の順番となっています。
 委託事業につきましては都内108クラブに対する事業委託の割合は49.1%です。その内訳は表に示しているとおりです。
 評価としては,市からの財政的支援によって「狛○くらぶ」の規模を維持することができています。平成26年度に委託した青少年バスケッボール教室はプロ選手を講師として招致し,中学校のバスケットボール部と連携するなど工夫した運営を行いました。また,委託事業であるため,結果として財政的にも団体の役に立っていると考えています。
 評価の分析ですが,委託事業については,市直営のスポーツ教室とは全く異なる視点で実施しており,民間のノウハウを活用することで,固定しがちであった教室参加者に新たな層を加えることができました。また,「狛○くらぶ」の財政的な支援を行うことができたと考えています。
 課題としては,市からの補助金が収入の約26%を占めていますので,財政面で自立した運営を行っていく必要があります。平成27年度,今年度をもって市から「狛○くらぶ」への補助金の交付は終了しますので,改めて支援方法を検討する必要がありますが,最終的には「狛○くらぶ」が自立していけるように方策を考え,協力して進めていく必要があると考えています。
 対策としては,市直営で行っているスポーツ教室を「狛○くらぶ」に委託することによってその自立を図っていくほか,「狛○くらぶ」の主体性に配慮を行いながら,連携して検討を進めていくこととしています。平成26年度,新たに「狛○くらぶ」に委託したバスケットボール教室は,直営時代とは異なり,プロ選手を講師として招致するなどしており,今後も工夫した運営ができるよう支援を行っています。
 以上です。

委員長   
 ありがとうございます。
 それでは氏家委員の評価視点�Uで質問と意見があるようですのでお願いします。

事務局   
 質問・意見として,青少年バスケットボール教室は1度のみの開催なのでしょうか。この様なプロを招いてのプログラムがあるのは受講生にとっても貴重な体験になると思います。どんどん実施してほしいと思います。狛江ではこのプログラムを受講できる!と自慢にもなります。という,開催状況及び開催回数を聞かれているものです。
 また,今後の課題に「狛○くらぶ」が自立していけるようと記載がありますが,現時点で何か対策は出ているのでしょうか。という2点の内容をお寄せいただいています。

社会教育課長
 青少年バスケットボール教室は今後も継続して委託していく予定です。今年度は12月から1月にかけて実施する予定で現在調整中です。
 「狛○くらぶ」の支援については,原則会員の受益者負担であり,適正な金額設定が必要だと考えています。その上で教室運営の委託によって財政的な支援を行うほか,何が必要なのかを「狛○くらぶ」と連携して検討していきたいと考えています。

委員長   
 ありがとうございました。
 それでは,この視点に関して,皆さまから質問や意見はありますでしょうか。

長田委員  
 今後の課題の部分についてですが,自立するのはなかなか難しいと思います。当初どうなるかと思いましたが,ここまできていますので,どのような支援を今後していくのか,自立するまで支援するしかないと思います。今年度で終了しますとなってしまうと「狛○くらぶ」の運営している方は困ってしまいますので,どうかお願いしたいと思います。

委員長   
 先ほどの話の中にありましたが,受益者負担で行うと,現在の入会金・年会費はどの位上げなければいけないのでしょうか。50万円の補助金が無くなるわけですから。

事務局   
 現在の人数で計算すると約3千円です。

委員長   
 3千円位年会費を上げることで補助金をもらわない形で現状の事業ができるだろうと思います。
 そうすると,3千円払うとなる,現在参加されている方々がどの様な気持ちになるのか。3千円払ってもやりますとなるのか,会員の方の意見等はありますか。

社会教育課長
 会員からは会費についてや補助金との関係などを意見として聞いた事はありませんが,「狛○くらぶ」としては市の補助金は継続してほしいという意見を伺っています。

