1 日時 平成28年6月8日(水曜日) 午後3時~4時12分
 2 場所 狛江市役所5階 502会議室
 3 出席者

委員長  押尾 賢一(学識経験者)
副委員長 長田 輝男(学識経験者)
委員   永田 従雄(市民委員)
委員   氏家 嘉代(市民委員)

 

事務局

宗像 秀樹 (学校教育課長)
石渡 和香子(学校教育課教育庶務係)
小島 希  (学校教育課教育庶務係)

4 欠席者 なし
5 議事

1.委員長・副委員長の選任について
2.諮問
3.会議の公開と会議録の作成・公開について
4.今年度審査委員会評価事業の選定について
5.その他

 6 会議録(概要)  

事務局   
 本日はお忙しい中,狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会にご参集いただきまして,ありがとうございます。
 当委員会の役割ですが,狛江市における教育の今日的な状況を踏まえ,教育の質の向上に資するよう,教育委員会が効果的に教育行政を行うとともに,教育的な観点から適切に教育行政が行われているか,教育委員会の自己点検及び評価の結果について審査し,評価意見をいただくものです。色々課題等が出てくることかと思いますが,よろしくお願いします。
 それでは,会に先立ちまして,狛江市教育委員会教育部長の平林よりご挨拶申し上げます。

教育部長  
 狛江市教育委員会教育部長の平林です。今年の4月から就任をしました。よろしくお願いいたします。
 本日はお忙しい中お集まりいただき誠にありがとうございます。また改めて狛江市の教育行政にご尽力をいただきまして御礼申し上げます。
 今日の教育を取巻く環境ですが,少子高齢化,また,家族関係の中の複雑化,子どもの貧困など様々な課題を抱えている中でも,狛江市教育委員会としましては,保護者が安心してお子さんを学校に預けられる体制・整備が求められています。普段からその求めに対することを目的として事務を行っているところです。
 改めまして,本日出席いただいている委員の皆様に,狛江市の教育行政の事務が適正に行われているか・効果的に行われているかを判断していただきたいと思いますし,また,市民の皆様に説明する責務もございます。
 普段からの事務の見直しを通じ,さらに教育行政を進めるために,皆様の建設的なご意見を頂戴したいと思いますので,よろしくお願いいたします。

事務局   
 それでは続きまして本委員会ですが,委員長は狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する規則第8条第2項で互選となっており,昨年度は,押尾委員に委員長を務めていただきました。
 後ほど,改めまして本年度の委員長の選出をお願いしたいと思いますが,それまで,私の方で議事の進行を務めさせていただきます。よろしくご了承をお願いいたします。
 なお,今年度は昨年度と委員が変わっておりませんので,委員紹介は割愛させていただきます。
 それでは,議事を進めさせていただきます。
 早速ですが,委員長と副委員長を決めたいと思います。先ほどお話したとおり,昨年度は押尾委員が委員長を,長田委員が副委員長を務めてくださいました。
 出来ればどなたか委員長を務めていただけますと大変ありがたいと存じます。
 どなたかご推薦ございますでしょうか。

永田委員  
 引き続き,押尾委員に委員長をお願いしたいと思います。
【異議なし】
事務局   
 異議がありませんので,委員長は押尾委員に決定いたしました。以後の議事進行については新委員長にお任せいたします。

押尾委員長
 皆様からのご推薦で今年度の委員長を努めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
 では,早速ですが副委員長の選出を行いたいと思います。
 昨年副委員長を務めていただきました長田委員が,今年度からまた委員になられ,平成30年3月まで務めてくださるということですので,私は是非,副委員長を長田委員にお願いしたいのですが,いかがでしょうか。
【異議なし】
押尾委員長
 意義がありませんので,副委員長には長田委員に決定いたします。
 それでは式次第の「2.諮問」について事務局よりお願いします。

事務局
 それでは審査委員会を開催するにあたり,平林教育部長より諮問書をお渡しさせていただきます。
 大変恐縮ですが,押尾委員長,ご起立をお願いいたします。

【諮問】

教育部長   
 狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する規則第5条に定めるところによりまして,平成27年度におけます狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する点検事業の選定及びその評価につきまして貴委員会の意見を求めます。以上,諮問を申し上げます。よろしくお願いいたします。
 
