1 日時 平成28年8月10日(水曜日) 午後3時~4時40分
 2 場所 狛江市役所5階 502会議室
 3 出席者

委員長  押尾 賢一(学識経験者)
副委員長 長田 輝男(学識経験者)
委員   永田 従雄(市民委員)
委員   氏家 嘉代(市民委員)

 

事務局

宗像 秀樹 (学校教育課長)

銀林 悠  (学校教育課教育庶務係長)
石渡 和香子(学校教育課教育庶務係)
小島 希  (学校教育課教育庶務係)

 

事業所管部署  

宗像 秀樹 (学校教育課長)(事務局兼)
植木 崇晴 (学校教育課主幹兼学校給食係長)

4 欠席者 なし
5 議事

1.本日の評価審査事業:学校給食

(1)ヒアリング用評価シートについて
(2)事業内容について
(3)評価の視点①:給食における安全の確保と事業実施上の危機管理について
(4)評価の視点②:学校給食を活用した「食」に関する指導について
(5)今後の課題とその対策について
2.その他

 6 会議録(概要)  

押尾委員長   
定刻となりましたので,第3回狛江市教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を開会します。
それでは議事を進める前に,本日の出席者について事務局より説明をお願いします。

事務局     
本日の点検事業である「学校給食」は,主管部署は学校教育課であり,学校教育課長及び学校教育課主幹が出席しておりますが,視点②の所管部署として回答している指導室の出席の調整ができませんでした。申し訳ございません。
そのため,恐れ入りますが,本日出たご質問及びご意見のうち,学校教育課ではお答えできない事項につきましては,持ち帰りをさせていただき,事務局を通じて指導室に確認をし,指導室も出席いたします次回4回目の再ヒアリングで質疑の回答を準備いたしますので,その際に追加質疑をお願いいたします。

押尾委員長   
皆様よろしいでしょうか? それでは,議事を進めます。
それでは,「学校給食」についてですが,まず,今回のヒアリングシートについて,事務局から説明をお願いします。

事務局     
説明いたします。今回のヒアリングシートにつきましては,基本的には先日行いました「Q-U・hyper-QU活用」事業とほぼ同じ構成となっております。
まず最初のA3用紙7枚分,ページ番号1~14ページは,点検事業の内容を説明するシートとなっております。学校給食の小・中学校共通の内容,小学校給食,中学校給食の順で記載しております。
続きまして,A3の紙の8枚目,ページ番号15ページ目以降について説明いたします。
こちらからは,事業について所管部署が自己点検と評価を行った結果のシートになります。
まず点検視点ごとに視点の内容を表の上部網掛け枠に記載し,点検事項を記載しています。前回の審議会で出たご意見を基に,表題項目を設定し,それに沿って事業所管部署に記入をしていただいています。
視点は2点とし,まず「視点① 給食における安全の確保と事業実施上の危機管理について」とし,「児童,生徒の健康(安全)は確保されているか?」という点及び「委託業者に何かあったときにも,給食は継続される体制が取られているか?」を担当部署である学校教育課が自己点検しています。
次に,「視点② 学校給食を活用した「食」に関する指導について」とし,「給食指導は実際にどのように行われているのか?また,教育委員会は,学校に対してどのように指導・助言しているのか?」「給食を利用した食育は実際にどのようなことを行っているか?また,教育委員会は,学校に対してどのように指導・助言しているのか?」という点を担当部署が自己点検しています。こちらは,指導分野になりますので,指導室が自己点検しております。
最後に,今後の課題とその対策として,各担当部署の考えを記載していただいています。
説明は以上になります。

押尾委員長   
前回同様,このシートに沿って審議・ヒアリングをしていきます。今日の委員会の中で,説明について修正や加筆等が必要であるという意見が出た箇所については,担当部署において確認・修正・加筆等対応をしていただき,9月13日火曜日に行う第4回の審査委員会にて再度ヒアリングを行います。
それでは,視点の審議に入る前に,この事業の内容について,担当部署から説明をお願いします。