委員長   
 そうですね。できるだけ負担が少なく,市から補助金をだしていただきたいのが基本だろうと思います。
 永田委員どうですか。

永田委員  
 団体には頑張っていただきたいと思います。
 7ページの一番上に行政からの支援内容(平成24年度調査結果)に「情報提供60.9%」とありますが,これは60.9%の人が支援を受けたと感じている事なのですか。6割の内容しか知らせてくれていないのかとも読み取れますので,60.9%の意味をもう少し詳しく教えていただきたいと思います。

社会教育係長
 本調査は,文部科学省から区市町村と総合型地域スポーツクラブに調査がきます。
 ご質問の項目は,総合型地域スポーツクラブがある区市町村への質問です。そのような情報提供を行っていると回答した区市町村の割合が60.9%ということです。

永田委員  
 これは団体の方がそのように感じたのか,それとも提供している区市町村が言っているのか,どちらですか。

社会教育係長
 区市町村が言っています。

永田委員  
 では団体の方はどの様に受け止めているかはこの調査ではわからないのですね。問題はそこです。いくら提供したいと言っても団体が情報を受け取っていませんとなると問題です。今後機会があればチェックしてください。

委員長   
 狛江市以外の総合型地域スポーツクラブを行っている様々な区市町村の,このような運営をしたら人が多くなったというような事例や,例えば東京の多摩地区の市の連絡会のような横の繋がりはないのでしょうか。

社会教育係長
 東京都の広域スポーツセンターがあり,その連絡会が年に1度あります。その時に事例発表などがあります。

委員長   
 取り込めるものについては「狛○くらぶ」に対し事例の内容を伝えているのですね。

社会教育係長
 広域スポーツセンター等の情報提供は随時行っています。

委員長   
 受け止めた方がすぐに出来るかはまた別問題ですが,情報提供などは行っているのですね。
 所管課の評価の中に事業評価で中学校のバスケットボール部と工夫して行っていることが,市の委託事業と重なって財政的にも団体の役に立っているという記載があります。そうすると補助金の分を基本的には様々な委託を受けて,その委託を効果的に行うことによって自立に近づけることをすると。委託も市のお金ではありますが,市の業務を担うという点でしますから自立に繋がります。委託も徐々に提案型委託になるといいですね。スポーツクラブが「このような事業を実施すると良いだろうし,こちらで委託を受けます」と,市に提案して,市がそれを受けて市の事業として取り上げる。団体は財源が無くても市の委託事業と決まれば市の委託金で実施ができる。市としても市の事業を団体にやらせることができる。絶えず市から受けるだけではない団体として,自分たちがこんな事をしたい,こうすれば人が集まるなど市に委託事業として提案していく。そのようになってきた時にはじめて「総合型スポーツクラブ」になると思います。
 いつも受身ではだめで,自分たちへ委託をしてもらいたいと提案型の団体になっていくことが大切だと思います。また,前年度のうちに計画を作成できれば,市としても予算が組めるので,計画的に事業が提案できるような組織的なもの・人が「狛○くらぶ」の中に出来てくるといいと思います。ただ運動を楽しむ事ができたら良い,ではなく市民が参加できるのはどのようなものがあるのか自分たちで考え,市に提案していく団体になると良いと思います。