事務局    
 ありがとうございました。
 平林教育部長は公務のため,ここで退席させていただきます。

委員長    
 次に「会議の公開と会議録の作成・公開について」です。事務局よりお願いします。

事務局    
 それでは資料3をご覧ください。
 上段に会議の公開について,下段に会議録の作成・公開について記載しております。
 改めて確認させていただきたいと思います。
 まず,会議については,平成25年3月に制定された,狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する規則第10条でも原則公開としております。
 次に,下段の会議録の作成についてですが,昨年同様,この狛江市審議会等の会議録の作成に関する要領に沿って作成したいと思います。
 また,第4条に「会議の内容は,詳細又は要点若しくは結論のみを記録するものとし,審議会等の長が当該会議の性格等を考慮し,当該会議の冒頭で諮り,そのいずれかについて決定するものとする。」とあります。事務局としては例年同様要点を記録する方法とさせていただきたいのですが,いかがでしょうか。

委員長    
 今,事務局から説明がありましたように,会議は公開,会議録の内容は要点筆記ということでよろしいでしょうか。

【了承】

委員長    
 会議は公開,会議録の内容は要点で筆記ということで決定いたします。    
 それでは,今年度の審査委員会の評価事業の選定についてお願いします。

事務局    
 資料4をご覧ください。
 事業の選定に関しましては,大きく2点のご審議をお願いしたいと思います。
 1点目は,今年度の審査委員会評価事業の選定です。
 2点目は,決定事業について,ヒアリングの際に特に聞きたいことや,評価したいこと,各事業に対して抱くイメージ等を挙げていただくことです。
 まず1点目ですが,平成26年度の審査委員会での決定に基づき,本審査委員会では,教育委員会の昨年度の事業から,今年度本委員会で評価をする事業数を決定し,評価する事業を選択していただきます。
 資料に記載しております事業選定の基準ですが,�@評価をすることによって改善が見込める事業,�A社会的な関心が高い事業,�B市独自もしくは先進的な事業,を基準にしております。
 評価対象事業の候補ですが,事務局案といたしまして,下表のとおり挙げさせていただいております。選定基準欄の番号は,先に説明しました「選定の基準」の番号を記載しております。
 また,「事務局提案順位」を入れさせていただいておりまして,選定基準に合致するものが多かったものに○を付けております。
 その中でも,事務局として推薦したい事業の『学校給食』『Q-U・hyper-QU活用』に◎を付けさせていただいております。
 この2事業につきましては,事業選定の基準に次いで,『点検時期』という観点で,特に平成27年度の事業を点検することが事業の点検時期としてよりよいであろうと思いまして,◎を付けて提案させていただきました。
 ○と◎を付けました各事業について簡単な事業概要を申し上げます。
 まず学校教育課の『学校給食』につきましては,平成26年度に狛江第五小学校,平成27年度に狛江第六小学校,平成28年度からは狛江第一小学校と,小学校給食調理委託化を開始し数年経過し,また,平成27年度の7月から開始された給食センターによる中学校給食が開始後間もなく1年を迎えるため,振り返りに適した時期と考え,提案しております。
 『アレルギー対応』は学校現場での防止することができるアレルギー・アナフィラキシー症状発生防止に向けた取組です。こちらは,慈恵第三病院とアナフィラキシー対応ホットライン覚書を締結するなど,市独自の先進的な取り組みを行ってはいるのですが,実際の取組の主要箇所が,学校給食事業での取組に重複する点から〇に留めております。
 続きまして指導室事業です。『小学校特別支援教室事業』ですが,こちらは狛江市では導入が早く都内でも先進的な事業ではございますが,都の「特別支援教室モデル事業」として実施し始めた事業であるため,市の自己点検の意向だけで融通をきかせるのが難しい事業です。
 次に,『Q-U・hyper-QU活用』につきまして,「hyper-QUを活用した学級集団づくり」は,指導室の定めた『狛江市の特色ある学校教育事業21』における「狛江の教育3本の矢」の一つです。平成27年度に狛江市立学校は全校通常の「Q-U」から「hyper-QU」に移行したタイミングであり,その成果を点検するには平成27年度の事業として今年度の点検実施が振り返りに適した時期と考え,提案いたしました。
 続きまして,社会教育課の『中学生の居場所づくり』ですが,こちらは社会教育委員の皆様が特に市内の中学生の居場所づくりについて検討してくださっているものです。活動自体はとても有意義なものですが,教育委員会に附帯する委員会がメインとなる活動についての評価をするより,教育委員会事務局での事業を評価する方が,本審査委員会の性質としてはより適当と考え○に留めました。
 最後に,図書館の『ブックスタート・セカンドブック』事業ですが,ブックスタート事業自体は従前から行っているものではあるのですが,近年贈呈の方法を改めたばかりであり,また,その成果指標となるようなものがまだ揃っていないという点で,平成27年度は評価の時期としてまだふさわしくないかと考え,○に留めました。
 以上のことから,今回の評価対象事業候補としては,『学校給食』と『Q-U・hyper-QU活用』を事務局提案最上位とさせていただきました。
 昨年度は,事業は「学校教育課・指導室」の学校教育的分野から1つ,「社会教育課・図書館・公民館」の社会教育的分野から1つ,それぞれご選定いただければと提案申し上げたところではございますが,今回は平成27年度という時期という観点で事務局提案をさせていたければと思います。
 また,検討事業の数ですが,一昨年の本審査委員会にて,「選定した事業の内容や分量に応じ,1年に2~3項目程度を目安とする」としています。2事業を選出しました昨年度の委員会を振り返りますと,今回も2事業までがよろしいかと思い,事務局提案として事業数を「2」と提案させていただいております。
 この案を基に,皆様から今年度評価を行う前年度実施事業及び事業数をお決めいただきたいと考えております。
 その上で,2点目として,決定事業について,その事業では「何が大事か」「何を評価として考えるか」等,ヒアリングで特に聞きたいこと,どのような点が気になる・重要だと思うことや,各事業に抱くイメージをお教えいただければと思います。お出しいただきましたことを基に,事業のヒアリングシートを作成したいと思います。
 もちろん,このような視点で担当課に評価をさせたいという視点をお出しいただいても構いません。
 説明は以上です。

