11月
読書へのいざない
校長 鈴木 みどり
この一ヶ月に、何冊の本を読まれたでしょうか。
読売新聞の調査によると、「1冊も読まない」人が52%で半数を超えたそうです。年齢が高くなるにつれて読まない人が多くなり、ここ近年「本離れ」が定着化してきたとも言われています。しかし一方で、中学生高校生の読書量は増えており、全国で広まった学校における朝読書の習慣の成果ではないかと思われます。
本校では、一週間に一時間程度「図書」として本に親しむ時間を設定していますが、図書室に司書がいることは大変恵まれています。また、4年前から、金曜の朝学習の時間は全校一斉読書の時間としました。この時間に保護者の方々が積極的に読み聞かせに来てくださったり、毎週PTA読書サークルの皆さんが読み聞かせをしてくださったりと支援してくださるので、本に親しむ機会が多いことはありがたいことです。地域を活用した読書教育として、図書館部が、地域のグループ「おはなしかめさん」に各学級でストーリーテーリングの実施企画や、2年生が西河原公民館の図書室を訪問して、狛江市の図書館貸出券を作成することも読書へのいざないに役立っていると思います。
さらに、待ちに待った図書室が今日から改装オープンしました。図書室と「ほんのもり」が一つになり、小菅村の桧の間伐材の床板で、木のぬくもりある温かく広い部屋で、ゆっくり読書を楽しめる環境が整いました。狛江市教育委員会をはじめ、狛江市のご支援、図書ボランティアの保護者の皆様のおかげで、すばらしい施設ができ整ったことにこの場を借りて心より感謝申し上げます。
本を読まなかった理由の1番は「時間がなかった」だそうですが、本を読んで考え方や人生観に影響を受けたことがあるかどうかでは、「ある」と答えた人が63%もいることから、本は「大切な人生の宝」となることがあるといえます。そのためには、
(1) まず、読み聞かせ…読書は耳から入り、お話を好きにしましょう。
(2) そして、音読…自分の声で読みます。是非、お家の方が聞いてあげてください。
(3) 4年生までが決めて…3年生で興味がぐんと増し、高学年になると自分で読みたい本が決まってきます。
(4) ブックトーク(本の紹介)のすすめ…本を紹介するときテーマを決め、興味・関心にあわせ主体的に。
(5) そばに本がある…たくさんの楽しい本の中から好きな本を選べること。身近に本を置いておいたり、図書館で本の世界に浸らせたりすることも大事です。
生涯にわたって学習する基礎となる読書。本は知識と夢の宝庫です。
読書を通して表現力や語彙力をつけることができ、情報収集や調べ考
える学ぶ力をつけ、類似体験や追体験で生き方や心情から心を育み、
好きな分野の追究する態度を育てられます。
ぜひ、読書週間を機に本に親子で親しみましょう。