永田委員  
 その通りだと思います。主体的に行わないとどんどん衰退していくのが自然ですので,自らの活動を自らつくる,そのような信念を持たないといけません。
 スポーツをする人は元々スポーツそのものを向上させようという事に意欲がある一方,得てして自らの活動を自ら作るという発想をしにくいと思います。組織としてどの様に発展させていくかというテーマは,本当は別の人が行い,それが合体していくと一番良いのですが,ローカルの場合には組織化していることは理想論であり現実ではないと思いますので,その点は市の指導がそのようなところまで少しずつ行き届けば良いと思います。
 自分たちが行う時に自分たちの必要なものをとにかくリストアップしておく,これが必要だと思ったときにはそれを記録し,次の機会までに整理して提起することが必要である,という,そのような習慣を市の人がクラブの担当の方に指導されたらいかがでしょうか。そうすると市もわざわざリサーチに行かなくてもどんどん来ます。団体から来たものを整理した方が非常に整理しやすいと思います。こちらから聞きに行くと,聞けば聞くほど答えなくてはいけませんので,だんだん聞きにくくなります。それよりは,どんどん言ってください,言わないと損だという風潮が出るくらいに持っていく方が良いと思います。限りある予算ですからそれなりの理屈で整理していかざるを得ないとは思いますが,やはり意見を出してもらった方が市の立場としても,実際に運動する立場の人にも,クラブを運営する立場の人にも,両方プラスになると思います。

委員長   
 現在のところは活動の場所の支援や様々な情報提供,物品の貸出などで支援をする。そしてできるだけ自立の方向に持っていくことが望ましいですね。
 是非長田先生のような,団体のかけだしのところから知っている方に入っていただいて,提案型の総合スポーツクラブになるように,役所のぶら下がりではなく,自分達が役所に対してこのような事業をしたいと頼もうとすることが必要だと思います。
 それには人が必要となり,そのような人を育てるのは市の担当課の仕事になると思います。人を育て,育成された方は中に入ってマネジメントを行う。運動をするのとは別にマネジメントをする方がいらっしゃると自立の方向にいけるのではないかと思います。
 それでは,次の視点へ進みたいと思います。
 次に,評価の視点�V「他団体・事業との関わり」についてです。
 所管部署より視点�Vの資料について説明をお願いします。

社会教育課長
 クラブ設立にあたりまして,体育指導委員(現スポーツ推進委員)に「実技の指導からクラブつくりへの助言に至るまで,スポーツに関する知識の豊富な体育指導委員の積極的な関わり」「単に実技指導者であるにとどまらず,総合型地域スポーツクラブの設立に当たっての核となり,行政,スポーツ団体,住民の間の調整役を担ってもらうこと」を期待するとされました。
 また,体育協会には「スポーツ指導者の派遣や事業の運営面等での積極的な協力や支援」を期待するとされました。
 それに基づき,設立から現在に至るまで,スポーツ推進委員,体育協会の積極的な協力のもと,運営を行っています。
 平成26年度の事業の実施状況につきましては,スポーツ推進委員は積極的に運営にかかわっており,その知識を生かしてだれでも気軽に参加することができるニュースポーツ教室の立案・運営等を行っています。平成26年度はノルディックウォーキング教室やスポーツけん玉教室の企画を行いました。
 体育協会からはバドミントン教室における講師などの協力を得て,また,市民まつりの一つであるスポーツ祭の会場では体育協会と連携して広く市民にパンフレットを配布し,広報活動を行いました。
 市が委託したバスケットボール教室には狛江第四中学校バスケットボール部の生徒も参加し,生徒はプロ選手による指導を体験することができました。
 ビーチボール等各種大会に出場し,他のスポーツチームと交流を図っています。
 所管課の評価としては,従来どおりスポーツ推進委員,体育協会と連携して運営を行っていました。市から委託した青少年スポーツ教室では狛江第四中学校部活動と連携したバスケットボール教室を運営しています。
 評価分析としては,従来からの取り組みに加え,学校の部活動と連携した取り組みを行ったことは,今後の「狛○くらぶ」のあり方を検討するうえで評価できると考えています。
 課題としては,体育協会や各種大会等を通じて市内スポーツ団体とは交流が図られていますが,今後はその他の団体等とも関係性を構築していくことが求められています。
 対策としては,健康体操やノルディックウォーキングなど,高齢者でも参加しやすいプログラムも行っていることから,高齢者団体等に広報活動を行っていくほか,団体と連携して教室を開催していくことも考えられます。また,文化団体と連携し,文化事業の充実を図ることも望まれます。市としては,「狛○くらぶ」からの求めに応じ,こうした各種団体と連携が図れるように必要な支援を行っていきたいと考えています。
 以上です。

