教育力の相乗効果を期待して 校長 鈴木 みどり

“○○力”と「単語+力」と表現することが流行っているそうです。言われてみれば、「鈍感力」「責任力」などと造語的な表現が多くあります。この長い夏季休業中に「教育力」を考える機会がたくさんありました。

5年西湖林間学校…みんなと一緒に、雲海を見下ろしながら富士山から見た皆既日食は、自然の摂理の中で私たち人間が生きていることを実感しました。子供たちの歓声を聞きながら、またとない教育の機会に恵まれたことはうれしかったです。

夏季水泳教室…参加している1年生が、日々水に慣れ親しみ、泳げるようになるたくましさに目を見張りました。環境を用意すれば、子供の能力がどんどん高まることをうれしく思いました。プール施設があって、水泳指導を熱心にする教員がいて、参加させてくれる家庭があって…夏休みであっても、教育環境を整えることによる教育効果は高く、学校と家庭の責任は大きいと感じました。

夏季ワークショップ…今年も抽選がでる講座があるほど、参加が増えました。教職員だけでなく、保護者の方や狛江第三中学校の先生方の協力で、充実した講座が開催できました。地域にご協力いただいて、和泉小の充実した課外活動ができたことは感謝の思いでいっぱいです。

英語研修…夏季休業中に教員はさまざまな研修を受講しますが、新学習指導要領の英語活動の研修を12時間行いました。ALTのトーマス先生に指されると、なかなか単語が出てこなくて緊張気味でしたが、英語基礎会話も指導方法もしっかり学ぶ機会がもてました。英語だけでなく、教員一人一人の様々な研修と意欲が、プロとして指導技術を高め、和泉小の教育を支えていると思いました。

陸上世界選手権…ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が100m決勝で9秒58の世界記録を樹立しました。人間が異次元に進化しているさまは、大きな刺激となりました。人間のもっている力は計りしれません。だからこそ、子供のもっている能力をどこまで引き出し伸ばせるか、私たち教師の責任の重さを感じました。

こども小田急沿線文学賞…2年生以上が本校国語部の呼びかけで出品し、6年山本美鈴さん、4年佐々木大尚さんが特別賞をいただきました。子供は体験したこと、心に響く感動を味わったことを素直に書くと、素晴らしい表現になると感心しました。子供たちのよいところを誉めて伸ばす教育をしていきたいと思います。

耐震化工事…耐震化による校舎の安全性の確保はもちろんのこと、外壁や屋上の塗装もされてきれいになりました。また、併せて放送設備の新規入れ替えや校内LAN工事、デジタル対応工事等が済み、充実した設備になりました。図書室の改築は桧の床張りで9月末までかかりますが、木の香りがする読書環境になります。教育委員会のお陰で、子供たちにハード面での環境を整えていただき、環境のよい学舎となりました。

大人が子供たちにできることはいろいろありますが、ハード面の環境だけでなく、ソフト面として大人が子供にどのように関わるかで「教育力」を高めることができると思います。たとえば、「早寝早起き朝ごはん」のように、生活リズムを整えて学校生活が始められるようにしたり、毎晩読み聞かせをしたりするなど、日常の家庭での「教育力」も必要です。家庭と学校の「教育力」の相乗効果によって心豊かな子供が育つと信じて努力いたしますので、2学期もご協力ご支援の程よろしくお願いします。