1 日時

平成29年10月5日木曜日 午後6時00分から午後7時12分まで

2 場所

市役所防災センター4階 402会議室

3 出席者

委員   田揚江里、小林年春、上野友子、田淵晶子、佐藤江美、伊藤栄司

事務局  西田館長、小川主幹、平尾主任

4 欠席者

立道彩子

5 議題

(1)諮問事項 図書館事業について~今までの取り組みと今後の充実に向けて~

(2)その他

6 提出資料

(1)平成28年度図書館・図書室事業報告

(2)Books for you 2017

7 会議内容

7 会議の結果
(委員長)
 定刻になりましたので、会議を開催いたします。
 それでは、議題1の諮問事項 図書館事業について~今までの取り組みと今後の充実に向けて~、今までの取り組みについて資料の説明を事務局からお願いします。

(事務局)
 平成28年度図書館・図書室事業報告について説明いたします。
《資料の内容について説明》

(委員長) 
 それでは、委員のみなさんご意見等ありましたら、発言をお願いします。

(委員)
 10ページの個人登録者数について、これは他市と比べて多いのでしょうか。同じく14ページの蔵書数について、これも他市と比べて多いのでしょうか。

(事務局)
 個人登録者数については、狛江市民のみの数字となっております。他市との比較はしたことはありません。狛江市だけで見ると、決して多いとは言えないと思います。狛江市後期基本計画の中でも登録者数の割合を増やしていくという目標があるので、増やしていきたいと思います。
(委員)
 33%は多くないと思います。登録率を上げるのであれば、ターゲットを絞り、そこに特化した計画をたてればよいかと思います。他市との比較があれば分かりやすいと思います。蔵書数も一人当たりで計算して、他市と比較できるかと思いますが、いかがでしょうか。

(事務局)

 26市の蔵書数や1人当たりの蔵書数や図書費で比較すると、下のほうです。

(委員)
 予算の要求と施設の改修では、どちらが先ですか。

(事務局)
 施設改修は、市民からの提案を受け、市は実現可能か調査を行い5つの案を設定しました。今後は市民説明会やアンケートを行い、今年中に方向性を出す予定です。図書館や公民館の利用者は状況を知っているので、もっと広くきれいにという意見が出ると思われます。一方、利用したことがない人や存在を知らない人からどうやって意見を取るのかが課題となっています。公費を使うので、利用者の要望に応えて本を増やしたり閲覧スペースを広くしたりするのはよいのですが、使っていない人はどう考えるのか、様々な意見をとったうえでどうするのか考える方向になっています。

(委員)
 では、利用者を増やせばいいのですね。

(事務局)
 使ってない人も、使いたくなるような施設にしていくということです。

(委員)
 使いたくなるような取組みをして、利用者を増やしていかないといけませんね。

(委員長)
 自治体として図書館をどう捉えるのかという観点から、市として市民の知的な宝庫を保障していくか理念として持っていないといけないのかなと思います。全市民の3分の1しか利用してないから必要ないという意見に説得性がない限り、数だけで市民の意見を伺っても決められないと思います。

(委員)
 何かの説明会の時の「本など本屋で買えばよい。なぜ図書館が必要なのか」という発言が、とても印象に残っています。図書館を使わない方が半数以上いるからできませんというのでは、話が前に進まないのではないかと思いました。

(委員)
 ヨーロッパでは図書館の数が多いです。いい本を見ていい音楽を聴いて豊かに人生を生きていける機会が多いと思います。市もイベントをたくさんしてくださるのもいいのですが、今ある図書館がこの状態では残念に思います。

(委員)
 近所の方が、市役所の帰りに図書館を見て、あまりに狭いので行かなくなったと聞き、とても残念に思いました。また、高齢者の施設に本を届けているようですが、幼稚園や保育園に対するサービスはないのですか。

(事務局)
 保育園については、団体登録をしていただいて、図書館に来て本を選んで、通常より長い期間貸出しをしています。図書館と保育園の距離が離れていると、来館するのが難しいので、行事や季節や食育といったテーマごとの本をセットにしてコンテナに入れ、2ヶ月間貸し出して、配送するセット貸出しを本年度から始めました。