学校教育課長  
評価シートの事業内容について説明いたします。シート1~2ページ目をご覧ください。
まず学校給食ですが,学校給食法に則り実施しているものです。ただ単に児童・生徒にお昼を出すものではなく,適切な栄養摂取・健康の保持増進に努めることや,食事について正しい理解を深めること,学校生活を豊かにし,社交性・協働の精神を養うこと,生命及び自然を尊重する心や感謝の気持ちを養うこと,また,食生活がさまざまな人々の活動によって支えられていることへの理解,国・地域によっての伝統的な食文化への理解,流通及び消費等について,正しい理解に導くことなどの目的が学校給食にはあります。
続いて,2ページ目をご覧ください。狛江市の学校給食についてですが,写真の左側が小学校,右側が中学校の給食です。
学校給食には大まかに完全給食,補食給食,ミルク給食の三つに分けられます。狛江の場合は完全給食です。主食,おかず,ミルクが付く完全給食を小学校,中学校ともに実施しています。
次に学校給食の実施方法ですが,小学校については,自校方式をとっています。これは各学校の調理室で給食を調理し提供する方式です。それに対し中学校給食は,共同調理場方式,いわゆるセンター方式を平成27年7月から始めています。これは狛江市の西野川の地域に給食センターを建て,狛江市内の中学校4校の給食はこのセンターで調理し,センターから運んで提供する形をとっています。
続いて下段に移ります。
学校給食の年関係費についてですが,学校給食法の定めにより,給食にかかる経費について,食材に関する経費は保護者,それ以外については自治体が負担するという形をとっています。
次に,ランニングコストです。小学校のランニングコストがおよそ2億円,中学校が1億4,600万円という計算になっています。
下段に記載されているものが,給食費の保護者負担についてです。
小学生に関しては1・2年の低学年,3・4年の中学年,5・6年の高学年に分けています。それぞれで栄養の摂取量が異なっており,必然的に量が異なってくるので,給食費をそれぞれ分けています。
小学校低学年は保護者負担が3,500円,中学年が3,700円,高学年3,910円としています。
中学校に関しては,学年による栄養(エネルギー)摂取量がほとんど変わらないため,一律4,350円に設定されています。
なお,それぞれのカッコ内の金額についてですが,狛江市は小学校・中学校共に,各児童・生徒一名につき,月額400円の給食費の補助金を出しているので,実際保護者からは小学校低学年なら月3,500円をいただき,補助金400円を加えて,一人当たり3,900円の食材費を使って給食を提供しています。
続いて4ページ目をご覧ください。
給食調理の委託化についてです。市全体の考え方として,民間活力を導入できるものについては民間にお任せしようという考え方があり,その考え方に基づき,小学校給食の調理において,委託化を順次進めています。
まず最初に行ったものが狛江第五小学校において,平成26年4月から,続いて,第六小学校で平成27年4月から,第一小学校で28年の4月から,第三小学校では,来年29年4月からの開始を予定しており,今準備を進めています。
中学校給食については,平成27年6月に委託業務を開始していますが,給食の提供は平成27年7月から始めています。
これらの業者の選定に関しては,入札方式(価格のみで選定する方式)ではなく,価格を含め,近隣地域の実績,調理員の経験年数,経営状況,衛生管理や食育に関する提案書等を総合的に比較して選定する「プロポーザル方式」を採用しています。
今年度は狛江第三小学校の給食調理業者をプロポーザル方式を採用し選考します。
参考までに,小学校給食の給食調理委託を進める順番は,資料1の狛江市立小学校給食調理委託化の基本方針に示されているとおり,原則 給食調理施設の古い施設から順番に行うということとしています。
なお,今年度委託を開始した第一小学校については,市内では比較的新しい学校ですが,集合住宅の建設等で,児童数が急遽増える予想が出ましたので,委託化することにより調理員の人数を増やすことが可能になるといった背景があり,順番を変えて今年度4月から委託し調理を行っています。
続いて,小学校給食について説明をしていきます。
学校給食を提供するまでの流れの説明です。栄養士が献立の作成,食材の購入,納品された食材の検収を調理が行い,その後改めて栄養士が食材の確認をします。その後調理の作業員が給食調理・配缶(メニューごとに大きな食缶にクラス分の給食を入れること)を行い,校長先生による検食で味に異常がないかを必ず確認しています。その後児童による,クラスでの配膳(盛り付け)を行った後,実際に喫食,食べ終わった後に片付けを行い,お皿の洗浄・清掃を給食調理が行っています。
フロー図の上段真ん中の「食材の納品・検収(調理)」と一番右の「給食調理・配缶(調理)」,下段一番左の「洗浄・清掃(調理)」は,委託した場合,委託業者が行う部分となっています。
各学校の給食時間は中段のとおりです。
なお,下段の部分,各小学校給食の食品廃棄物(食品ロス)についてですが,給食調理する過程で野菜くずや,子ども達の食べ残し等があるので,こちらは可燃ごみではなく生ごみとして,6ページ目上部に写真が載っている,各小学校に設置されている生ごみ処理機に,毎日給食調理が投入しています。ここで乾燥させ,嵩を少なくし,溜め置きをし,一定量溜まったら,堆肥を作る専門業者に引き渡し,牛糞と混ぜて堆肥を作っています。
その出来上がった堆肥は安い価格で市内の農家に販売し,また野菜を作り,給食の食材として使われるという流れになっています。
続いて,6ページ下段の,小学校給食費の会計に関してですが,いわゆる「私費会計」となっており,校長が会計責任者となっており,平成26年度の収入額の総額が1億5,609万6,719円に対し,支出額,いわゆる食材を購入した額が,1億5,593万8,079円。差引額,15万8,640円は次年度への繰越となっています。
給食のルールとして,いただいた給食費で給食を作っている訳ですが,1日分として食材費がいくらまで使えるかという金額があります。
その1日分に満たない範囲までは,翌年度に繰り越すことができるというルールで行っています。また,この金額は小学校6校の合計の部分です。
続いて,下段の小学校給食費の未納状況でございますが,平成27年3月末現在,未収入が5名分15万8,640円です。そのうち前年度以前の分(過年度分)が93,535円になっています。
続きまして,中学校給食についてです。
中学校給食の調理の流れも小学校とほぼ同様です。違うところは,フロー図下段の一番右の配送です。これは給食センターから各中学校へ配ることです。この部分が小学校給食と異なる部分です。
次に,8ページ目の中段ですが,中学校給食の時程です。各学校の給食の時程が書かれているのでご覧ください。
次に給食物資の選定についてですが,これは給食食材にどんなものを使うか,どこで買うかについて,自由に好きなものを買うのではなく,これは,小学校給食も同様ですが,給食食材のうち,主に,肉,魚,加工品,調味料については,給食物資選定委員会を開き,納入業者の選定をしています。
続いて9ページ目をご覧ください。中学校給食の食品ロスの対応についてです。先ほどの小学校給食と同様に,調理中の調理くずが出てしまうのと同時に,各学校で食べ残しが発生します。中学校給食は,給食センターがある場所が,中低層のいわゆる住宅街にあるので,建設する条件で近隣ににおいや音などを出さないようにする条件がつけられています。
その対応のために食品ロスについては,生ごみ処理機を設置するのではなく,廃棄物用の冷凍庫を用意しています。食品ロス分に関してはビニール袋にいれてカチカチに凍らせ,それを週2~3回収集業者に回収してもらい,大田区にある城南島飼料化センターに行き,ここで食品ロスについては飼料の原材料になり,低温高圧力でてんぷらを揚げるようにカラっとさせ,飼料の専門業者に引き取ってもらい,家畜のえさとして使われます。
続いて右側です。給食センターの特徴的な設備についてです。
まず,①市内業者等を意識した施設整備ですが,地域振興ということと市内の自場野菜を積極的に使うことを意識し,受け入れのためのプラットホームが一般の給食センターよりも広く作られています。
また,地元野菜を受け入れた際,すぐに洗うことができるようにシンクも設置しています。
②エアシャワー・手洗い場です。給食を調理する場は衛生エリアと我々呼んでいるのですが,こちらに入る際には必ずエアシャワーを通り,衣類についたほこり・髪の毛を完全に除去しなければ入ることのできない説備になっています。
手洗いについても肘まで洗えるような設計になっており,自動手指洗浄機を設置しています。これは蛇口に触れた際に手が汚染されてしまう可能性があるので,基本触らずに洗浄することができる設計になっています。
次に③見学用のカメラについてです。
調理室の各部屋に監視カメラのようなカメラが設置されています。
これは,見学に来た方に奥まで見渡すことのできない部分をカメラによる映像で見ていただく,もしくは,給食はかなり早い時間に完了してしまうため,録画してある映像を見てもらう目的でカメラを設置しています。
また,異物混入などがあった場合,7日間映像が記録されていて,また,各場所のズームアップを見ることができるため,原因究明に役立てられるような設備になっています。
次に④ドッグシェルターです。写真の真ん中に「ロ」の字形の黒い四角があるのですが,これがスポンジのような素材になっています。給食の搬入車がバックをし,その箇所にわざとぶつかり,少し押すくらいでくっつくようになっており,密閉させて外気にさらされないようにした上で給食を給食センターから,車の中に積み込むような仕組みになっています。
⑤太陽光発電についてです。
これは環境配慮や経済的な部分に役立つ設備になっています。10kwの太陽光発電の設備があります。昨年度は設置後,約38万円の電気料金の節約ができたと推計されています。
続いて⑥吹き抜けのない調理室についてです。
こちらは写真が少し分かりにくいのですが,窓の向こうが給食調理室です。一般的な給食センターは天井がもっと高く,2階までの吹き抜けのようになっており,2階の窓から給食センターを見渡せるような,いわゆる工場見学できるような設備になっています。
ですが,狛江市の給食センターは,設計の計画の段階で衛生管理の専門家から天井が高いのは掃除ができない,ほこり溜まり,油溜まりができそれが異物混入に繋がるので,掃除のできない天井設計は良くないと意見をいただいたことと共に,天井を下げることで高い空調効率を実現することができました。この形は全国的に見ても珍しく,先進的な設計になっています。
続いて⑦騒音・臭気についてです。これは先ほど説明したように,給食センターのある地域が用途地域上中低層の住宅地域になるので,環境に十分配慮した形を言われているため,エアコンの室外機などを極力住宅地に向けないようにすること,また,敷地外に音・空気が直に飛んでいかないようにしています。
続いて12ページ中段,中学校給食費会計についてです。
平成27年度についてですが,収入額が5,062万515円,支出額が5,028万7,202円,差引額33万3,313円が次年度に繰り越しとなっています。
中学校給食の未納の状況ですが,28年の4月末現在で,前年度(平成27年度)分の未収入分は20件,35万3,280円ほどありました。
このうち未納者に電話等で接触するなどして,6月までに7人から9万8,406円を納付いただきました。
続いて中学校給食開始までの経緯についてですが,前回も少し触れたかと思いますが,まず狛江市では,中学校給食は平成20年10月から平成25年3月まで,いわゆるお弁当箱につめるような形のボックスランチ方式による給食の形式を取っていました。
これは民設民営,民間の工場で民間業者による調理された給食を提供していましたが,ボックスランチの給食が,髪の毛が入っていた,ビニール片が入っていたなどの異物混入があったとのことで,指導はしましたが,なかなか衛生管理の対応に限界があるとのことで,ボックスランチ方式による給食の実施をしながら給食センターの建設が検討され,最終的に給食センターの設置が決定されました。
給食センターは平成27年の5月に竣工し,同年7月から新しい形での給食の形で提供しています。
ボックスランチの給食に関しては,平成25年3月から委託業者から辞退の申し出があったため,平成25年4月から平成27年6月まではミルク給食,いわゆる牛乳のみを出す形式をとり,希望するお子様には弁当の斡旋を行いました。
続いて,中学校給食の開始後の検証についてです。
中学校給食開始後,平成27年11月下旬から12月上旬にかけて,生徒と学校の教員に対しアンケート調査を実施しました。
その中で,設問の2番,「給食はおいしいですか?」という問いに対し,「おいしい」「おいしいことが多い」と回答した方が72%いたということで,味付けに関しては概ね好評を得ているということが確認できました。
また,設問の7番,「温かい料理は温かい状態で,冷たい料理は冷たい状態出ていますか?」という問いに対し,約84%のご回答を得ることができたので,こちらもしっかりとできているというのが確認できました。
なお,味や,温かい・冷たいということについては,以前のボックスランチは,「おいしくない」「温かいはずのものがぬるい」「冷えているはずのものがぬるい」などの意見があったので,それらの問題をクリアするため工夫を施したので,それが達成されているかどうかを確認するために実施されたものです。
説明は以上です。