委員長    
 事務局の説明が終わりました。事務局としては資料4の中の◎のついている事業を薦めたいという提案ありました。
 学校教育課・指導室・社会教育課・公民館・図書館の各事業案とそれぞれについての評価設定の基準となるものがあります。
 まず評価実施事業数について,昨年は2事業でした。今年度も2事業でよろしいでしょうか。

永田委員   
 本当はもう少し沢山の事業の点検を行いたいのですが,おそらく時間的には出来ないと思います。ですから,点検事業数は2事業でも良いと思います。

委員長    
 では,評価実施事業数は2事業とし,評価対象事業は「A事業」「B事業」で行いたいと思います。

 【了承】

委員長    
 では,どの事業を選定するかですが,事務局からは学校教育課の『学校給食』と指導室の『hyper-QUの活用』が挙がっていますがいかがでしょうか。

氏家委員   
 『学校給食』は中学校給食も始まったばかりで気になっていました。
 『hyper-QU』に関しては,まだ解らない部分がありますので,この2事業がよいのではないかと思います。

永田委員   
 『学校給食』は基本ですから一度きちんと行うと良いと思います。
 『hyper-QUの活用』は少しレベルの進んだ段階での研究ですよね。言葉では『hyper-QUの活用』と言いますが,現実にはなかなか実態の内容が認められないので,このような機会に行って結果を踏まえて更に考えていくということで良いと思います。

長田委員   
 『学校給食』・『hyper-QUの活用』で良いと思いますが,参考資料にhyper-QUの中学校用とありますが,小学校用もあるのでしょうか。

事務局    
 小学校用もございます。小学校用は1年生から3年生と4年生から6年生が別々の資料となっております。発達段階に応じたものということで別れているようです。

長田委員   
 昨年度の結果は出ているのでしょうか。

事務局    
 アンケート実施後,しばらくして結果が出ますので,結果に基づいて学級づくりや指導に活かしていくことになります。少なくとも年度内に一度結果が出て,活用し動いていく形になっておりますので,昨年度の結果は出ています。

長田委員   
 昨年度の結果については,この場で点検することはできるのでしょうか。

事務局    
 担当課に働きかけ,必要な資料については提出していただき,必要な部分は作成していただきます。しっかりとした評価をいただけるような資料はご用意させていただきます。

委員長    
 それでは今年度は『学校給食』と『hyper-QUの活用』の2事業について点検評価をさせていただきたいと思います。聞きたいことのヒアリングまたはデータで欲しい資料などを考えていただいて,ヒアリングの際に資料を持ってきていただくように担当課にお願いしていただきたいと思います。
 では,この2事業につきまして,事務局から改めて簡単な事業概要説明をお願いしたいと思います。

