1月
天 上 大 風
校長 鈴木 みどり
あけましておめでとうございます。皆様には、明るいお正月をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。昨年中は、学校の教育活動につきまして、温かいご理解とご支援をいただき、お力添えをありがとうございました。厚く御礼申し上げます。今年も、子どもたちが多くの知識や経験を積み重ねて実り多い年になるよう教職員一同努力して参りますので、本年もよろしくお願い致します。
日本人は、節目を作ることで気分を新たにすることが上手だと言われていますが、お正月は、初詣やおせち料理、お雑煮、年賀状にと、家族の絆、日本の伝統・文化が感じられる節目の受け継いでいきたい行事だと思います。
今年の東京のお正月は、お天気もよく、暖かな三が日でした。多摩川で凧揚げに興じる親子に、良寛の句を思い出しました。
良寛が托鉢をしていると、一人の子どもが、紙を持ってきて、「良寛さま、これに字を書いてください。」とせがみました。「どうするのだ。」と聞くと、子どもは「凧を作るのです。」と言いました。「そうか、そうか。」と良寛さまは、気軽に筆をとって、「天上大風」と書いて与えたそうです。
この言葉から、広い青空に、凧が勢いよく風に乗って、ぐんぐん上昇していく様子が思い浮かべられます。凧は、伸びやかに、自由に、しかも気持ちよく悠々と、勇ましく、天を目指して揚がっていきます。まさに、子どもの成長と幸せへの願いを象徴しているかのようです。
私たち大人が、子どもたちに、心もからだも知恵も大きくなって、自分らしく伸び伸びと生きていってほしいと願う気持ちにぴったりの新年にふさわしい句だと思います。
1月12日の書き初め会は、PTAの皆様に集めていただいたベルマーク等で購入したストーブで体育館を暖め、全学年が書き初めを行います。新年にふさわしい語句に想いを込めて書き上げてくれることでしょう。
いよいよ平成21年度の節目に向かう3学期は51日です。短いからこそ、毎日を大切にして、「天上大風」のように子どもの成長する姿が感じられるように取り組んで参ります。