押尾委員長   
それでは,この内容に関して,皆さまからご意見・ご質問等はありますでしょうか。

氏家委員    
6ページの下の,小学校給食の未納状況についてですが,「それまでの未収入5名・15万8,640円」とありますが,「それまで」とはいつの期間でしょうか。

学校教育課長  
最近不納欠損をしていないので,数年間分の積み重ねです。

氏家委員    
数年分でも5人なのですね。未納者のご事情などはありますか。

学校教育課長  
未納者個々の状況はお話できないところがありますが,まず,一定の収入が少ないご家庭に対しましては,就学援助という制度がありまして,教材費・給食費・移動教室など学校でかかる費用の実費相当分を狛江市が負担する制度があります。生活困窮の世帯に関しては,この就学援助である程度まかなわれるため,給食費の未納者は一定の収入があるにもかかわらず,お支払いいただけない家庭が大半になっています。

氏家委員    
中学校ではそのような家庭に対して接触を行い,一部お支払いいただいたと書かれていましたが,小学校の方でもそのようなことをしているのですか。

学校教育課長  
こちらは給食費の会計がいわゆる私費会計になっていますので,基本的に給食費の徴収は各学校でお願いしています。ただし,一定期間経過し,金額がある程度のものについては教育委員会のご相談をいただいたり,実際に臨戸訪問などをして,お支払いいただくよう説明しています。

押尾委員長   
今,給食費の未納の件がありました。非常に難しい問題ですね。この小学校の未納については,各学校が対応する。中学校についても各中学校が対応する。ということでよろしいですか。

学校教育課長  
いわゆる私費会計で,小学校は自校方式をとり,各学校で給食を運営しているので,各小学校の対応になっていますが,中学校については,給食センターでの対応になっており,私費会計は学校教育課長の私費会計になっているため,基本的には学校教育課で学校教育課長及び職員が対応する形になっています。