事務局    
 事務局より改めて簡単な事業概要説明をさせていただきます。
 まず,学校教育課の『学校給食』から。参考資料をご覧ください。給食事業についての説明の資料で,こちらは,中学校給食版の説明です。給食の流れ,委託業務については中学校給食での対応になりますが,給食の内容やアレルギー対応・衛生管理・学校給食の目標は,小・中学校で多少の差はありますが,概ね同様です。
 狛江市の小学校給食は,各学校に配属された栄養士が献立を考え,食材を発注します。市の給食調理職員又は調理委託業者が各校の給食室で給食を作る,自校式の給食です。
 中学校給食は,給食センターの栄養士が献立を考え,食材を発注します。調理委託業者が市の中学校給食センターで,中学校4校分の給食を調理し,保温食缶に入れ,配送車で各校に配送し,提供している,センター式の給食です。センター式による給食は平成27年7月から開始されました。
 参考資料に記載のない,給食作成の大体の流れですが,給食提供の約2カ月前から動きだし,小学校の場合は各校の栄養士が献立を作ります。その後,保護者への献立表,各クラス掲示の献立表,給食便り等を作成します。給食提供の1週間前に1週間ごとの発注量を計算し,食材等を発注します。あわせて検収表等書類の作成をします。給食当日は,各校の栄養士等職員が納品された食材の検収,保存食の管理,水質検査,衛生管理チェック表等作成,発注量と納品量の書類チェック,金額のチェック等行います。
 給食自体,公立校の子どもであれば皆が体験するため,アレルギー対応や食育や地産地消や残菜等,注目される事業であるとともに,平成26年度に狛江第五小学校,平成27年度に狛江第六小学校,平成28年度からは狛江第一小学校と,小学校給食調理委託化を開始し数年経過し,また,中学校給食は以前民設民営のボックスランチ型給食が中止となり,平成27年度の7月から開始された公設の給食センターによる中学校給食が開始後間もなく1年を迎えるタイミングであることもあり,今回ご審議いただきたいと思います。
 次に,指導室の『Q-U・hyper-QU活用』ですが,参考資料として,hyper-QUアンケートの見本を配付しております。
 こちらも先ほど話しましたとおり,「hyper-QUを活用した学級集団づくり」は,指導室の定めた『狛江市の特色ある学校教育事業21』における「狛江の教育3本の矢」の一つとして重要視しています。Q-Uアンケートを生み出した早稲田大学と,出版元の図書文化社との産学官連携事業として始まりました。
 Q-Uは「楽しい学校生活を送るためのアンケート」で,hyper-QUは「よりよい学校生活と友達づくりのためのアンケート」です。
 アンケートは,学校生活における児童・生徒の意欲や満足感,および学級集団の状態を質問紙によって測定します。『やる気のあるクラスをつくるためのアンケート』と『いごこちのよいクラスにするためのアンケート』から構成され,15分程度で実施できるものです。
 学校生活における児童・生徒の個々の意欲や満足感,hyper-QUからは更に,ソーシャルスキルと呼ばれる,対人関係を築く際に必要な技能の定着度の測定が加わり,それらを配付した質問用紙によって測定し,その分析結果を指導に生かすものです。結果は,分布図的にそれぞれ誰がどのような位置かが表示されます。hyper-QUでは個人ごとの個票も出るようになり,また,専門家による助言を受け,分析結果をより有効に活用し,豊かな学級集団作りを進めているものです。
 活用方法として,1つ目に,不登校になる可能性の高い児童生徒の早期発見への活用。2つ目に,いじめの発生・深刻化の予防や,いじめ被害にあっている児童・生徒の発見への活用。3つ目に,学級崩壊の予防や,よりよい学級集団づくりへの活用。4つ目に,教育実践の前と後に実施することで,指導効果の評価・検討に利用することができるとされています。
 狛江市立学校では,平成26年度までは主にQ-Uを利用し,hyper-QUは一部の学校でのみの活用だったところを,平成27年度からは全校でhyper-QUを導入したという移行の時期であり,Q-Uからhyper-QUへ移行したことによる成果はどうかという点からも,自己点検及び評価に関する審査委員会の委員の皆様で,事業の内容を点検・評価していただけたらと思います。説明は以上です。

委員長    
 ありがとうございました。
 今説明がありました『学校給食』と『hyper-QUの活用』の2つの事業について,これを事務局の所管課から説明をしていただく時に,私たちが聞きたいことを初めに決めて事務局に出し,資料を集めて説明していただくという方式をとりたいと思います。
 まず,『学校給食』についてのどんなことを知りたいとか,ここが解らないという部分がありましたらご意見を出していただきたいと思います。
 私から給食調理について一つ,中学校はセンター方式で小学校は自校方式ですが,中学校は何故センター方式になったのかをきちんとご説明を出していただきたいと思います。
 また,小学校給食も給食調理に業者が入る民間の委託になっています。現在は給食調理委託校は3校のようですが,将来的に全校委託化を広げていくのかという将来像を説明していただきたいと思います。