委員長   
 ありがとうございました。
 では,この視点に対して氏家委員から質問が出ています。

事務局   
 事務局から代読します。評価の視点�V「他団体・事業との関わり」については質問が寄せられています。
 今年チャレンジデーがありましたが,「狛○くらぶ」は関係していましたか。という点です。

社会教育課長
 「狛○くらぶ」会長にはチャレンジデーの実行委員に就任していただいています。また,多くの会員に参加をしていただいています。そのほかには,当日集計センターがありましたが,そこの運営にも協力していただきました。

委員長   
 この様な時に組織された170名の会員が動いてくださるのですね。

社会教育課長
 はい。

長田委員  
 色々な問題があると思いますが,時間をかけて解決していくしかないだろうと思います。
 記載もありますが,ノルディックウォーキングなど高齢者でも参加しやすいプログラムを行っていることから,高齢者団体等に広報活動を行っていくことは大事な事だと思います。
 ノルディックウォーキングはきちんとした講師が指導をしているのですか。

社会教育課長
 はい。

長田委員  
 ではなおさら良いですね。
 高齢者団体に呼びかけると参加が増えると思います。しかし,使用するノルディックのポールの値段が高いので,どの程度費用がかかるのか提示した方が良いと思います。もしくは市が補助をするか。是非お願いします。

社会教育係長
 いくつかは分かりませんが,ポールは団体でも用意もしているようです。

永田委員  
 チャレンジデーはいつ行ったのですか。

社会教育課長
 今年は5月27日,5月の最終週の水曜日です。

永田委員  
 チャレンジデーの効果はありましたか。

社会教育課長
 どの位の方が参加したのか数を把握する,人口が同じ規模の他の自治体と対戦というのがあり,今回は大阪の柏原市と対戦しました。割合では負けてしまいましたが,初めて取り組んだ事で,何かで体を動かすことや何かをすることのきっかけにはなったと思います。

永田委員  
 そのような意味ではとても良い事だと思います。チャレンジデーは1年に1回ではなく,どこまで出来るかは別としてもう少し季節をみて行うことや,種目を変更するなど機会を増やしていくと良いと思います。市民が出る機会をうまくつくることが非常に大事だと思います。

委員長   
 スポーツ推進委員は狛江市には何名いますか。

社会教育係長
 12名です。

委員長   
 これは市の人口に対応して数が決まっているのでしょうか。

社会教育係長
 以前は法律で規定されていたと聞いたことはありますが,現在は特に規定はありません。

委員長   
 スポーツ推進委員は市の非常勤職員という位置づけなのでしょうか。

社会教育係長
 はい。

委員長   
 このような方が体育協会と一緒になり色々な事を進める,間に入る役目を行っているのですね。普段はどちらにいらっしゃるのですか。

社会教育係長
 常勤の方ではありませんので,会議やスポーツイベントなど必要に応じて活動してくださっています。

委員長   
 週に20時間の非常勤等ではなく,必要な時のみお越しいただくような形態の非常勤職員なのですね。

長田委員  
 私は以前,剣道の体育指導委員を世田谷区でしていました。「剣道教室を○○中学校で開きます。期間は3ヶ月,毎週水曜日」など決まると,そこに出向き,剣道を教えていました。学校の勤務時間が終わってから体育指導委員として行っていましたので,学校の教員をやりながらできました。

委員長   
 では,他の職業を持っている方もしているのですね。スポーツ推進委員と言っても基本的には指導者になるような方なのですね。

社会教育係長
 元々体育指導委員はスポーツの指導者的なイメージで制度が創設されたのですが,スポーツ基本法が制定された時に,体育の指導だけではなく,地域とスポーツのコーディネート役を大きな役割として付加されましたので,現在ではそちらの方にシフトされつつあります。