押尾委員長   
そうすると学校教育課長名で職員が電話などで接触し,督促をするわけですね。

学校教育課長  
そうですね,催促状や電話,場合によっては臨戸訪問のような形になります。

長田委員    
私は,狛江市の給食についてのいきさつをよく知っています。私は江戸川区から狛江市に異動したのが昭和48年でしたが,23区で中学校給食が始まったのが,昭和45~46年ごろだったと思います。
それを踏まえたうえで狛江市に来たとき給食がないので驚きましたが,当時一番若かった教職員が反対をしたといういきさつがあります。
その後,狛江第二中学校に赴任した時,弁当の斡旋がはじまり,そして,ここにきてセンター方式での給食が始まり,この内容を見て「やっとここまできたか。」と感じます。
内容に関しては非常に素晴らしいと思います。おそらく最先端なのではないでしょうか。よくがんばったと思います。

押尾委員長   
私が中学1年生の頃,台東区の給食はミルク給食でした。
ちょうど昭和39年の東京オリンピックの頃だったと思います。その後,完全給食になったのは昭和41年頃,中学校3年生の頃でした。
小学校ではそれ以前から完全給食が始まっていました。狛江市もいい給食を作ったということですね。

長田委員    
中学校給食が始まったのは東京都の市の中で狛江市が一番遅かったのですか,まだ中学校給食が開始していない市もあるのですか。

学校教育課長  
今手元に資料がないのですが,確かまだ中学校給食を始めていない市が1市あったと思います。

押尾委員長   
給食は法的には努力義務であるものの,東京は中学校給食がだいぶ進んでいると思います。横浜市はあれだけ大きい市ですが,今ようやく中学校給食へ動き出し始めましたが,まだお弁当ですから,学校が東京から横浜に移ると,保護者が作らなくてはならなくなるので,東京では中学校まで給食が出ると驚かれることがありました。
給食センターも整備されていて,温かいものは温かい状態で,冷たいものは冷たい状態で提供されるということで,素晴しい点であると思います。
ちなみに,狛江市内の小中学校の給食の回数は年間何日くらいですか。

学校教育課主幹 
小中学校共に,188回です。

押尾委員長   
保護者からすれば,給食の回数が多ければ多いほど,いいと思います。「給食がなければお昼前に帰宅しお昼ご飯を作る手間がかかる。」などといったように,何か給食に対する要望などはありますか。

学校教育課主幹 
いいえ,この188回という回数に関しては,例えば,遠足など学校が給食を提供することができない場合もあるので,回数に関する要望はどこからも挙がってきていない状況です。

氏家委員    
余談になりますが,体育祭の振り替えの日にお弁当だということを忘れていて,朝に,先生から電話をいただき教えてもらって持って行ったことがありました。同じようなご家庭がかなりあったようで,中には,先生方が電話をかけても繋がらないケースも多く,先生方が苦労していることも多いようです。

押尾委員長   
例えば,土曜日に一日授業をやるとすると,給食は出るのですか。

学校教育課主幹 
小学校が公開授業などで,土曜日に一日授業を行ったりすると,その日は給食を出したりしている学校もあります。

氏家委員    
中学校は授業公開が午前中に終わって,午後は保護者会ということが多いため,土曜日にお弁当や給食があることはなかったです。

押尾委員長   
なるほど。それでも年間予定されている188回をクリアするようになっているということですね。

学校教育課長  
ほとんどが,学校と調整した上での回数設定をしているため,特に中学校はほとんどの学校で三期休業の終業式や始業式などが行われる日でも,大半の学校で給食を提供している状況です。

永田委員    
非常にたくさんあり想像がつかない部分もありますが,2ページの一番下部に記載されている,給食センターの建設含め中学校へのエレベーターの設置に約11億3,100万円の経費がかかったと書かれていますが,これ以降は,エレベーターにはお金はかからないのですか。
食缶とその運び方も教えて下さい。

学校教育課長  
食缶給食を始めるにあたり,食缶を子ども達が階段で運んでもらうのは,危険を伴ったり,時間がかかったりしてしまい,実現はできないので,食缶式の給食を始めるには,各学校にエレベーターを設置しなければならないということで,エレベーターを設置するのにかかった費用です。
ご質問のとおり,この金額はあくまで工事費の金額であり,それ以後は,法定の保守点検の金額がかかるだけになります。
また,食缶についてですが,他にあまり使っているところが少ないのですが,保温式の食缶になっており,いわゆるランチジャーのような二重構造になっており,温かいものは教室までしっかり保温され,冷たいものも冷たい状態で教室まで運ばれ,教室でそれぞれ盛り付けをしてもらうという形をとっています。

永田委員    
それだとお金は多くかかりますね。

学校教育課長  
はい,かなり多くかけてはいます。

押尾委員長   
ちなみに,お米を使う米飯給食は,小学校,中学校どのような割合で提供していますか。

学校教育課主幹 
小学校・中学校共に,ご飯を出すのを原則としていまして,週3,4回は提供している状況です。

押尾委員長   
そうですか。だとすると,パンや麺類は非常に少ないですね。

学校教育課主幹 
そうですね。週一回ほどですね。

押尾委員長   
そうなると,小学生の好きなメニューに揚げパンやスパゲッティなどもありますが,ご飯以外は回数が少ないわけですね。
狛江市の米飯の頻度は他の市に比べ多いのでしょうか。

学校教育課主幹 
はい,他の市に比べると多いと思います。

学校教育課長  
国からもなるべく米飯給食を提供するようにとの通知がきています。

氏家委員    
今回の資料は読んでいてとても興味を引く内容でした。
特にアンケートの部分は楽しく拝見させていただきました。「コーンの頻度が高い」や「サラダにからしを入れるやつはおいしくない」など,自由な回答が寄せられていましたが,ワゴンに関しては以前に比べ,改善しているようですが,メニューに関しては実際に改善などはしていますか。