氏家委員   
 中学校給食が始まり,生徒達の評判はどうなのか,アンケートをとったことはあるのか,残菜率はどうなのか,また最初学校が気にしていた給食時間があまり取れない中ボックスランチと比較し配膳や片付けがあるため時間がかかるから十分に食べる時間を取れないのではという問題はどうなっているのかが知りたいです。

委員長    
 配膳・食べる時間・片付けそれぞれ時間を決めて行っていると思いますので,その辺りの時間配分を教えていただきたいと思います。

長田委員   
 狛江第五小学校・狛江第六小学校・狛江第一小学校は学校の給食設備をそのまま使用して民間の業者に調理を委託しているようですが,残りの3校も順次委託化していく予定ですか。

事務局    
 今現在,給食調理委託化校は3校ですが,もう1校,予定としては狛江第三小学校で来年4月から委託化する予定です。今年度選定委員会を立ち上げて,調理委託業者を選定していく予定です。
 背景に一番ありますのが,市の職員の人員の削減です。委託できるものは委託していこうという考えがございます。他の自治体も給食調理の委託化が進みつつあり,その流れに乗った形で委託化を進めております。
 ですが,職員の定数や現在の職員の数もありますので,最終的には小学校6校全て委託する予定ではありますが,今度の狛江第三小学校で委託校が4校で直営校が2校になりますが,当面の間に関してはしばらくこの4校のみ委託化状態が続くと思います。その後,定年退職等があり人員が減っていくと,例えば学校の給食調理職員を保育園に異動してもらう等で,給食調理の委託化を進めていくイメージになります。

長田委員   
 中学校はセンター方式ですが,その給食センターはどこにありますか。

事務局    
 旧狛江第七小学校の跡地です。狛江市の北西の位置になります。跡地の一角に給食センターを建てました。
 先程委員長からもありましたとおり,理想では全校自校式が望ましいのですが,費用面で,各学校に給食調理室を新設するとなるとかなりの経費がかかってしまいます。また,中学校の敷地もあまり余裕がないので,現在の敷地に調理室を建てると校庭がつぶれてしまうということもありますので,その辺りを踏まえた上でセンターという判断で給食調理を行っております。
 今度点検をしていただく時にお話するべきだとは思いますが,センターの整備計画の検討では,子ども達に美味しい給食や温かい給食など,沢山ご意見をいただきましたので,その辺りを出来るように,保温式の食缶に入れたり,安全に上のフロアに給食を運べるようにエレベーターを設置したりするなど様々なことを行っておりますので,詳細は次回資料を用意しますのでご点検いただきたいと思います。

長田委員   
 業者委託の弁当方式の給食がつまずいて,それからセンター給食を始めるまでは早かったと思います。

事務局    
 そもそも,以前行っていたボックスランチ方式の中学校給食が,髪の毛が入ってしまったなどの異物混入があり,件数をある程度減らすことは出来たのですが,ゼロに出来ないという課題があり,また,弁当箱で提供するが故に,アレルギー対応が必ずしも十分に出来ていなかったので,全員給食としながら「食べる・食べない」を生徒が選択でき,弁当持参も可能でした。これにより,喫食率が低いことも課題になっていました。
 その辺りの課題を克服するために,庁内の関係者で組織したあり方検討委員会を立ち上げ,そこで給食センターを建てるという答申が出され,その計画が進みつつあったところで,当時のボックスランチ方式の給食の委託業者が店をたたみたいということになり,そのタイミングとセンターを進めるタイミングの間が約2年半で,その期間で対応できました。多くの生徒や保護者の皆様にはご迷惑かけてしまいました。

長田委員   
 センター方式の給食について,PTAより反対の声はなかったのでしょうか。

事務局    
 給食センターの計画作成や建築にあたり,説明会も行いましたし,以前の中学校給食で沢山厳しいご意見もいただいておりましたので,説明会を何度も行い,頂いた意見は出来る限り取り入れるスタンスで行いました。
 また,計画の段階から,調理施設をご自分で経営されていて尚且つ衛生管理の専門家であるという方に入っていただき,意見を聞いた上で保護者の方に説明しましたので,ある程度のいただいたご意見には対応が出来たものと考えております。

長田委員   
 確か私が狛江第二中学校に勤務していた時に弁当の給食が始まり,当時,狛江第二中学校の場合には毎日注文する生徒は3~4名しかいませんでした。親が弁当を作っているようでした。弁当給食に関して保護者はあまり関心を持たなかった学校でした。センター方式を導入するときに何か反応があったのかと思い,先程質問しました。