(委員)
 子どもの心をつかむことは、将来の利用者をつかむことなので、ぜひ拡充してください。

(委員)
 本を買えばいいと発言する人は、本を読まない人だと思います。1冊か2冊しか買わないからそういう発言ができるのだと思います。本が好きな人は、全部欲しくなって自分の収入をオーバーしてしまいますので図書館に頼るのです。図書館の使い方にはいろいろありますが、1冊気になる本があって、それが自分にとって本当に価値のある本かわからないとき、図書館で借りて読んでみていいと思ったら買うという使い方もあります。8ページの登録者ですが、これは貸出しをするための登録だと思います。誰でもふらっと入って使えるのが図書館なので、私の目から見て意味がないと思います。たまたま私は大学図書館にいたのですが、学生と教員と職員は全員登録しているので登録率は100%でした。非常勤講師も登録しているので、むしろ私たちが重視していたのは入館者数です。狛江市の図書館とはサービスの方針が違うと思うのですが、大学図書館なのでレポートを書くと想定した場合、利用者は必要な資料を周りに積んで、見て、必要な部分を写して戻すのです。借りないのです。これも立派な利用です。私の大学では文庫本や新書が多かったのですが、文庫本の多くは娯楽本です。娯楽本の貸出しが多くて大学として自慢できるのか。数字の中身の問題です。文庫本ばかり借りている人は大学時代の過ごし方としてよいのかということになります。配列が乱れないように、使った資料は台において、戻すのは職員が行っていました。そこで貸出し記録はないけれど利用の多い本の種類が分かります。入館者数は、前は赤外線でカウントしてましたが、今は学生証をスキャンして入館するのでわかるようになりました。入館者数が少ないと貸出し数も少ないです。大学図書館としては、貸出し数よりも利用数を見ていました。公共図書館とは違う運営の仕方なので、そのままあてはめるのはよくないと思いますが、大学図書館では、ターゲットを絞ってそれに対応した活動をしていました。もうひとつのキャンパスの図書館は、貸出し重視で貸出しが少ないから、借りる本を増やすという方針でした。大学図書館だから、そこで拾い読みするだけの本もあり、知識を広げたり探し方を覚えたりすることもあるので、貸出しイコール利用ではないのではと思ってました。この事業報告を見たとき、雑誌や新聞等を借りずにただ見に来た人の数字がなかったので、もったいないと思いました。狛江市の図書館で、見たかった高価な雑誌が蔵書されててうれしかったことがありました。そういう努力をしているのに数字として出てこないのは残念だと思いました。また、長く開館してほしいとクレームを言う人は図書館に来ない人が多いです。注意しなくてはいけないのは、何も言わないよく来る利用者の意見です。入ってきて読むだけの人がこれだけ居るという数字があればよいと思います。入館者数をアピールすればよいと思います。

(委員)
 市内にはたくさん蔵書があるようですが、検索しないと出てこないので、目で見て、調べたいので、私はできるだけ開架してほしいと思います。

(委員)
 知らない本が隣にあったりすると、うれしいですね。

(委員長)
 小学校では夏休み前に、子どもたちにレファレンスサービスを受けるよう指導します。自分で探す力も大切ですが、本以外の資料もあるので、自分はこういう資料を探していますとレファレンスを受けられる市民を育てたいと思っています。以前、中央図書館の司書さんに1年間に何人レファレンスサービスを申し出る人がいますかときいたところ10人もいないのではないかとのことでした。学校で情報リテラシーを教えるのと同様に、公共図書館の利用の仕方を教えていくことも大事かと思いました。

(委員)
 質問されるために図書館員はいるのに、利用者は、図書館員は忙しそうだから、質問したら悪いかと思って遠慮してしまうのです。

(委員)
 図書館員が忙しそうにしているので、訊けなかったと言っている人がいました。他の図書館のサービスカウンターには、いつも質問を受けられるような人が座っています。狛江市の図書館は予算の関係でそういかないかもしれませんが、専門に分かる方が座っていてほしいです。

(委員長)
 川崎市の図書館は、すでに指定管理なのですが、資料の質問をすると、奥から市の司書の職員が出てきて対応してくれます。全員対応できなくても、だれか対応できる人がいてくれるといいと思います。あと、アンケートで、本が少ない、汚いという意見があったとのことですが、蔵書の予算が減っているのですか、また、セカンド・サードブックの本の予算はどこから出ているのですか。

(事務局)
 図書購入費は、セカンドブックが始まったときに、その部分の予算が図書費から移りました。図書購入費は平成24年度は2,000万円です。平成25年度はセカンドブックが始まって1,900万円。セカンドブック事業相当の額がセカンド・サードブックに移っています。