学校教育課主幹 
サラダに関しては散々言われていましたが,このからし和えに関しては,変えていません。その他にも,フレンチサラダが嫌,ハニーサラダが嫌などという意見もありましたが,食堂ではなくあくまで給食なので,嫌いなものも頑張って食べていただく,というのも教育の一貫だと考え,そのまま出し続けています。
今年度アンケートはとっていないのですが,以前のアンケート以降も継続して給食として提供したところ,今年度からからし和えの食べ残しがゼロになったので,継続して提供してよかったのかなと考えています。
狛江市の子どもの特徴として,非常に野菜を食べるという特徴がありまして,そこは嬉しいところです。

氏家委員    
「麺がくっついてお餅のようになっている。」といった意見もありました。

学校教育課長  
中学校給食はセンターの調理委託業者や,センターの栄養士がお互いに経験を基に,意見を出し合っている状況ではありますが,狛江市では他の自治体と少し異なる保温可能な食缶を使用しており,中学校給食開始当初に底の深い食缶に入れて麺を提供した際は,麺の重みで麺同士がくっついてしまったようです。
それを踏まえ,底の浅く広い食缶に変更したところ,かなり改善されました。
また,アンケートに関してですが,中学校の年頃というのもあるかもしれませんが,日ごろご家庭であまり食べられていないものに関しては,かなり強めの意見をいただくことがありました。
ただ,学校給食法では,食の文化を学んでもらうであったり,地域の野菜を食べていただくという目的もありますので,改善すべきところは改善していますが,栄養士の想いだったりという部分に関しては,そのまま継続している。といった対応をとっています。

永田委員    
いいと思います。好きなものばかり提供してもいけませんし。
いくぶんご意見は寄せられるとは思いますが,子どもたちにとって一番良いものを提供しているわけですから,継続していくべきだと思います。

押尾委員長   
やはり中学生になると「量を増やしてほしい」といった意見が多くなっているようですね。
小学校はどちらかというとセレクト給食などの要望がありますが,中学校のようなセンター給食となるとなかなか厳しいところがあるようですね。ジョアがほしいとか好みの要求が出てくるかと思いますが。

学校教育課長  
ジョアもたまに出しています。先ほどの盛り付けの件についてですが,小学校ですと給食室の隣に,サンプルとして盛り付けの見本を置き,配置の仕方や量を見てもらう形をとっていますが,中学校給食の場合,センターを利用し調理をしているため,各校にサンプルを置くことが難しい状態です。そこで学校教育課主幹が給食センターで,必ず事前に給食の検食を行っておりますので,その際に盛り付け写真を撮って各校にメールを送信しています。
今中学校はICT化が進んでおり,各教室にプロジェクターがありますので,給食盛り付け写真を電子データで映し出し,それを見ながら盛り付けを行うという形をとっています。

押尾委員長   
そのICTを利用しているというのは素晴らしいですね。
例えば,先ほどのからし和えなどでしたら事前にその栄養バランスのことなどの豆知識を生徒にICTを活用し教えることができれば,生徒たちの食べる意識も少し変わるのではないでしょうか。色々教えて,中学生もそれを素直に受け止めてくれたら,非常によい食育になると思います。

氏家委員    
中学生が給食センターを見学することはありますか。

学校教育課主幹 
今のところ,申し込みがあるわけではないですが,見学通路もあるので是非今後中学生にも来てもらいたいです。一般の方も見学可能です。

氏家委員    
見学をできることを知らなかったのですが,一般の方も見学可能なのですね。

押尾委員長   
そうですね,PTAの方々で見に行くことができればいいと思います。

学校教室課長  
調整さえつけば給食の試食も可能です。どこかの学校が学年での移動教室などの日でしたら調理可能食数に余裕ができますので,そのような日に合わせていただければ可能です。

押尾委員長   
5~6月くらいの修学旅行の時期でしたら,その時期は一学年いないわけですから,センターでも余裕ができると思うので試食なども可能かと思います。
では,内容についてはこれでよろしいでしょうか。
一通りご意見いただきましたので,次に進みたいと思います。
視点①「給食における安全の確保と事業実施上の危機管理について」です。
所管部署より説明をお願いしたいと思います。