事務局    
 注文する生徒が3~4名だったのであれば,おそらくボックスランチ方式の給食の前に行っていた斡旋弁当の時代だと思います。ボックスランチ方式の給食では,当初8割位の喫食率でしたが,少しずつ減少し,最終的に7割を切るくらいでご注文はいただいておりました。
 弁当箱で提供するが故に,食中毒防止のため冷ましてからおかずを詰めなければならないという決まりがあり,冷たいというご意見が沢山ありました。
 その辺りを克服する為に,新しいセンター給食では食缶方式でおかずごとに別々の食缶に入れて保温し,温かいものを出せるという形をとっておりますので,現在の中学校給食は教室で食缶を開けたときに湯気がぱぁっと出て,匂いが立ち込める位温かい状態でお届けできております。アンケートをとった中でも美味しいという意見を多くいただいております。

永田委員   
 現在の中学校給食は子ども達に種類を分けて分かるようにしているということのようですが,結局,どのように提供しているということですか。

事務局    
 今の中学校給食は,イメージとしては小学校で元々行っている給食と同じで,例えばこの食缶については味噌汁,この食缶はご飯,この食缶は焼いた肉など,それぞれ保温食缶に適温で入っていますので,子ども達がお盆の上にお皿を置き,給食当番が食缶から一つずつ配っていくイメージになります。昔ながらある小学校の給食と同じような形で,現在の中学生には提供しています。

委員長    
 パックにはなっていなく,それぞれで配膳する形ですね。

事務局    
 そのとおりです。

委員長    
 資料4にありましたが,アレルギーも一緒にどのような対応をとっているかということも資料で提出していただきたいと思います。
 例えば,アレルギー事故の発生があったのかないのか,あった場合小学校・中学校の従前に比べてどの位になっているのかなど,一緒にデータとして出していただきたいと思います。
 中学校では給食を保温したコンテナで運んできて,それを中学生が各フロアに上げてもらい分けていくのですね。

事務局    
 まず食缶そのものが保温食缶です。それを給食センターから運ぶ時に,扉に鍵がかかる大きな台車であるコンテナに入れ各学校に運びます。学校には給食を受け入れる為の「配膳室」という部屋があります。そこに委託業者で配置している配膳員が受け入れます。ここにはクラスごとのワゴンがあり,各ワゴンに味噌汁・ご飯・食器など置いてエレベーターで上げ,各教室の前の廊下に置きます。子ども達はそれを教室に運び教室で配るという感じです。

委員長    
 教室前までは業者が運んでくれるのですね。

事務局    
 そのとおりです。さきほど委員からも挙げられていたとおり,中学校の給食の時間は短いです。給食を始める前に,給食の時間を長くしてもらえないかと,学校と様々なやり取りを行いました。しかし学校は教師の勤務時間,始めと終わりの時間が決まっていて,更に授業時間も決まっていますので,4時間目が終わり5時間目が始まるまでの間が給食の時間とお昼休みの時間で,そこからどの位の内訳で給食の時間がいただけるかという感じです。尚且つ,現在の中学校は昼休みに委員会活動を行っているようで,その時間もとらなければならないので,限られた給食の時間で,いかに子ども達にゆっくり食べてもらえるかということで検討し,このような配膳台を用意して教室の前に置くことにより子ども達も盛り付けにあまり時間をかけずに済むという工夫をした対応です。

委員長    
 小学校も給食用リフトで配膳車を上げますので,同じように廊下から教室に運ぶという,小学校も中学校も同じようなやり方になっているのですね。

事務局    
 教室の前の廊下においてある物を教室にそのまま入れるようなイメージです。その辺りの時間短縮で食べる時間を少しでも長くしようという工夫です。

委員長    
 そうすると,食べ終わった食缶もワゴンに乗せてエレベーターの近くに置いておくと良いのですか。

事務局    
 エレベーターの前ではなく,廊下に置いておくとまた配膳員が下まで下ろして給食センターに運ぶ車用のコンテナに詰め替え,配送車が来たら運ぶということになっています。