委員長   
 色々な事業の実施に係る連絡調整やスポーツ指導その他スポーツに関する助言を行うと記載がありますが,非常に様々な事をする方なのですね。
 狛江市には12名いらっしゃるとのことですが,社会教育課としてこの方と年に何回か会議や連絡会などを行うのですか。

社会教育課長
 1ヶ月に1回,会議を持っています。

委員長   
 所管課の評価の中で出てくるのは,学校の部活の連携や,ノルディックウォーキングを高齢者や様々な人と関わり一緒に入っていく事で広がっていくと思います。高齢者は自分の友達に勧めそこから広がる事がありますので,広報活動も行うだけではなく,そのような事も行っていかないとなかなか広がっていかないと思います。
 他にないようでしたら,次に進みたいと思います。
 次に,総括についてです。
 所管部署より総括の資料について説明をお願いします。

社会教育課長
 スポーツ基本法第21条が規定するとおり,「子どもから高齢者までが,楽しく,気軽にスポーツ・文化活動を楽しめる」環境を地域の人たちが主体的に提供する「狛○くらぶ」は,狛江市後期基本計画で掲げた「週に1回以上の頻度でスポーツ活動をしている市民の割合」を現状(平成26年度)の36.9%から目標値の50%とするために大変重要であり,「狛○くらぶ」が今後も充実した事業を提供できるよう,市として支援を続ける必要があると考えています。
 しかしながら,市から「狛○くらぶ」への補助金は開始から5年間,平成27年度を持って終了することから,事業委託なども含め,改めて支援策について「狛○くらぶ」とともに検討を行っていく必要があると考えています。
 会員・教室参加者は増加していますが,補助金は平成26年度の支出の約31%を占めており,補助金の終了により,現行の教室規模を維持することは困難であります。「狛○くらぶ」には事業の縮小や会費の適正化等が喫緊の課題となりますが,そのためには総合型地域スポーツクラブ設立・育成支援事業を行う東京都広域スポーツセンター等,専門家の知識を活用するよう,「狛○くらぶ」に促していきたいと考えています。
 その上で,会員を確保するため,「狛○くらぶ」の認知度を高めるべく,連携して広報活動を行っていくことも必要です。また,活動に広がりを持たせるために,スポーツ団体以外の各種団体と連携を図ることができるよう,支援を行っていくこととしたいと考えています。
 以上です。

委員長   
 それでは,総括のシートに関して皆さまから質問や意見をいただきたいと思います。
 まずは氏家委員から総括についての質問・意見がありますので,代読お願いします。

事務局   
 事務局から代読させていただきます。
 総括の終わりの方に「スポーツ団体以外の各種団体」とありますが,具体的にはどのような団体なのでしょうか。という質問です。
 合わせて意見も読ませていただきます。
 「狛○くらぶ」は,ただスポーツをするだけではなく,色々な役割を持っていることがよく分かりました。とても意義のある事業だと思うので,その存在や内容をもっと広く知られるようになり,気軽に参加できることが大事だと思いました。
 氏家委員としては,どうしても親目線の意見になってしまいますが,やはり小さい頃からスポーツに親しむ,体を動かすことが自然にできるようになってほしいと思いますので,子どもが参加しやすいプログラムもぜひ増やしてほしいと思います。とのご意見を寄せていただきました。
 以上です。

委員長   
 「スポーツ団体以外の各種団体」とはどのような団体のことですか。

社会教育課長
 老人クラブなどの高齢者の団体,文化活動をしている団体等が考えられます。

委員長   
 広報活動がなかなか難しいことが課題かと思います。いかがでしょう,50%,半分の市民が知っていると,「狛○くらぶ」が大体認知がされて,そのくらいの人の意識がスポーツに向かうのではないでしょうか。「狛○くらぶ」の認知度はどの程度ですか。