(委員長)
 セカンド・サードブックは個人にあげてしまう本なのに、これが、公共図書館の蔵書費から出ているのですか。

(事務局)
 図書購入費ではなく、報償費という項目から出ています。

(委員)
 まず1つ目は、これからの図書館ということで、図書館の一括登録を提案します。例えば、和泉小学校の2年生は西河原図書室を利用するのですが、親が一緒でないので図書貸出券を作れません。1年で1回だけでも学校で一括登録させてもらえれば、7歳から12歳までの登録率は100%近くになります。レファレンスサービスについては存じ上げなかったのですが、例えば、小学校2年生と5年生と中学校2年生で一括登録の日を作っていただいて、そのときに合わせてレファレンスサービスの説明をしていただければ、子どもたちが育つだろうと予想されます。校長会等でお話いただいて、図書館の方が学校図書館に来ていただくことができるといいと思います。狛江高校とも連携を取っていますので、16歳から18歳も登録率が上がると思います。2つ目は、図書館の展示をきれいにすることを提案します。市民センターの中にあることもありポスターがたくさん貼ってあるのですが、図書館で場所をいただいて新刊の案内をしたりできるといいと思いました。ターゲットを絞り、例えば利用者は60歳台が多いのでその年代が喜びそうな本のカバーを並べたりする工夫はできるかと思います。3つ目はホームページの改善です。タブレットで情報を見る人が多くなったので、インターネットを使って利用者のニーズに合わせた改革ができるといいとおもいます。4つ目は大人の朗読会です。手紙は児童の数分あれば学校で配りますので、校長会を通して持って来て下さい。

(委員長)
 一括登録は、私もとてもいいと思います。緑野小学校で子どもたちに貸出券を作らせたくて、図書館に尋ねたら親が一緒でないと登録できないとのことでした。調布市では、登録書に書けば小学生でも登録できます。いろいろな経緯があって今のようになったとお聞きしましたが、学校が間に入ることを条件に許可するのはいかがでしょうか。

(委員)
 貸出し券の申請書を生徒に配って集めますので学校に送ってください。保護者はみなさん働いていて子どもと一緒に図書館に行けないという方が多いです。学校でとりまとめれば、95%くらいは集まると思います。

(委員)
 子どもが、学校で図書館の利用券つくってもらったら、自分から図書館に行きたいというのではないかと思いました。いいお話なので、できるのであればぜひやっていただきたいと思いました。

(委員長)
 図書館の利用券を作ってないという事実に衝撃を受けました。

(伊藤委員)
 8割いってませんね。

(委員)
 セカンドブック、サードブックを事業としてやるのであれば、一緒に利用券もつくってはいかがですか。

(委員長)
 利用券をもっていないから図書館から本を借りられないという子どももいたので、入学のときに、利用券を作るよう学校で推進すればよいのではないでしょうか。また現在の利用者に、図書館の利用目的を無記名アンケートをとってはいかがでしょうか。

(事務局)
 新聞、雑誌等と分けておいて、シールを貼っていく形はいかがでしょうか。

(委員長)
 いいですね。そうすればここには出てこない利用者の実態がわかるのではないでしょうか。

(委員)
 それでしたら、監視しているような感じなので、2時間から3時間おきに定点観測した方がいいかもしれませんね。カウンターでカチカチ音を出して数えると気にする方がいるかもしれないので、さりげなくするのがいいかもしれませんね。

(委員)
 利用支援サービスは、様々なサービスがあるようですが、意外と利用者は少ないのかと思いました。

(委員)
 図書館の共通のテーマで、図書館を身近に知ってもらうということがあります。図書館の登録率100%の大学図書館でも、図書館の利用の仕方を知らない大学生はたくさんいます。図書館は暗いイメージがあって入りにくいと言われました。今、大学図書館で流行っているのは、話してもいいコーナーです。数人でスライドを使ってゼミの発表を仕上げていったり、ホワイトボードを使ってリストの作成をしたりして、図書館のその部屋は勉強の話で盛り上がっています。学生も勉強したいのです。常連さんも増え、右肩下がりだった利用者数は一気に跳ね上がりました。学生の要求と提供できる場所が合っていないだけだったのです。学生たちの間で席取り合戦も始まったといううれしい悲鳴もありました。外国の方で、日本の図書館は静かで驚いたという方もいました。このような場所の提供は大学図書館ならではのサービスですが、公立図書館でも、貸出し以外の利用の仕方があるかと思います。

(事務局)
 図書館や公民館の中で、グループで話し合えるグループ学習室のような場所が最近増えています。狛江市でも中高生が居場所を必要としていることもあり、要望も多くなっています。

(委員長)
 図書館として、広くないとそのスペースもとれないですね。

(事務局)
 利用者には、図書館には自習室がありませんと説明するのですが、最近、他自治体の図書館ではグループで閲覧する部屋が設けられています。

(委員)
 次、建て替えた時に話し合ってもらいましょう。去年玉川大学の図書館に見学に行きましたが、1階から4階まで全部図書館ぐらいの広さがないと厳しいですね。今は予算がないので、予算がなくてもできる方法を、みなさんに出していただいた方がいいと思います。

(事務局)
 今回、とても参考になる意見をたくさんいただけましたので、検討して、次回お話しさせていただきます。次回までに資料を見てきていただいて、またご意見をいただければと思います。

(委員長)
それでは、他に質問等なければ平成29年度4回図書館協議会を閉会いたします。次回の第5回図書館協議会につきましては、12月7日木曜日午後6時からとなります。後日事務局の方から各委員へ通知いたします。
みなさん、お疲れさまでした。