学校教育課長  
視点①「給食における安全の確保と事業実施上の危機管理について」の説明です。
小学校給食について,児童生徒の健康の確保に関してですが,衛生管理の徹底はもちろんのこと,安全な食材の確保,児童・生徒のアレルギーの把握を念頭に置き対策を行っています。
衛生管理については「学校給食の安全衛生マニュアル」を作成し,それに基づいた衛生管理を行っています。
また,給食調理を委託する場合,先ほど申し上げたプロポーザルでは,衛生管理の考え方やフードディフェンスの考え方を審査基準に設け,選定しています。
続いて食材の検査に関してですが,こちらは東日本大震災の発生に伴う原発事故により,放射能汚染を心配する保護者もいましたので,給食食材の産地の公開や食材の放射性物質の検査を定期的に行っています。あわせて昨今問題になっている遺伝子組み換え食品の検査や,残留農薬の検査も定期的に実施しています。
アレルギーの対応についてです。小学校・中学校は基本的に同じ対応になります。アレルギーの対応が必要な子どもに対しては,「学校生活管理指導表」を家庭で記入していただくと同時に病院で証明を取り,提出していただいています。提出に基づき,担任・栄養士・養護教諭・学校管理職・保護者等で面接を行い,その子どもに対してはどのようなアレルギー対応をするかということを食材ごとに確認をして,それに基づいた給食の提供を行っています。
一方,中学校のアレルギー対応ですが,除去食の提供を行っています。原因物質となる食材を含まない給食の提供や本人による除去です。中学生になると自分で食べてはいけない食材は把握できますので,そのような場合は自分で除去をしてもらいます。もしくは,代替弁当の持参です。例えば卵アレルギーの子どもがいた場合,その日のメインのおかずがオムレツだったりすると,卵抜きのオムレツはただ具を炒めた物になってしまいます。そのような場合には適宣代替弁当を持参していただくなどしています。
写真については,アレルギー対応の給食の提供の仕方です。その日の給食でアレルギーが必要な子ども一人ひとりに対して,右上の写真にあります「アレルギー対応食専用バック」というものに1人分の給食を詰めて学校に届けています。学校に配置している配膳員から生徒へ個々に渡しています。生徒がバックの中から給食セットを出して食べます。それぞれ保温の容器になっています。小学校・中学校共通で通常は緑色のトレーを使用していますが,除去食対応を実施している日はピンクのトレーを使用します。ピンクのトレーの日については,基本おかわりは禁止となっています。
(2)アナフィラキシー対応ホットラインですが,万が一アレルギー反応が起きてしまった時の対応です。平成25年8月に狛江市・調布市・慈恵第三病院の三者でアナフィラキシー対応ホットラインに関する覚書を結んでいます。これは狛江市や調布市の学校及び子ども達が集う関連施設において急にアレルギーを疑われるような症状が出た場合,慈恵第三病院のアレルギー専門の内科の先生に常にPHSを持っていただいているので,その電話にかけることにより先生に直接,発生状況や症状を伝えて相談することができます。「すぐに救急車を呼びなさい」「すぐにエピペンを注射しなさい」という助言をいだけるような流れになっています。アナフィラキシー症状の強い子どもについては,エピペン(アナフィラキシー症状を制御するための緊急自己注射用のキット)を持っている子どももいます。
このホットラインの狛江市での使用実績ですが,平成25年度に1件,平成26年度に7件,平成27年度に2件ありました。これら全てが給食によるものでもなく,朝に自身でスナック菓子を食べて具合が悪くなった,ペットの亀を触って体中が痒くなったということも実際ありました。    委託業者に何かあった時の給食の継続体制ですが,業者選定時に書く業者から提案をさせ選定しています。
(1)調理の人員が不足する事態が発生した時については,例えば地域でインフルエンザが流行ってしまったり,調理に従事している委託業者の職員がノロウイルスにかかったり等調理に従事できる人員が減ってしまった場合には,どうするかに対して「近隣地域に,自社の受託施設があるので,自分たちはこのような連絡体制で,派遣することができる」など提案をしていただいて,現実的な業者を選んでいます。
(2)の事業者自体も運営が危ぶまれる時については,以前のボックスランチの中学校給食では経営状況が芳しくなく,店をたたむからということで委託業者が継続を辞退するということがありました。そのような場合にどのような対応をするのかをプロポーザルで提案をさせています。いずれの事業者も「公益社団法人日本給食サービス協会代行保証」若しくは「社団法人集団給食協会代行保証」の保険に加入をしていることを確認していて,何かがあった場合についてはこちらから別途業者が派遣されるという仕組みを作っています。

押尾委員長   
それでは,この内容に関して,皆さまからご意見・ご質問等はありますでしょうか。

永田委員    
アレルギーの対応ですが,小学校と中学校の間には特別な連携があるのでしょうか。小学校時代のアレルギーの状況を中学校に入った時には伝えられているのでしょうか。

学校教育課長  
アレルギーの対応を必要とする子どもについては,学校生活管理指導表を必ず年度ごとに提出していただいています。子どもは日々成長しているので経年で,内容が変わってくることもあります。小学校から中学校に進学する場合ですが,中学校入学時にも学校生活管理指導表を提出していただく必要があるということは,保護者の負担等を考えて小学校を通じて説明・配布し,小学校に提出していただき,小学校から教育委員会に提出していただいています。その時に小学校において把握している,中学校でも必要となる情報等がある場合には,併せて知らせていただいています。

永田委員    
教育委員会が間に入っているのですね。

学校教育課長  
そうですね。教育委員会が間に入っての連携となっています。

氏家委員    
16ページの下に「給食が原因と思われる事態は3件」とありますが,アレルギーではない方もいたのでしょうか。「思われる」というはっきりしない表記なのでどうなのでしょうか。

学校教育課長  
エビ・カニ等いわゆる甲殻類アレルギーの子どもに対して発症すると完全にアレルギーによるアナフィラキシーと分かりますが,例えば卵アレルギーの場合,生卵は駄目だけれども,火を通すと大丈夫という子どもも少なからずいます。その子どもが火を通した卵を食べ,午後に体育の授業を行い疲れたら体が痒くなってきたというケースもありましたので,このようなことから「思われる」としています。
狛江市では現在慈恵第三病院の先生によるアレルギーホットラインの使い方やエピペンの注射の仕方についての講習会を毎年1回,教職員と関係者向けに行っています。その時に言われることは,アナフィラキシー症状を実際に発症するのは,半数以上がその人がアレルギー物質と把握している物以外を食べる等,そもそもアレルギーと認識もないのに発症してしまっているということです。結局そうなると学校では判断がつかないので,直ぐにホットラインで対応することにしています。

長田委員    
アレルギーへの対応はとても大変なことだと思います。私も中学校給食を世田谷区で23年位対応しましたが,その当時はアレルギーでもこのようなことはありませんでした。現在は教育委員会も学校も大変だと思います。

学校教育課長  
ホットラインができたのも調布市の事故を受けて慈恵第三病院からご提案をいただいたことがきっかけです。

押尾委員長   
現在は様々なアレルギーの子どもが多いといわれています。

学校教育課長  
午後の体育の時間は給食担当としては少し不安な部分があります。

長田委員    
家庭ではアレルギー状況を大体おさえていますか。

学校教育課長  
しっかりとした考えを持っている家庭はきちんと対応をされていますが,中には正直なかなかご理解をいただけずに心配な部分もあります。アレルギーをもっている子どもが「何の食材を食べ,どんな症状が出た」ということは学校から繰り返し連絡を取ってもらっています。本来は学校生活管理指導表がないと給食での除去食対応を行わないというルールになっていますが,リスクが高い場合には個別対応ですが,給食を提供するにあたり,必要に応じてはっきりアレルギーか否か分かるまでは出すのを控えるということもあります。