委員長    
 業者の至れり尽くせりですね。

事務局    
 そのようにしないと時間がないので…。

氏家委員   
 小学校は配膳から片付けまでは40分位ですか。

委員長    
 そうですね。40分か45分位ですね。

氏家委員   
 中学校は授業が伸びたら大慌てになってしまいますね。

委員長    
 そうですが,でも中学生は食べるのも早いですから。

事務局    
 そうですね。ときどき見に行きますが,特に男子には驚くほど早い生徒もいます。

氏家委員   
 おかわり分はきちんとあるのですか。

事務局    
 正直なところ,給食は国で必要なエネルギー量や栄養のバランスが低学年・中学年・高学年・中学生ごとに決まっています。そのため,基本的におかわり用はないのですが,休んだ子がいたり,盛り付け時に少なめが良いという子がいたりしますので,そういったものがおかわりになっています。
 手前味噌ではございますが,おかげさまで中学校給食の評判が良く,他の自治体の中学校に比べると残菜量もかなり少なくなっていますので,美味しく食べていただけているのかなという感じです。

委員長    
 他の市区町村と比べ,狛江市がどの位残さず食べているか等見ていただくと良いですね。

事務局    
 現在,給食センターには,東京都の栄養士と市の栄養士がいまして,都の栄養士は狛江市だけではなく世田谷区に行ったり多摩市に行ったりと様々な自治体で勤務経験があります。そのような経験の中でも,狛江市の中学校は残菜が少ないと言ってもらえていますので,今のところ非常に評判良く出来ていると思います。

永田委員   
 評判がいいのは,何か特別な料理を作っているから等という訳ではないのですか。

事務局    
 栄養士が工夫してくれていることと,一番は,狛江市は小学校の給食が元々非常に評判良くて,中学校になるとがっかりするということを以前から言われていて,説明会の時にも言われていました。小学校で行っている給食は基本的に全て手作りです。ダシをとるのも昆布や鰹節からとっていまして,中学校でもそのようにしようと考え,業者選定の時に各業者に提案させ,衛生管理や調理方法など一番良い提案した業者に決定しました。他市の給食センターでは,ダシはダシの素など化学調味料を使用しているようですが,狛江市は基本的に一切していません。時間をかけ,丁寧に作っています。保護者等を対象に行った試食会の時も美味しいと言っていただいております。かなり工夫をして,栄養士も調理委託業者も一生懸命頑張っております。

氏家委員   
 小学校の給食の試食に行った時にとても驚きました。薄く見えるけれども,ダシがしっかりしていました。

事務局    
 塩分量も決められていまして,正規の塩分量ですと薄く感じるのですが,その分しっかりダシをとっていますので,そこで美味しいと感じてもらっています。

委員長    
 色々な話が出ましたが,給食についてはその辺りを含めた資料を用意してヒアリングの説明をしていただきたいと思います。
 もう一つの『hyper-QUの活用』については,どのようなことを聞きたいか,ご意見ありますか。
 私からですが,Q-Uからhyper-QUに変わりましたが,Q-Uの時の結果に基づきhyper-QUにしていったと思います。その辺りをQ-Uの結果でこのような結果が出て,順調にきたので,今度はhyper-QUとして,もう少し子どもの自分たちが人と関わる力・生きる力という方にいくということで選定したなど,移行の論拠となるようなものがあれば指導室から出していただきたいと思います。

長田委員   
 Q-Uとhyper-QUについて,開発された河村先生は方向性やご研究結果を出されてはいないのですか。

事務局    
 河村先生ご自身もhyper-QUの研究の結果は出されていると思います。その上で,狛江市としてはどうして全校hyper-QUに移行したのかは別途理由があるものになりますので,その理由はおさえて,資料を提出してもらうようにします。

委員長    
 基本的には,値段も安くまず手っ取り早く導入できるというQ-Uがあれば,まずQ-Uを行い,子ども達の様子を見て先生方がQ-Uを活かせることが分り,そのようなことを踏まえた上で,予算がある程度きちんとついた段階でより高い・精度の良いhyper-QUに移行したということも考えられます。その辺りを指導室より提出していただきたいと思います。
 先生方が結果を基にしてどのような指導をしているのかという具体的な指導をぜひご提示いただきたいです。先程のQ-Uの説明の中に四つほど視点がありました。

事務局    
 不登校の早期発見,いじめの発生・深刻化の予防,学級崩壊の予防,教育実践の前と後の指導効果の検討などで,Q-U自体が説明書きに記載して売りにしています。

委員長    
 例えば,ある学校のあるクラスでQ-Uを行った時に,そのクラスがとても人間関係の難しさがあった場合,先生はQ-Uの結果を基にして対策・改善し,次の学年時にQ-Uを行い子ども達の結果が良くなっているということがあれば,Q-Uを行ったことが非常に効果があったと対比で見れるのではないかと思います。