社会教育課長 
 「狛○くらぶ」独自の認知度はデータがありませんが,国の調査によると,総合型地域スポーツクラブに対する認知度は,非会員への調査結果では63.2%が知らないという回答をしています。

委員長   
 やはり3割くらいの人は名前を知っていても,6割の市民の方は知らないのですね。市役所の人などは知っているでしょうけれど。
 どう広げていくかが大事です。広げて分かってもらい,そこに参加していただくという2ステップがあるので,難しいと思います。

長田委員  
 やはり「狛○くらぶ」という,気軽に参加できるスポーツ関連団体がある事をもっともっと周知していくことが必要です。
 また,小・中学生を対象とした事業を「狛○くらぶ」が主体となって実施していくことも広報活動に繋がっていきます。小・中学生対象の「狛○くらぶ」発行の案内を各小・中学校に配布することにより,それを見た子ども達だけでなく親たちも知ることができるので,是非,小・中学生を対象とした事業をもっと幅広く取り上げていくことが今後の「狛○くらぶ」発展の為にも必要ではないかと思います。

永田委員  
 専門家の知識を活用するのは当然ですが,財源を引っ張ってくることは非常に難しい事なのでしょうか。場所がないことが一番大きな阻害原因になっているとすると,場所を確保する為にはよほど思い切った事をしなければいけません。どんな形でも良いので,財源を確保してその様な場所をつくり,確保することが必要になってくると思います。貪欲に色々な所に働きかけて進めてほしいと思います。

委員長   
 これから市として支援を続ける中で,補助金はなくなりますが,補助金に変わるものとして,委託料渡すとか,オリンピック関連予算から上手く回すとか,考えなくてはなりません。
 東京都はオリンピックについてはこれから予算を非常に潤沢に使い始めますので,それを上手く持ってきて一緒に行うことをしないと,市から予算を改めて出すことはなかなか難しくなりますし,様々な他の情報を沢山集めて上手に進めていかないと難しいと思います。
 また,「狛○くらぶ」の事業そのものを縮小するにしても,参加者が多いものはできるだけ残し,参加者が少ないものについては,すぐに無くすのではなく,隔年おきに行うなど,内部での工夫も必要になると思います。
 中学生を対象とすると,学校を会場として使用することもできます。中学校は主に部活等で使用していますから,基本的には空いてはいないものですが,うまく連携すれば,その中で何回かは空けてもらえるかと思います。もしくは,試験前等,部活動で使用されない時期を狙って行うか。財源は減らすが支援はしていかなければならない,他の団体と連携をとらなければならない,文章で書くのは容易ですが,実際には非常に難しいことです。
 実際に「狛○くらぶ」の参加者や会員の方は理解しているのでしょうか。

社会教育課長
 こちらが予算の事を具体的に話す対象の方は,補助金が終わる事,その事に対してどうするのかは,意見交換していますので,ある程度理解をしていただいていると思います。しかし,実際に会員の一人一人までが認識しているかはかなり厳しい状態だと思います。

委員長   
 他にご意見やご質問はありますでしょうか。
 それでは,本日の審議はここまでになります。課題として挙がった箇所は特にありませんが,会員の年齢層・どのような方々が会員として参加されているか等,加筆修正が必要な箇所については,第4回の審議会までに検討・修正をお願いします。
 最後に,2「その他」です。事務局から次回の日程の確認をお願いします。

事務局   
 今後の日程についてご説明申し上げます。
 次回,第4回の審査委員会は,9月2日(水曜日)になります。各事業の補足評価・ヒアリングを主に行う予定でしたが,修正後の評価シートの確認と,審査委員会意見の確認をさせていただければと思います。
 第5回は,10月22日(木曜日)に,委員会としての答申作成についてのご検討と,今年度の振り返りを行いたいと予定しています。

委員長   
 それでは,他にないようなので,これで第3回教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を終了します。