押尾委員長   
視点①についてはよろしいでしょうか。
次に,「視点② 学校給食を活用した「食」に関する指導について」についてです。
本日のヒアリングには指導室は出席できていませんので,本日出たご質問及びご意見のうち,指導室でないと回答が難しいものにつきましては,事務局を通じて指導室に確認をし,次回4回目の再ヒアリングで確認と追加質疑を行うものとしたいのですが,よろしいでしょうか。
<異議なしの声>
押尾委員長   
中学校の給食の時間を見ると約30分で,小学校では約45分になっています。その時間をまるまる給食に使うことはなかなか難しいと思います。給食センターからきちんと届いても,生徒が配膳し,食べて片付けるとなると急がなければいけない部分もあると思います。また,次の時間が掃除であったり,休み時間であったりすると,生徒自身も掃除や遊びの用意をしだしたりしますよね。先ほどの学校教育課長のお話にもありましたが,色々な目的があって学校給食を行っているので,実際食べている短時間の中で給食指導・食育指導を行うことは難しいと思います。特設で指導をしないといけないのではないでしょうか。給食の時間は,配膳は自然に覚えていくと思いますが,意義や中身については食べる時期に一緒に行うことは難しく,別に行わないといけないと思います。年間で計画が立ててある学校もありますが,一小ではこう,三小ではこうと,食に関しての指導について具体的に話をしていただいて,その様子を指導室が市全体に広めて,他の教職員に共通理解をするようにしているのかということを,次の回に話していただきたいと思います。

氏家委員    
小学校給食の学校での指導については,学校ごとにどのような内容かということは違っているのでしょうか。

学校教育課長  
基本的には学校ごとに取り組みは任せています。例えば,絹さやのさやを剥いたり,枝豆から豆を出したりということは学校ごとに行っているようです。

氏家委員    
どのようなことを行っているか報告はあるのでしょうか。

事務局     
それは指導室が担当ですので,次回までに確認いたします。

氏家委員    
狛江第五小学校の保護者で有名なシェフの方が学校に来て,調理をしたという話は聞いたことがあります。他の学校はどのようなことをおこなっているのかについて興味があります。

押尾委員長   
市内や学区域のパティシエや板前などに来ていただいて,本物の調理する工程を見てもらう等,給食ではないけれど食について理解をするということも良いと思います。

氏家委員    
学校に植えている茄子と胡瓜の行方が気になるのですが,どうなっているのでしょうか。昔は先生が取って子ども達に食べさせることがあったと思いますが,最近はそのようなことはあまりできないと聞いていますので,現在の対応をうかがいたいです。

押尾委員長   
小学1年生・2年生がミニトマトなどを育てていますが,サラダパーティーなどを行い食べることもあるのでしょうか。生活科の教科書には「サラダパーティーをやろう」という単元がありますが,どうなのでしょうか。

氏家委員    
現在は色々な意見を持つ保護者も居ますので,難しいとは思います。

学校教育課長  
特に東日本大震災の後はかなり放射線物質の汚染を心配する方も少なからずいましたので,どうかなのかなと思います。その辺りも次回までに確認します。

押尾委員長   
各学校が行っている様子についてを指導室で把握して,市内の様々なところに事例として広げていくということが大事だと思います。

長田委員    
自校方式で各学校に栄養士が居る場合,栄養士が色々な指導を行うことができます。センター方式の場合には少し難しいかなと思います。センターから何らかのお便りが子ども達には届くと思います。

押尾委員長   
給食便りでお知らせをすると思いますが,センター便りのようなものがあるのすか。

学校教育課主幹 
中学校の給食センターで給食便りが表面にあり,裏面が献立になっているものを毎月作成し,各家庭に配付をしています。

氏家委員    
中学生は育ち盛りなので,自分たちでも何か考えてほしいと思います。学級担任が短い時間で色々行うのは大変だとは思います。

学校教育課主幹 
中学校の話になってしまいますが,毎日食缶より先に別便で食器も配っていますが,食器かごの中に毎日「給食メモ」を入れています。具体的な内容としては,例えばのっぺい汁を出す場合,のっぺい汁とはこのようなものだという説明が一口メモとして載っています。それを各学校で日直がクラスで読んだり,給食の時間に放送委員が全校放送で説明したりという取り組みをしているようです。

長田委員   
中学校で給食が始まりましたが,委員会活動として給食委員というものを各学校でつくったのかどうかということを教えていただきたいと思います。 

事務局     
指導の分野になりますので他のご質問と合わせて次回までに,確認をいたします。

押尾委員長   
では今出たご意見を事務局から指導室にご確認いただき,第4回でご回答をお願いいたします。
次に,「今後の課題とその対策」についてです。
所管部署より「今後の課題とその対策」の資料について説明をお願いします。

学校教育課長  
今後の課題と対策についてです。まず1点目「アレルギーを持つ児童・生徒への対応について」は小学校・中学校共通した部分です。アレルギーを持っている児童・生徒数は年々増加傾向にあります。個々の子どもが食べられない食材はそれぞれ違っていて多岐な状況です。特に学校及び給食センターでは,除去食の提供や代替食の持参を常に間違うことなく行わなければいけません。万が一間違えてしまうと場合によっては命に関わりかねないというリスクが常について回っています。現在の施設や人員の中で確実な対応を行うためのリスク管理の徹底を関係職員に行っていく必要があると考えています。
児童・生徒数の変動についてですが,現在全国的に高齢化と言われながら実は狛江市内は中短期的には児童数・生徒数が増加することが現在の人口の比率で見込まれています。そのため,児童・生徒数が増えた場合の給食の提供できる能力,給食調理室及び給食センターで何食まで提供できるかということをしっかり判断した上で,児童・生徒数の動向を常に注視をしながら急に給食の提供ができないという事態がないようにしっかりと確認していく必要があります。特に給食センターについては,給食センター内に必要な食器・食管等を保管するスペースが現在既にかなりいっぱいになっていますので,今後増えていった場合については必要食数に応じた調理能力の確保が課題になってくるものと考えています。
小学校ですが,給食施設の老朽化が進んでいます。緑野小学校は新しい学校ですが,それ以外の小学校については,学校ができてから数十年経っていますので校舎も給食調理の部屋についても施設設備の老朽化が進んでいる状況です。給食調理を委託化した小学校においては,浮いた人件費等を給食に反映させるという考え方から,委託を開始してから1年間調理委託業者に使用してもらった上で,見えてきた課題を教えてもらい調理委託業者と学校と教育委員会とで調整をしながら夏休み期間を活用して一定規模の改修等を行っています。
中学校における食育の充実ということで,先ほどの皆様からのご意見の中にもありましたが,各小学校には栄養士及び栄養教諭が配置されていますが,中学校の給食については給食センターに東京都の栄養士1名と市の栄養士が1名の合計2名が居ます。普段は主に給食センターでの調理過程において,正確にできているか,アレルギー対応をしっかりされているかという点検で手がいっぱいな状況がありますので,現在行っているのが,先ほど説明しました給食メモの配付や毎月献立を配付する時に給食だよりも配付しています。さらに効率よく食育を充実させていく必要があるものと考えています。