長田委員   
 上手く結果が出るのでしょうか。

委員長    
 狛江の小学校・中学校のどこかのクラスでは必ず行っていると思うので,その辺りを取り出してきて,上手く使用して活用していく広げる仕組みがないといけないと思います。
 また,「Q-U」・「hyper-QU」を行うことで子ども達に変化はあったのでしょうか。このようなアンケートを行うことにより子ども達自身,色々考えると思いますので,何かしらの変化はあると思います。

長田委員   
 これは一年に一回の実施ですか。

事務局    
 回数は定かではありませんが,ちょうど和泉小学校がこの6月上旬に行ったという話は聞いています。

氏家委員   
 アンケートを行うタイミングも学校にお任せしているのですか。

事務局    
 ある程度年度の初めの頃に行わないと…というところがあると思います。
 運動会が終わった後など,所管課の指導室である程度実施時期を決めているかもしれませんが,その辺りも含め,行う時期と検証する時期の資料を準備していただくようお願いします。

氏家委員   
 アンケートを取り,どの程度で結果が出るのでしょうか。例えば,これは急いで対応しなければならない,という結果が出てこないとも限らないので,そのような場合はどのようにするのでしょうか。

委員長    
 「絶望感」など書いている場合などは,すぐに対応しなければいけませんよね。

事務局    
 取りまとめデータが出る時期と教育的効果を図っている時期はいつなのか,ということですね。

長田委員   
 担任の先生はもちろん目を通し,最終的には業者に分析を依頼するということですね。
事務局    
 はい。hyper-QUは専門家の点検というものも含まれていますので,hyper-QUに移行した今の状態では専門的見地からも意見いただいています。

氏家委員   
 子どもがアンケートを記入し,先生に提出すると担任は一度全て見ているのでしょうか。

事務局    
 見ているのではと思いますが,実際はどうなのかはわかりませんので,確認します。

氏家委員   
 そのまま業者に持って行き,統計を取るのか,先生が先に確認しているのかを教えていただきたいと思います。

委員長    
 これだけの質問数だと,先生が見ているとしても,一部の項目だけしか見ていないと思います。全ての項目のチェックは難しいのではないかと思います。
 アンケートの結果は個票が届くのですね。

事務局    
 はい。hyper-QUになったことで,子ども一人一人に「個票」というものが届きます。

委員長    
 学級集団のデータとしても出ますよね。

事務局    
 分布図や満足度の位置などが出るものになります。

委員長    
 そうすると,その学級がどのような傾向があるのかがわかり,個票でそれぞれの子どもの傾向がわかりますね。

事務局    
 今までは分布図だけだったのが,去年hyper-QUに移行したことでプラス個票が出るようになり,もう一つ「ソーシャルスキル」という「対人関係を築くのに必用な技能の定着度」を図れるようになりました。

委員長    
 結果が出るまではどの位かかりますか。

事務局    
 今は明確な時間がわからないので確認します。

委員長    
 アンケートを行う時期から,提出し分析し結果が出てきて,担任の手元に届いて,そこから指導が始まるのだと思います。
 氏家委員が言いました,緊急時はどのように対応するのか。
 また,指導室である程度何年か成果を積んでいった方が良いですね。例えば小学生だと,1から3年生で行い,4~6年生で行うと4年生で行うと6年生まで積むとその子の3年間の歩みは同じ質問になりますので,変化なども見えてくると思います。中学校も1年生で行い,3年生まで行うと,よりその生徒の変化を確認することができると思います。
 3年間位は継続して行うことを前提として考えているのかと思います。

事務局    
 現状としては導入してから3年程度経っています。そのため,蓄積はだんだんされだしている時期で,検証にも良い時期だと思います。

氏家委員   
 中学生はなかなか自分の気持ちを言わないので,問題があったらこのQ-Uアンケートで出してくれるといいですね。本当のことを言わなかったり,子どもがあまり話してくれないので,こういうものを出してくれるとありがたいです。

委員長    
 保護者にはどのように伝えているのでしょうか。また,子ども達はこのようなものに対してどのような感想を持っているのでしょうか。

事務局    
 確認します。

委員長    
 他に何かございますか。
 それでは事務局で,hyper-QUについては指導室にお願いし,給食については学校教育課で用意していただきたいと思います。
 そのほか,何かございますでしょうか。
 なければ,今後の日程について,事務局からお願いします。

事務局    
 式次第をご覧ください。今後の予定を記載しております。

 【今後の予定の説明】

委員長    
 その他,何かございますでしょうか。
 なければ,狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会第1回会議を終了いたします。