事務局     
指導室が所管する食に関する指導については記載のとおりということでご検討をお願いしたいと思います。

押尾委員長   
それでは,「今後の課題とその対策」のシートに関して,皆さまから質問や意見はありますでしょうか。
アレルギーを持つ子ども達もですが,調理をする方に対する研修のようなものはどのようになっていますか。委託となると調理員は委託された会社の社員ですが,その社員も教育委員会が研修をする時に一緒にできるのか。市の職員の場合は命令して研修に参加させることができますが,その辺りはどうなのでしょうか。

学校教育課長  
直営の給食調理については教育委員会に権限がありますので,必要に応じて研修等を受けさせることができます。委託業者についてはあくまでも委託業者の社員ですので,仮に教育委員会が社員に対して研修を行うという行為をしたら,場合によっては偽装請負受け取られかねないものとなってしまいます。そのため委託業者の選定のプロポーザルにおいて,アレルギー対応についてどのような対応をするのか,研修はどの程度の頻度でどのような内容で行うのか,アレルギーの対応マニュアルはどのようなものがあるのか等をしっかり提案させて,見極めて業者選定をしています。

押尾委員長   
業者を選定した後もその辺りのチェックはしているのでしょうか。

学校教育課主幹 
現在はそこまで出来ていないところがあります。

押尾委員長   
基本的に会社を信用して,プロポーザルで言ったことに対しては大丈夫だとは思いますが,例えば研修を年3回行う,と言っていたら3回のうち2回目にどのような研修をしているのか実際に見に行くということも大事だと思います。見てチェックする位は偽装請負にならずできると思います。研修に口出ししてしまうと偽装になってしまうかもしれないので,何も言わないで立ち会うという立場なら,プロポーザルでの発言についての基本的な裏づけをしっかり取っている形になります。きちんと見ていくことがアレルギーなどに対する対応について市と同じ土俵できちんとできることになると思います。

氏家委員    
給食施設の老朽化について「施設の大規模改修までの間は」とありますが,大体どのくらいに大規模改修になるのでしょうか。何か目安はあるのですか。

学校教育課長  
学校施設に限らず,市の公共施設については施設の所管部署で公共施設の整備計画を立てています。それに応じて建築年数などで「この年度に改修をする」という計画が立てられていますので,学校もその計画に則って行ってもらっています。
ですがご質問のとおり,なかなか計画の間であっても施設の故障なども発生するものですので,しっかりと安全な給食を子ども達に食べてもらうために,その都度修繕等の対応を行っています。

長田委員    
給食に関しては民間委託はとても良いと思います。世田谷区も給食の民間委託を進めてきましたが,給食の内容がずいぶん変わって先生や生徒からの評判もよくなっています。全て民間委託が良い訳ではありませんが,給食に関しては民間委託は良いと自信を持って言えます。

押尾委員長   
給食センターは容量的・人数的にはあとどのくらい対応できるのでし
ょうか。

学校教育課主幹 
給食センターは1,500人分を作るというキャパシティで建設されています。現状では1学期で1,450食作っていますので,あと1クラス増えてしまうといっぱいになる状況です。

押尾委員長   
もう少しキャパがあると,例えば,小学校が大規模改修で給食室を変えなければいけない時に,給食センターでその期間だけ提供することができます。上限1,500食分で今1,450食というとほぼ手一杯ということになりますね。

学校教育課長  
小学校は今のところ自校方式で,特にセンターにする予定はありません。現在の給食センターの建設地域は用途地域では中低層住宅地域で,給食センターは本来工場の扱いになるので,用途地域上は本来は建てられない場所です。そのため,中学区給食センターを建てるにあたって,事前に一年査定で建築の許可を頂いて建設していますので,あくまでも中学校の給食提供の施設と条件付けがされています。そのため,臨時的であってもキャパがあるので小学校の給食や老人給食を作るということは勝手にはできない施設になっています。

押尾委員長   
用途変更があれば可能性はあるのですね。

学校教育課長  
センター付近が準工業地域になると変わってはきます。

押尾委員長   
今後,子ども達が増えたり減ったりすると非常に難しい問題が生まれてきます。中学生があと100人増えるとパンクする寸前になってしまいますね。だからといって量を減らす訳にはいきませんね。

永田委員    
アレルギーを持つ児童・生徒への対応についてですが,家庭への連絡は毎月行っているのでしょうか。子どもが家庭へ持って帰るのはわかりますが,学校から家庭へ何か連絡をしているようなことはあるのでしょうか。

学校教育課主幹 
アレルギー対応を実施している児童・生徒の保護者へはあらかじめ献立を送付しています。その時に,例えば小麦アレルギーの場合,小麦を使用しているため,食品からの小麦除去は食品そのものが作れなくなる等困難であり,小麦除去食は作れないので代替品を持参していただく必要があります,等と全て調整を付けなければならなく,その辺りは確実に連絡を取っています。

永田委員    
どのくらいの頻度で連絡を取るのですか。

学校教育課主幹 
毎月です。

永田委員    
毎月ということであれば献立もきちんと決まっているので大丈夫ですね。

押尾委員長   
毎月決定した献立で連絡・確認を取り,除去食や代替食になる日等細かく把握しているのですね。
指導室分については,先ほどと同様に,事務局を通じて指導室に確認をし,次回4回目の再ヒアリングで確認と追加質疑を行うものとします。
それでは,本日の審議はここまでになります。課題として挙がった箇所や加筆修正が必要な箇所及び指導に関する質問・指摘事項等については,第4回の審議会までに担当部署において検討・修正をし,事務局へ提出をお願いします。
最後に,2「その他」です。事務局から次回の日程の確認をお願いします。

事務局     
【日程確認】

押尾委員長   
それでは,他にないようなので,これで第3回教育委員会の自己点検及び評価に関する審査委員会を終了します。

 

 【委員会終了】